「初演から4年、化学反応を見せていければ」石丸幹二主演「ジキル&ハイド」開幕
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「ジキル&ハイド」石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈
ミュージカル「ジキル&ハイド」が、3月5日(土)東京国際フォーラムにて初日を迎える。これに先駆けて、ジキルとハイドという二つの人格を持つ主人公を演じる石丸幹二、ルーシー役の濱田めぐみ、エマ役の笹本玲奈が囲み取材に登場した。
本作は、2012年に初演されて以来、4年ぶりの再演となる。石丸は「4年、あっという間に経ったなあと思っています。今回、稽古をしながら新しいことにチャレンジしたり、メンバーは初演と変わらないですが、それぞれの4年間の変化による化学反応を新たに見せていければと思っています」と意気込んだ。
石丸幹二
また、濱田も石丸の言葉を受けて「各々が様々な舞台を踏んで成長してきたと思います。その成長の中で今回の舞台がどのような変化をみせるか。また、お客様も4年間でそれぞれの生活をなさって劇場に戻ってきてくださったときにどういう気持ちでこのスリリングで情熱的なこの舞台を受け止めてくれるのか、わくわくしています」と語った。
濱田めぐみ
笹本は「私はこの4年間で20代から30代になって、自分が歩んできた4年間、経験してきたことがこの舞台に反映されていると思いますし、再演なんですが新作を作っているようなすごく新鮮な気持ちで今回取り組むことができています」と振り返った。
笹本玲奈
「ジキルそしてハイドとして、キャラクターの出し方を前回とは少し変えてみたい」と語る石丸。「お客様が、自分の中にハイドがいるかも…と思いながら観れるような、そんな役作りをしました。ハイドになってキャストの皆さんを痛めつけるときは、喜びの中でやっています」と嬉しそうに語ると、ハイドに痛めつけられるルーシーとして、濱田は「結構な塩梅でやられてます。今回のハイドはかなりイッちゃってますね」と笑っていた。
ドラマ「半沢直樹」で強烈なキャラクター・浅野支店長を演じ、話題となった石丸は、「TVドラマでいわゆる敵役をリアルに演じました。それによって学んだことは、このハイドの役に活かせていると思います。結構楽しいですね。経験してよかったです」と満足げ。
石丸と濱田はともに劇団四季出身の先輩後輩という間柄。四季時代の印象を問われると、濱田からみた石丸は「どこにいてもスターでした。石丸さんが劇団に来ているとみんな石丸さんに話しかけたくなる。みんなが寄ってくるんです。優しかったですしね」
一方、石丸から見た濱田は「バリバリ歌ってガンガン踊ってスター街道まっしぐらでしたね。登りつめてそのままパーッと飛び立ってしまって…卒業してしまったんですが(笑)こういった形でまた一緒に仕事ができることは嬉しいことです。お互い、ある意味手の内がわかっているので、またそれも楽しみです」と久しぶりの競演に顔をほころばせていた。
(左から)笹本玲奈、石丸幹二、濱田めぐみ
■日時・会場:
2016年3月5日(土)~20日(日) 東京国際フォーラム ホールC
2016年3月25日(金)~27日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
2016年4月9日(土)~10日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
■原作:R・L・スティーブンソン
■音楽:フランク・ワイルドホーン
■脚本・詞:レスリー・ブリカッス
■演出:山田和也
■出演:
石丸幹二、濱田めぐみ/笹本玲奈
石川禅、畠中洋、花王おさむ、今井清隆、宮川 浩、林アキラ、阿部裕、松之木天辺、塩田朋子ほか