Kroiとザ・クロマニヨンズがぶち上げた激ヤバ異種格闘技戦『802 Jungle Attack Vol.11』レポート
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『802 Jungle Attack Vol.11』 撮影=ハヤシマコ
『802 Jungle Attack Vol.11』2026.10.27(TUE)大阪・GORILLA HALL OSAKA
撮影=ハヤシマコ
Kroi、ザ・クロマニヨンズが出演したライブイベント『802 Jungle Attack Vol.11』が、10月27日に大阪・GORILLA HALL OSAKAで開催された。
大阪のラジオ局FM802、大阪・住之江区のライブハウス「ゴリホ」ことGORILLA HALL OSAKA、プレイガイドのイープラスが、週替わりのDJでお届けする番組『MUSIC Play-STANDARD』(月〜金曜23:48〜24:00)。同番組と連動し、不定期開催されているオムニバスイベントが『802 Jungle Attack』だ。
FM802 DJ 深町絵里 撮影=ハヤシマコ
11回目となったこの日も、まずは司会のFM802 DJの深町絵里が、「Kroiちゃんの生のファンキーグルーヴと、ザ・クロマニヨンズの直球のロックンロール。ある種、音楽の異種格闘技戦と言えるかもしれませんけど、共に音を楽しむ2組ですから、『ジャンアタ』史上最高に熱い夜になることは間違いないと思います。そして今日はソールドアウト、満員御礼です!」とうれしい報告。はち切れんばかりの熱気をまとい、『802 Jungle Attack Vol.11』がいよいよスタートした。
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
Kroi
撮影=ハヤシマコ
暗闇と静寂を切り裂いたいきなりの新曲「SPIN」から、GORILLA HALL OSAKAを軽々ぶち抜いたのは先攻のKroiだ。ザ・クロマニヨンズとの真っ向勝負のツーマンライブという身震いするような舞台にも、無敵のファンキーグルーヴはたじろぐことはない。益田英知(Dr)の跳ねるビートに躍るオーディエンスの心と体は正直で、千葉大樹(Key)のメロウなシンセがリードした「All in」でも、長谷部悠生(Gt)が奏でる激情のサイケデリックと内田怜央(Vo)の見事な高速ラップで、めくるめくKroiの世界にずぶずぶ引きずり込まれていく。
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
関将典(Ba)の匠のベースラインを基軸に展開していくセッションライクなインストナンバー「papaya」では、内田のエモーショナルなギターソロが炸裂! 続く「Fire Brain」でもあっという間に狂騒の渦を作り上げ、曲間で内田が「ようこそ皆さん、激ヤバいイベントに参上しましたKroiちゃんでございます。GORILLA HALL OSAKAは久々ですので、気合を入れていこうと思います!」と宣言すれば、満員のフロアもたぎらずにはいられない!
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
「最高ですねマジで。めちゃめちゃうれしいです、今日の対バン。月並みですけど、生けるレジェンドだと思っちゃうんですよ。こうやって同じステージに立たせてもらって感慨深いです。同じお客さんに自分たちの音楽を浴びせられるのは光栄なことだと思います」なんて高ぶる気持ちが存分に伝わってくる内田のMCを経由し、「selva」では関と長谷部の両翼を行き来するスリリングなソロリレーでも魅せ、長尺のクールなイントロが導いた「HORN」からの「Balmy Life」という鉄板のアンセム2連発では、昇天不可避のエクスタシーが場内に充満! 千葉のトーキングモジュレーターがその快楽を容赦なく増幅していく。
撮影=ハヤシマコ
「最高の景色でございます。実は(ザ・クロマニヨンズの)リハから見させていただいたんですけど……思いっ切り自分たちの音楽をぶつけて、勉強させていただければなと思ってますので、一緒に今日を楽しんでいきましょう!」と内田が言えば、長谷部も「やっと緊張も解けてきたぞ~だいぶ後半だけど(笑)。誰もいないGORILLA HALL OSAKAで、端っこの方からリハを見させてもらいまして。こんな贅沢なことはなかなかありませんから」とまだまだ興奮冷めやらぬ様子。
クライマックスは、内田がボンゴを叩きハンドマイクで歌い上げたスウィートなソウルバラード「risk」を皮切りに、きらめく閃光の下、緩急自在にトリップさせた「明滅」、「どうもありがとうございました、一瞬でした。体、温まりました? またどこかでお会いしましょう」と告げた内田の渾身のシャウトから突入した、必殺の「Juden」! 5人の高い演奏力が壮絶で幸福なカオスを生み出し、敬愛するザ・クロマニヨンズにしかとバトンを渡した。
撮影=ハヤシマコ
ザ・クロマニヨンズ
撮影=柴田恵理
照明が落とされるや大歓声が巻き起こったGORILLA HALL OSAKAに、後攻のザ・クロマニヨンズがついに登場! 「オーライ、ロックンロール!」の一声で日々の鬱憤もモヤモヤも何もかもぶっ飛ばしてくれる、甲本ヒロト(Vo)のたたずまいに早速シビれる。1曲目の「キャブレターにひとしずく」から分厚いオイコールがバンドと一緒に転がり始める鳥肌モノの幕開けで、ぶん殴られるような重さの小林勝(Ba)と桐田勝治(Dr)のボトム、ヒロトのブルースハープとマーシー=真島昌利(Gt)のひずんだギターがガンガン飛び込んでくる。会場が一体となって音楽を作っていることを身をもって体感する「グルグル」、熱量たんまりの「タリホー」に呼応し、1Fも2Fも見渡す限りの観客が目いっぱい拳を突き上げる光景はもう痛快!
