ポール・マッカートニーがクラブへの入場を断られ「どれだけ有名になれば入れるんだ?」
ポール・マッカートニー『タッグ・オブ・ウォー』
2月16日(現地時間15日)にアメリカ・ロサンゼルスで開催された「グラミー賞授賞式」。その豪華さと参加者の多さゆえにセレモニー以外での出来事も毎回注目されているが、今年最大の番外編ニュースはポール・マッカートニーに降りかかった信じがたい出来事だ。
授賞式の後、ポール・マッカートニー、ベック、Foo Fightersのドラマーのテイラー・ホーキンスの3名は、ハリウッドにあるクラブAへ向かった。そこではタイガのパーティが催されていたのだが、あろうことか21回もグラミー賞に輝いたことのあるポール・マッカートニーが、今年のグラミーではアフターパーティへの入場を拒否されたのだ。
26歳のラッパーのパーティ会場入り口で足止めされた元ビートルズのメンバーである“Sir”は「どれだけ有名になれば入れるんだ?」と発言。続けて「俺たちはヒット曲がもっと必要のようだぞ。君、それをやるんだ!」とベックに無茶振りする始末。それでも入れてもらえなかった。
(注:Sir=英国での勲位の称号。ポール・マッカートニーはナイト(Knight))
諦めきれないポールは再度入り口の扉を叩いたが、その有名クラブの用心棒たちは、目の前にいる3人がどれほど有名なミュージシャンか全く知らなかったという。
また、「入れてくれよ!」と叫ぶ一行をよそに、ベックは「来年ですよ、来年」とポールに話しかけ、早々に去り始めるという落ち着きっぷりも話題になっている。
この一連の様子をカメラに収めていた地元メディア・TMZがその映像と共に詳細を報じている。
そして17日、「Sirを拒否ったラッパー」とされたタイガは身の潔白を証明するかのようにツイートした。原文はこちら。
「Why would I deny Paul McCartney stop it. He's a legend. 」
(どうして俺がポール・マッカートニーを拒否るんだ? 彼はレジェンドだ)
「I don't control the door. I had no knowledge SIR PAUL was there. I just performed and left.」
(俺はドアまで管理してない。あそこにSirポール・マッカートニーがいたなんてまったく知らなかった。俺はパフォーマンスだけして帰っただけだ)
飛んだトバッチリとはまさにこのこと。ちなみにSirを含む3人組は、次のクラブでは入場でき、楽しむことができたようだ。
文=早乙女‘ドラミ’ゆうこ
■出典(TMZ.COM)
http://www.tmz.com/2016/02/16/paul-mccartney-denied-beck-taylor-hawkins-video/
■出典(Twitter/Tyga)
https://twitter.com/Tyga?ref_src=twsrc%5Etfw
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