生まれ変わり、大きな進化を遂げた『イナズマ』――西川貴教主催、滋賀『FEST. INAZUMA』初日、GENERATIONS、MAZZEL、ももいろクローバーZらが饗宴
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写真=『FEST. INAZUMA 2026』実行委員会 提供
『FEST. INAZUMA』2026.9.19.SAT@滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場
滋賀県出身のアーティストであり、滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教が発起人を務める、滋賀県下最大の音楽イベント『FEST. INAZUMA(フェスト イナズマ)』(以下、『イナズマ』)が、2026年9月19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)の3日間、滋賀県草津市にある烏丸半島芝生広場で開催された。イベントには3日間でアーティストやパフォーマーのべ93組が出演、観客は3日間で合計約12万9000人にのぼった。出演者は西川貴教、T.M.Revolution、abingdon boys schoolをはじめ、19日(土)はGENERATIONS、MAZZEL、山内惠介、RAISE A SUILEN、PSYCHIC FEVER、トゲナシトゲアリ、ももいろクローバーZ、ONE N’ ONLY。20日(日)はICEx、Da-iCE、Hearts2Hearts、RIIZE、WANDS、IMP.、STARGLOW、≠ME。21日(月・祝)はChevon、T.M.Revolution、フレデリック、MONGOL800、OWV、川崎鷹也、-真天地開闢集団-ジグザグ、Novelbrightが出演。
滋賀県初秋の風物詩として定着している人気イベント『イナズマ』は地域振興や琵琶湖の水質保全をテーマに掲げ、2009年にスタートした音楽フェス。18回目を迎える今年、『イナズマロック フェス』から『FEST. INAZUMA(フェスト・イナズマ)』として名称を改め、新たな形で生まれ変わった。リニューアル後は、全3ステージのうち、2つあったフリーエリアの1つを有料エリアへ移し、「雷神 STAGE」「風神 STAGE」の2ステージを同サイズで隣り合う形に再構築。例年通り「龍神 STAGE」はフリーエリアとして開放。イベント会場全体で一日中音楽が、エンタテインメントが止まらない饗宴の数々。その初日の模様をお伝えしたい。
初日の19日(土)は快晴! “初秋の風物詩なイベント”と言いつつも、真夏日に戻ったような真っ青な空が広がっていた。会場には早くからたくさんの観客が集まり、フェス飯を楽しむ人、グッズを購入する人、フォトスポットを巡る人など、開演前からフリーエリアを満喫する人で大きな賑わいを見せていた。開幕宣言に登場した滋賀県知事・三日月大造は「3日間のフェスを楽しんで! We Love 滋賀! We Love 琵琶湖!」と滋賀愛を叫ぶ。さらに、イベント当日に誕生日を迎えた西川貴教へ、観客と一緒にバースデーソングを大合唱し、会場を大いに盛り上げた。
滋賀県知事・三日月大造
山内惠介
いよいよ本編。有料エリアの「雷神 STAGE」「風神 STAGE」の2つのステージは隣り合い、交互にステージを展開。トップバッターとして「雷神 STAGE」に登場したのは、『イナズマ』初の演歌歌手・山内惠介だ。テレビ番組の共演を機に、「イナズマ」出演を直談判したという彼。願いが叶ったこの日、「9月19日、特別な日になります!」と、1曲目「恋する街角」から情感豊かな歌声を響かせる。ライブでお馴染みという“けいちゃんコール”で一体感を作り上げると、「この衣装、いいっしょ?」と、これまたライブでお馴染みというダジャレで会場を沸かす。
