ロレンツォ・ギエルミ(オルガン/チェンバロ) with 平崎真弓(バロック・ヴァイオリン)

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クラシック
2016.2.4

イタリアン・バロックからバッハへの旅

 イタリアを代表するオルガンとチェンバロの名手で、指揮者としても活躍するロレンツォ・ギエルミ。古楽アンサンブルの名門、コンチェルト・ケルンのコンサートマスターを務めるバロック・ヴァイオリンの平崎真弓をパートナーに、イタリアン・バロックからバッハの“傑作の森”への旅に聴衆を誘う。

 かつてはイル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーとして先鋭的な古楽サウンドで世間を驚かせたギエルミ。現在はミラノの聖シンプリチアーノ教会オルガニストを務める一方、自ら主宰するアンサンブル活動や後進の指導にも力を注ぐ。今回のステージでは、パスクイーニ「カッコウの歌によるトッカータ」やバッハ編曲によるマルチェッロ「協奏曲ニ短調」をポジティフ・オルガン、バッハ「イタリア協奏曲」をチェンバロの、それぞれソロで披露。さらに、平崎を伴っての、ヴィヴァルディ「ソナタニ短調(RV14)」やコレッリ「ラ・フォリア」、バッハ「ソナタト長調・ホ短調(BWV 1021,1023)」では、絶妙かつ華麗な通奏低音を聴かせる。

文:寺西 肇
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年12月号から)


ロレンツォ・ギエルミ(オルガン/チェンバロ) with 平崎真弓(バロック・ヴァイオリン)
2016.2/9(火)19:00
王子ホール
問合せ:王子ホールセンター03-3567-9990
http://www.ojihall.jp
WEBぶらあぼ
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