撮影=柴田恵理
「いっぱい来てくれてありがとうな! Kroiもありがとう、楽しかったな。ロックンロール最高! 最後まで楽しんでいってください。いっぺんに2つのバンドが楽しめるなんて得したな(笑)。どんどんいくぜ!」というヒロトの屈託のない言葉にもパワーをもらい、単純明快×衝動一発の<腹へった>を共に叫んだ「空腹と俺」、再び全力で駆け出した「生きる」と、理屈抜きのロックンロールの魔法に掛かりっぱなしだ。
撮影=柴田恵理
撮影=柴田恵理
ヒロトが「ちょっと油断してる内にギターが水色になって、音も心なしか爽やかに。さぁこのサウンドで次の曲をやりましょう」といざなった「グリセリン・クイーン」では、トレードマークのレスポールJr.からストラトキャスターに持ち替えたマーシーがクリーントーンをかき鳴らす。「水色のギターはこの一曲のためだけにここまで来ました、ご苦労さん(笑)」とおどけたヒロトは、ハーモニカで競馬のファンファーレとしておなじみの「First Call」を一節吹いたところで不具合に気付き、「良かった、いらんことして(笑)。始まる前に気が付いて助かった」と、気を取り直して「ごくつぶし」へ。全員野球ならぬ全員ロックンロールとでも言わんばかりにGORILLA HALL OSAKAを巻き込み、カツジの強烈なドラミングでも圧倒。そのままド頭からクラップが沸き立った情熱の「エルビス(仮)」に「紙飛行機」と畳み掛け、ライブは後半戦へ。
撮影=柴田恵理
撮影=柴田恵理
撮影=柴田恵理
「楽しいな、ありがとう! ここからはもうおしゃべりする時間もないから」とおもむろにTシャツを脱いだヒロトに向け、「もっともっと!」と手拍子が上がる客席に、「大阪の人は困るなぁ、今日は乳首までです(笑)。ロックンロールはいろんな楽しみ方がある。Kroiもあんなやり方が、楽しみ方がある。クロマニヨンズはこんなやり方しかないけど。面白いなぁ。ここからは理屈抜きで、打ち上げとかそんな気持ちで、わーっと盛り上がって帰ってください。いい一日にしよう!」と呼び掛け、ズシリと胸に響く「エイトビート」を。その後も、パワフルなツービートの「あいのロックンロール」、ヒロトが右へ左へ時には下へ(!?)と動き回り、<今日は最高>と連呼した「ギリギリガガンガン」と立て続け、天井知らずの大盛況に!
撮影=柴田恵理
さらには、あうんの呼吸でコール&レスポンスが発生した「ナンバーワン野郎!」、最後はヒロトが「ありがとう、ザ・クロマニヨンズでした。また会おうな~!」と約束し放った会心の一撃、「クロマニヨン・ストンプ」! ミラーボール輝くゴリホに規格外の熱狂をもたらし、「ありがとう楽しかった! また絶対やろうな!」とやり切った表情のヒロトに続いて、「Kroiありがとう。またね!」とマーシーが締めくくる。圧倒的なロックンロールの洪水にまみれた、いつまでも余韻がハンパない一夜となった。
撮影=柴田恵理
撮影=柴田恵理
GORILLA HALL OSAKAのエントランスに設置された巨大な「ゴリラパネル」には、歴代の『802 Jungle Attack』で書き込まれたライブの感想やアーティストへのメッセージが多々。こちらは後に『MUSIC Play-STANDARD』内でピックアップされることも!?
撮影=ハヤシマコ
なお、11月2日(月)・3日(火・祝)の同番組では、終演後に行ったKroiへの楽屋突撃インタビューをオンエア(※radiko「タイムフリー」機能で1週間後まで無料聴取可)。また、11月12日(木)に開催される『802 Jungle Attack Vol.13』には、TRACK15、plenty、リーガルリリーの3組が出演する。
取材・文=奥“ボウイ”昌史 撮影=FM802提供(ハヤシマコ、柴田恵理)
放送情報
◎放送日時=毎週月曜日~金曜日 23:48~24:00
◎DJ=週替わり
◎番組 HP=https://funky802.com/site/blog/1123
◎番組 X:@fm802_MPS
ライブ情報
会場:GORILLA HALL OSAKA
出演:TRACK15/plenty/リーガルリリー
MC:加藤真樹子(FM802 DJ)
※小学生以上有料∕未就学児入場不可
※ご入場は整理番号順となります。
※ご入場時に別途ドリンク代600円をいただきます。