“演歌界の貴公子”として、今年でデビュー25周年を迎える彼。これまで数々のステージを経験した中でも、野外、そして音楽フェスへの出演機会は数える程度で、この日のステージにいつも以上に気合が入っていると語る。次曲「闇にご用心」は同郷の椎名林檎にオファーし、豪華コラボが実現した楽曲。演歌×ロックの新感覚のサウンドで会場を沸かすと、ラストは西川との縁が繋がったという、最新曲「この世は祭り」。壮大なサウンドに情感を重ね、最後まで“演歌界の貴公子”らしい華やかさと存在感を示した。
ONE N’ ONLY
2023年の「EBiDANソイヤ!イナズマスペシャル」出演に続き、今回はグループとして『イナズマ』初登場。この日のために仕立てた “イナズマ”マークが刻まれた衣装をまとい、「Samba de Night Fever」から、タイトル通りの真夏の空気を引き戻すようなご機嫌なサンバサウンドで観客を盛り上げていく。グループの存在感をひと際大きく打ち出した「Fiesta」では、HAYATO、NAOYAの個性の異なるラップが存在感を放ち、「イナズマ、めっちゃ最高じゃん!」とご機嫌な表情を見せる。
「OPEN」では、それまでのラテンな雰囲気から一転、クールで色香のある楽曲陣で多彩な表情を見せる。緩急をつけたサウンドに、より一層タフで雄々しいパフォーマンスで観客の視線を引き込んでいく。「YOUNG BLOOD」では、TETTA、REI、EIKUの3人が高低×色気を混ぜ込んだ、個性際立つ歌声でグループの存在感をアピール。「『イナズマ』の舞台にグループで立てて嬉しい!」と熱い思いを伝え、12月2日(水)にリリース予定のアルバム『MEGA GOLDEN』から、先行リリースした新曲「Golden Sun」をいち早く披露。「愛してるぜ、イナズマ! 皆さんの盛り上がり、最高です! また帰ってこれるように頑張ります!」と、熱い気持ちを残してステージを後にした。
RAISE A SUILEN
『BanG Dream!』発、声優がキャラを演じながら実際に楽器を演奏する実力派バンドが『イナズマ』初出演。「R·I·O·T」からRaychell(Ba.Vo)のタフなベースライン、倉知玲鳳(Key)の華やかなキーボードの存在感に魅せられ、フロアのあちこちでヘドバンが大発生。「今日は念願の『イナズマ』、めちゃくちゃ楽しみにしてきました。最後まで楽しんでいこうね♪」と、紡木吏佐(DJ)が可憐な声で誘いかけたかと思いきや、続く「UNSTOPPABLE」ではDJセットによじ登り、豪快に観客を煽っていく。緩急をつけたロックサウンドに、伸びやかなRaychellの歌声が気持ちよくはまっていく。
定番の夏曲「灼熱 Bonfire!」、ハイテンションな「WHAT AN EXPLOSION」など、カラフルなタオルが回されるフィールドを前に、メンバーも笑顔に。それでもまだまだ物足りないと、「今日は西川さんの誕生日だぞ! そんなんでいいのかー!」と豪快に煽り、夏芽(Dr)のタイトなビート、小原莉子(Gt)の疾走感あるギターサウンドが観客の熱量をあげる。ラストは「EXPOSE ‘Burn out!!!’」。大きな歓声と拳が突きあがるなか、Raychellの高く伸びる歌声は最後の一瞬までエネルギーに満ちていて、豪快なロックサウンドが「イナズマ」に大きなインパクトを残した。
トゲナシトゲアリ
TVアニメ『ガールズバンドクライ』から誕生した、リアルガールズロックバンド・トゲナシトゲアリ。理名(Vo)のドラマチックな歌声が印象的な「雑踏、僕らの街」や「もう何もいらない未来」と、同作のオープニング主題歌で没入感の高い世界観を演出。「30分に8曲を詰め込んできました!」と、限られた時間のなかでバンドの魅力を存分に伝えたいと、「空白とカタルシス」では恒例の朱李(Ba)のベースソロからメンバーそれぞれの楽器の音がより一層強く主張し、理名もハイなシャウトで存在感をアピール。アニメの世界観を立体的に描きつつ、テクニカルなプレイでリアルとの境目を曖昧にしていく。
