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【独占インタビュー】広島カープ・一岡竜司投手が今シーズンへの意気込みを語る!カープ女子必見、読者プレゼントも!

2016.2.26
インタビュー
イベント/レジャー

広島カープ・一岡竜司投手の直筆サイン色紙を合計5名様にプレゼント

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2011年巨人にドラフト3位指名されプロ入りした一岡投手。人的補償でカープへ移籍し早くも3年目を迎えた。ライバルは自分。己を知り原点に立ち返ったことで真の強さを手にした右腕が、内に秘めた闘志に加え古巣巨人への想いも赤裸々に語ってくれた。

インタビュー風景

――2軍スタートとなった今シーズンのキャンプ、ここまでを振り返っていかがですか?

もちろん2軍スタートは悔しかったですけど、与えられた位置でやるよりも下から行く方が自分の野球の芸歴に合っているので。最近はノックにしてもピッチャーだったら普通飛びつかないところを飛びついてみたり、ユニフォームも野手みたいに汚れたり、毎日がむしゃらにやれていて、改めて野球が好きだなと感じています。

――ポジティブに気持ちを切り替えられたようですね!

去年まではだいぶマイナス思考で全部否定的に捉えていて。そんな中、秋に脇腹を痛めて練習ができなかった時にメンタルトレーニングに費やす時間が増えて、否定的な考えを肯定的な考えにと取り組むようになりました。

一岡竜司投手

――キャンプで挑戦していることはありますか?

フォームをだいぶいじって、自分の中では結構変わりました。これまでは、投げた後ジャンプする位力任せに投げていました。今はピッチングしていても全くそれがなくて、足を上げた時にしっかり1本足で立ち、淡々と投げることを意識しています。あとは、去年は肩をかばうようなフォームでしたが、今年は肩の不安というのが全くないので体とうまく付き合いながらやっていけそうだなという手応えはあります。

――カープに来て3年目の今シーズン、これまでの経験が活かされそうですね。

1年目はあまり覚えていない程必死にやれていました。2年目は周りの期待にも自分にも負けてしまいました。失敗した時に、投げやりと言ったらおかしいですけれど、どうすればいいか分からなくて反省せずに逃げてしまった時期もあります。そうした経験を今年に繋げられたらいいなと思います。自分に勝てばバッターが打ち損じる球を多く投げられると思うので、自分に勝つということだけです!

――専門学校出身、人的補償、怪我などを経験した一岡投手。人一倍苦労人にも思えますがそういう様子を見せないですよね。

壁を壁と感じたことがないので、そういう鈍臭さがいいのかもしれないです(笑)。決して諦めていないですけれど、壁にぶち当たった時に「みんなこれくらいある」という風にしか思っていないです。

一岡竜司投手

――去年は緑色だったグローブ。今年のグローブにはどんな想いが込められていますか?

今年は青なんですけれど。巨人に2年間いた時・・・プロに初めて入った時も青なので、初心に返る感じです。そんなに深い意味はないんですけど(笑)。

――やはり巨人には特別な想いがあるんですね。

巨人に指名してもらわないと今カープにもいなかった。どっちが良い悪いとかではなく巨人にも感謝しています。移籍した年は巨人戦の度に、「あ、村田さんだ」とか「亀井さんだ」とか思って投げていたんですけど、去年気づいた時にはそういうのはなくなっていました。ただ、巨人の同級生の選手と対戦する時は負けたくないという気持ちになります

走り込みをする一岡竜司投手

――今でも交流のある巨人の選手はいますか?

去年悩んだ時に(同期の)今村信貴にLINEしました。「精神的に自分を信用できなくなったけど、何か良い方法ない?」と。今村から紹介された本を読んで、少しは良くなったかなと思っています。

――チーム内での負けたくないライバルはいますか?

野球をやっていてライバルを感じたことはないです。単純に自分です。去年、カピパラ3兄弟(大瀬良大地、今村猛)で初めて部屋飲みをした時も、1番年上ですけど多分嬉しかったんでしょうね、一人で酔っぱらってしまいました(苦笑)みんな頑張らないといけないし、「頑張ろう」と3人で話しました。

一岡竜司投手

――理想のピッチャー像はありますか?

マウンドでの振る舞いは、ヤクルトの館山さんです。ガッツポーズも悔しさも中々見せなくて淡々としていてかっこいいなと。今年は悪い時でも表情に出さないような、そういう振る舞いを自分も大事にしていきたいです。

――今シーズンの目標を教えて下さい!

一昨年が31試合、去年が38試合だったので、45!45試合投げられたら、それなりに少しは貢献していると思うので、45試合投げたいです

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

一岡ってコールされた時に「え~」より、パチパチって(拍手を)してもらえるように頑張ります(笑)。あとは、自分が活躍して優勝したいです。巨人の時も優勝させてもらったという感じなので、自分が1軍でしっかり試合に出て貢献して優勝したいです。そのためにも1つ枠を自分で掴み取れるように頑張ります!

一岡竜司投手、インタビュアー 山田幸美さん、カメラマン 久保純

インタビュー・文=山田幸美
広島ホームテレビで5年間スポーツ番組を担当。
2015年はフジテレビONEプロ野球ニュースのMCも務める。
http://ameblo.jp/yukimi-yamada/

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