odol、3年ぶりCOTTON CLUB公演オフィシャルレポート到着

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11月1日(日) に開催されたodolの3年ぶりとなるCOTTON CLUB公演のオフィシャルレポートが到着した。


11月1日、odolがコットンクラブでのワンマンライブ「odol ONE-MAN LIVE 2026 at COTTON CLUB」を開催した。今年は4月に2年半ぶりのアルバム『slow blink』を発表し、5月に渋谷WWWXで2デイズのワンマンを開催。さらにはRyu Matsuyamaとのコラボレーションによる「odol × Ryu Matsuyama」名義でEP『d r i f t』を発表し、キネマ倶楽部でライブを行うなど、精力的な活動を続けてきたodol。この日はそんな濃厚な1年を締めくくるように、ギターに土器大洋、ドラムに大井一彌、トランペットに真砂陽地を迎えた編成で、特別なライブを披露した。本稿では1st showについてレポートする。

この日の一曲目は『slow blink』でもオープニングを飾っている「ときどき」。『slow blink』の大きな特徴が真砂の参加による管楽器の温かみのある音色であり、「ときどき」と、2曲目に披露され、アウトロで真砂がソロを吹いた「あなたに惹かれて」はその象徴。管楽器の豊かな響きは、コットンクラブの音響にもよく似合っている。「あなたに惹かれて」でギターを置いてピンボーカルになり、身振り手振りを交えながら熱っぽく歌唱をしたミゾベリョウのラフで外向きな雰囲気も、『slow blink』以降をよく表していると言えるだろう。「今日も僕らは忙しい」では後半で一瞬ビートがドラムンベース風になるアレンジを聴かせ、やはり特別なライブであることが伝わってくる。

「三月」と「望み」では土器がアコースティックギターを持って座って演奏をして、より生感のある演奏を披露。odolが前回コットンクラブでライブをしたのは2023年の11月、今から3年前で、同月にリリースされた『DISTANCES』はストリングスが印象的な作品だったこともあり、ヴァイオリンの須原杏が参加していた。この日も原曲では弦が使われている曲が多く演奏されたが、真砂のトランペットに置き換わることによる表情の変化はとても面白い。続く「未来」では土器がエフェクターを駆使してアンビエント的なアプローチを見せ、自身のバンドであるLILI LIMIT~MO MOMA、あるいは数多くのサポート経験で培ってきた技量がodolに還元され、美しい音像を作り出した。

「電話」からは森山公稀と大井の共通のルーツであるYMOを連想させるタイプの曲が続き、「電話」でのスクウェアでありながらも確かなフィジカルを感じさせる大井のビートが実に素晴らしい。一方、「幸せ?」ではシェイクソフィアンのベースによる緻密でありながらも大胆なフレージングがグルーヴをリードして、リズム隊としてのさらなる成熟を感じさせる。シンセの音色が際立つ「伝えて!」もバンドとしての一体感が素晴らしく、アウトロの土器の激しいギターソロに至るまで、「odolの3人とサポートメンバー」という関係性を超えた、6人のアンサンブルが非常に印象的だった。

ミゾベがしっかりと歌を届けた「曇り空」に続いては、ちょうど10年前、2016年にリリースされた『YEARS』から、「17」と「夜を抜ければ」を披露。2本のエレキギターが歪んだ音を鳴らしてオルタナ感を出しつつ、そこに真砂のトランペットが加わる「17」は、バンドの過去と現在を繋げるような感動がある。ミラーボールがキラキラと会場を照らした「夜を抜ければ」では〈それでも僕らの目には 映らないものばかりだ〉と歌われているが、『slow blink』は「猫が目を細めてゆっくりと瞬きをする、親愛や信頼を示すサイン」という意味であるように、今のodolは目の前にいる「あなた」をしっかりと見つめて、音を、歌を、届けようとしている。それはこの日のラストに披露され、〈だから今はその目を細めてただ笑って〉と歌う、『slow blink』の中でもとりわけエモーショナルな「ごめんね」からも強く感じられるものだった。

アンコールではミゾベに代わってシェイクがMCを担当して、来年2月に公開される映画『ハッピーリスト』の主題歌「知りたい」を書き下ろしたこと、その楽曲のリリースに伴い、4月30日に代官山UNITでワンマンライブを開催することを発表。このMCの後に披露された「小さなことをひとつ」はもともとradikoブランドムービーのオリジナルソングとして書き下ろされた曲だったように、odolと映像作品の親和性は以前より高く、「知りたい」がどんな曲調で、映画の中でどのように使われるのか、今からとても楽しみだ。そして、この日最後に披露されたのは「時間と距離と僕らの旅 (Rearrange)」。かき鳴らされるノイズギター、打ち鳴らされるシンバル、さらには、ピアノ、シンセベース、トランペットが渾然一体となり、コットンクラブの会場に大きな渦を巻き起こして、特別なライブは華々しく幕を閉じていった。
 
文=金子厚武 撮影=Daiki Miura

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セットリスト

odol ONE-MAN LIVE 2026 at COTTON CLUB 
2026.11.1 COTTON CLUB

1. ときどき
2. あなたに惹かれて
3. 今日も僕らは忙しい
4. 三月
5. 望み
6. 未来
7. 電話
8. 幸せ?
9. 伝えて!
10. 曇り空
11. 17
12. 夜を抜ければ
13. ごめんね
Encore
[1st show]
14. 小さなことをひとつ
15. 時間と距離と僕らの旅 (Rearrange)

 
[2nd show]
14. 不思議
15. 生活

 

ライブ情報

odol ONE-MAN LIVE 2027
日時:2027年4月30日(金)
会場:東京・代官山UNIT
OPEN 18:15 / START 19:00

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オールスタンディング
⼀般5,800円(税込 / 別途ドリンク代必要)
学割4,800円(税込 / 別途ドリンク代必要)

▼イープラスオフィシャル先行
11月1日(⽇)21:00~11月8日(⽇)23:59まで
https://eplus.jp/odol/

上映情報

映画『ハッピーリスト』
2027年2月5日(金)公開

出演:
阿部寛 永瀬廉
原田泰造 ともさかりえ 足立智充 奥貫薫
六平直政 加藤満 中村久美 我妻三輪子 西美歌
由紀さおり 石橋蓮司
監督:外山文治 脚本:外山文治 YAYTY
音楽:内澤崇仁 主題歌:odol「知りたい」
製作:映画『ハッピーリスト』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース AOI Pro.
製作幹事・配給:アスミック・エース

 
■本予告:https://youtu.be/JTbVZlepnuE?si=NfNKdEuZTL7EVDxc
■公式サイト:https://happylist.asmik-ace.co.jp
■公式X&Instagram:@happylist_movie