「群青ミニアチュール」では、先ほどまでの激しさとは一転し、理名が繊細で切ない歌声を響かせる。朱李、夕莉(Gt)も全力のプレイで観客を夢中に。「声なき魚」では、クールな姿から時折見せる可愛さにも目が奪われる。「今日は最高のライブ、ありがとうございました。物理的にも暑い! 熱いライブになったんじゃないでしょうか」。ライブ後半は「視界の隅 朽ちる音」からさらに熱量は上昇。観客はタオルを振り回し、高くジャンプし、歓声を上げ、リアルライブの醍醐味を満喫した。
MAZZEL
MAZZELは、SKY-HI率いるBMSGの新世代ダンス&ボーカルグループ。『イナズマ』だけでなく、滋賀でのライブ自体が初めてという彼らは「お水、いつもありがとうございます!」と琵琶湖を前にユニークな挨拶を交わす。ステージでは「HERO SUIT」から確固たる存在感を示し、「King Kila Game」では高速ラップとハイスキルなパフォーマンスで観客を圧倒する。KAIRYU、NAOYA、RAN、SEITO、RYUKI、TAKUTO、HAYATO、EIKIの8人のダンスが真骨頂を示す「Get Up And Dance」では美しいフォーメーションにフロアからひと際大きな黄色い歓声が沸き、コール&レスポンスで熱量が一気に上昇。その後も「So Strawberry」など多彩な楽曲で幅広い表現力を示し、タイトルコールだけで会場が沸くほどの高い注目度を見せつけた。
「K&K」では雄々しくタフで、スキルフルなダンス&マイクパフォーマンスで観客を魅了。1曲ごとに異なる表情を見せる8人から誰もが目が離せなくなるなか、ステージはあっという間に最終曲へ。「今日を最高の1日にしましょう!」と、「Parade」で8人8様の伸びやかな歌声を響かせ、全7曲を濃密に届けた。初出演&限られた時間のなかでも、MAZZELの魅力が存分に伝わるステージとなった。
初日の『イナズマ』はメディアミックスアーティストやダンス&ボーカルグループなど、個性あふれる面々ばかりがそろっていたこともあり、会場に集まったオーディエンスも老若男女さまざま。観客に話を聞くと、北は北海道、南は宮崎や鹿児島といった日本各地から訪れているだけでなく、SPICE編集部が声をかけたなかには、南アメリカから『イナズマ』を目がけて来日したという強者までいた。会場はJR守山駅から会場直行のシャトルバスに乗車すればアクセスも便利で、「パークアンドライド」など駐車場システムも充実していることから、滋賀県内や近隣県から訪れる人は自家用車で来場した人も多かった。
また、昨年から始まった、会場直行の専用シャトル“船”で来場したという人の中には、「憧れだった琵琶湖をクルーズしながらの『イナズマ』♪ ちょっと贅沢に、おごと温泉に宿泊して滋賀旅も満喫している」と語る、滋賀の魅力を全力で楽しむ来場者も。ライブを満喫するだけでなく、フリーエリアでの食事や休憩時間には琵琶湖の水景もセットで楽しめるため、他の音楽フェスにはない“+α”な時間を過ごせるのも『イナズマ』の魅力のひとつだ。
『イナズマ』では
PSYCHIC FEVER
PSYCHIC FEVERは、LDH JAPAN/EXILE TRIBEの新世代7人組ダンス&ボーカルグループとして『イナズマ』初出演。「最高の時間にしていきましょう!」と柔らかなR&Bナンバー「If You’re Mine」からスタートし、小波津志、WEESAの繊細なツインボーカルが会場を包み込む。静と動を巧みに使い分けたダンスパフォーマンスも華やかで、あっという間に観客からの熱い視線がステージに注がれていく。「最高の時間をみなさんと作り上げていきたい!」と続く「Uh Oh」では軽快なラップを、「What's Happenin’」ではストリート感あふれる楽曲に、剣、JIMMY、中西椋雅、渡邉廉、半田龍臣の緻密なフォーメーションが映える。
