上演権調整つかず「三文オペラ」ツアー公演も中止を発表
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「三文オペラ」宣伝写真より(SPICE編集部責任による画像掲載)
著作権管理会社と調整つかず公演当日に急遽中止、ツアー公演も中止を発表 宮崎県立芸術劇場『三文オペラ』
宮崎県立芸術劇場によるプロデュース公演「演劇・時空の旅」シリーズ#8『三文オペラ』(作/ベルトルト・ブレヒト、演出/永山智行)は、原作の著作権管理会社(ドイツ)との調整がつかず、宮崎公演(2/5~2/7@メディキット県民文化センター)初日当日に急遽中止の事態となった。また、いわき公演(2/13~14@いわき芸術文化交流館 アリオス)、神奈川公演(3/5~6@KAAT 神奈川芸術劇場)の中止も8日に発表され、いずれも
関連リンク⇒ 「演劇・時空の旅」#8『三文オペラ』いわき公演 ・神奈川公演中止について
宮崎公演の中止発表は、公演初日の開演直前、ほぼ満席の劇場内で行われた。館長(兼理事長)の佐藤寿美氏とディレクターの永山智行氏(演出家)から経緯説明と謝罪の後、キャストたちが登場し、演奏者と共に1時間ほどの即興パフォーマンスを行なったという。
今回、この公演の上演権等を巡る問題が発生し、権利関係者と調整がつかずに、上演することが不可能となりました。本公演を楽しみにお待ちいただいておりました多くのお客様、関係団体等の皆様方には、多大なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。皆様方のご期待に添えませんでしたことに、スタッフ一同心より深くお詫びを申し上げます。
「演劇・時空の旅」シリーズは2008年度より開始。九州各地を拠点に活動する一線級の俳優を集め、宮崎県立芸術劇場にて約1ヶ月かけて演劇作品を創りあげる。今回はシリーズ初の本州ツアーとして、いわきアリオス・KAATでの公演も組まれ、各地で民衆役を募集した「歌うエキストラ」や、プレビューイベント・稽古場公開なども行われるなど、同シリーズの最後(※)を飾る公演となる予定だった。
※構成・演出を務める劇場ディレクターの永山智行氏がこの3月末で退任することもあり、今回で一区切りとなる予定だった。
【こちらもチェック!】
◇ 「演劇・時空の旅」#8 『三文オペラ』公演ページ|宮崎県立芸術劇場
◇ 演劇ディレクターの退任及び就任について(15.10.09)|宮崎県立芸術劇場
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