うだるような暑さを和らげるように、「Love Fire」でリラクシンな空気を作り上げていく7人。この日初めて彼らを観る観客が多いことに「チャンスだ! 一緒に遊んで、楽しんでいって!」と声を上げ、JIMMY、中西椋雅が作曲を手がけた「Clip that!」を披露。ハイテンションなナンバーで一気に火をつけると、低音を効かせた「IGNITION」でさらに熱量が上昇! 国内外で活躍する彼ら、今年初となる国内での夏フェス出演に「出たかったフェス、光栄で幸せ!」と喜びを語り、ラストはバイラルヒット「Just Like Dat(feat. JP THE WAVY)」へ。唯一無二の世界観を凝縮した全8曲で、初出演のステージを鮮やかに締めくくった。
GENERATIONS
陽が落ち始め、涼しげな風が会場に吹き込むなか、2023年以来2度目の『イナズマ』出演となるGENERATIONSが登場。生演奏のバンドを引き連れ、ダンスロックナンバー「Two Steps Back」から数原龍友が力強い歌声を響かせる。迫力あるバンドサウンド、緩急をつけた卓越したダンスパフォーマンスの数原が片寄涼太の歌声を後押しし、濃密な世界観を描いていく。次曲「Sing it Loud」では、片寄の柔らかな歌声と突き抜けるメロが観客のテンションを一気に引き上げる。TVアニメ『ワンピース』の主題歌として知られる「Hard Knock Days」では、疾走感のあるロックサウンドにひときわ大きな歓声が上がり、白濱亜嵐、小森隼、佐野玲於、中務裕太のハイスキルなダンスも冴え、観客もジャンプで応える。夏が名残惜しいと言わんばかりに「SUMMER TIME LOVE」「Summer Vacation」と陽気なサマーチューンを投下し、「イナズマ」ファンをこれでもか盛り上げていく。
「スーパーコラボレーションをお届けします!」と、登場したのは西川貴教。代表曲「AGEHA」で圧倒的な声量で存在を見せつけると、ダンスの代わりにマッスルポーズでアピール♪ 西川はGENERATIONSのツアーでサプライズ出演した際に着用した青のセットアップジャージを身にまとい、「倉庫から出してもらったけど……ちょっぴりカビ臭いです!」と笑いを誘う。これまで2曲コラボした経験から、西川は「(2曲で)ツアーいけるな♪ あとは漫談でたっぷり3時間、最高に興奮するわ!」と、中務との“筋肉トーク”も交えつつ、“ファミリー”とのステージを満喫。後半は「ここから駆け抜けていこう!」と、「Y.M.C.A.」で後輩のPSYCHIC FEVERも加わり、多幸感あふれる空間を創出。ラスト「NOW or NEVER」までパーティ感満載のステージで駆け抜けた。
ももいろクローバーZ
“イナズマ”ファミリーでおなじみのももいろクローバーZは、2014年から連続、今回で10回目(配信含む)の出演だ。疾走感のあるロックナンバー「仮想ディストピア」から、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにの4人がパワフルでキュートな歌声を響かせ、モノノフのカラフルサイリウムが揺れる中、タフなバンドサウンドが会場の熱気をさらに押し上げていく。「ワニとシャンプー」「GODSPEED」など、らしさ溢れるパフォーマンスで存分に会場を沸かす。自己紹介では1年に1度、この場所に戻ってこられることを喜びつつ、「このフェスのために作っている演出が毎年ある。すべて本気、ガチでやってます!」と、これから続く展開に意気込みを語る。
どこまでも『イナズマ』へのサービス精神たっぷりの4人は「どこにも披露してない新曲やります!」と、TVアニメ『炎の闘球女 ドッジ弾子』のOP曲「会心の一劇」をライブ初披露。キャッチーなメロ、エネルギッシュなサウンドに会場の熱量はさらに上昇。「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」など、全力全開なパフォーマンスで会場をひとつにしていく。
お待ちかね、毎年恒例の「茶番パート」では高城れにがセクシーなサンバ衣装にチェンジ! 「情熱が足りない! 琵琶湖の畔で情熱があふれだすのは……サンバ!」とサンバダンサーたちと一緒に踊り、「あの人なら……体が夏になった、過激なあの人なら……!」と、トリのステージを控えている西川貴教を呼び込む。西川にカラフルな羽のコステイロを背負わせ、「HOT LIMIT」をサンバVer.でコラボ。あまりの展開に“カラオケ”状態で棒立ちになったり、「(「HOT LIMIT」って)そういうことじゃないのよ!」とツッコんだり、背中の大円筋が大きすぎて羽が背負いきれないハプニングもあったり……。ももクロ的にオールオッケー、“イナズマ”ファミリーと“ナイスサンバ”なステージで楽しませてくれた。
T.M.Revolution
初日のトリを飾ったのはT.M.Revolution。夜の帳が落ちた「雷神STAGE」に閃光が差し、背中に“革命”の文字を背負った鮮やかな黄色い革ジャンをまとって堂々と立つ姿に大歓声が沸く。1曲目「Save The One, Save The All」で力強い歌声を響かせただけで、会場に熱気の波が沸き立つように上がり、特攻の爆発音とともにエネルギーが一気に跳ね上がる。「resonance」では圧巻の声量でステージを席巻し、「どうすか!『イナズマ』!!」の一声に観客は拳を突き上げ応える。スクリーンに映る彼の鋭い眼光、大きく手を広げ観客を迎え入れる姿。ついさっきまでももクロと“サンバ”していたとは思えないほどの圧倒的な迫力に思わず気圧される。「crosswise」では「最高ーー!」と叫び、勢いはさらに加速。手を振り、力強くステージに足を踏みつける、その動きひとつでバンドの熱量さえもアジテートしていく姿に誰もが夢中になって見入っている。
MCでは、「生まれたばかりの第一回目の初日『FEST. INAZUMA』へようこそ!」と挨拶し、17年続いた『イナズマロック フェス』から新たな歴史を刻む「FEST. INAZUMA」への決意を語る。「Naked arms」では特攻の火柱さえも悠々と超える熱量を放っていく。観客も負けじとめいっぱいのシンガロングを重ねていく。吹き上がる火柱は、ここから始まる『FEST. INAZUMA』への決意の狼煙にも見えて、革ジャンを脱ぎ、筋肉隆々とした姿もより一層しなやかに強く美しく見えてくる。「SWORD SUMMIT」「FLAGS」とタフなサウンドを畳みかけ、会場は最高潮へ。
改めて『FEST. INAZUMA』への思い、感謝を語った彼。集まった観客や地域の人にとって、大切なことを思い返せる場にしたい、誰も置いていかないと、改めて宣言。「生まれたての『FEST. INAZUMA』を選んでくれてありがとうございます! 今日来てくれたみなさんに心を込めてこの曲を」と、「Thousands Morning Refrain」を優しく丁寧に、言葉を噛みしめるように歌いあげ、本編は終了。
アンコールでは、「9月? 琵琶湖? 関係ないです! ここ滋賀だけ、夏にしようぜ!」と叫び「HIGH PRESSURE」へ。歌詞を“滋賀を制するものが恋を制する”と変え、この日一番の“夏”を呼び込む。さらに「みんな本当に好きね~♪」と、今夏SNSなどで大きな話題を呼んだ名曲「HOT LIMIT」を“HOT”な心を込めて熱唱。最後は出演者が勢ぞろいし大団円――と思いきや、誕生日の西川を胴上げしバースデーソングで祝福。生まれ変わった『FEST. INAZUMA』の初日は、音楽と笑顔とサプライズが絶えない祝祭そのもの。ここから始まる新しい「イナズマ」の歴史を、誰もが確かに感じていた。
取材・文=黒田奈保子 写真=『FEST. INAZUMA 2026』実行委員会 提供