21gの魂を揺さぶる演劇を魅せる注目の劇団・21g座へインタビュー

インタビュー
2016.3.9
21g座『在りし日の街~謳歌せよ我が世~」

21g座『在りし日の街~謳歌せよ我が世~」

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主宰の岡戸優太を中心に、慶應義塾大学 の演劇公認団体、「創像工房 in front of.」のメンバーで結成した演劇ユニット。21世紀の21歳(当時)による21gの魂(諸説あり)を揺さぶる演劇作りを目指す『21g座』に今回の公演について伺った。
 

--21g座さん結成までの経緯を教えてください。

作家が一人に定まった団体として、大学の外側で演劇を作り発表していきたい。そのような気持ちから、21g座はスタートしています。

僕が元々所属する「創像工房 in front of.」という演劇サークルは、複数の脚本演出家が所属しているため、そこで数本の演劇や自主映画を作った僕も、その中のひとりとして認知されていたと思います。それらの作品はキャンパス内のアトリエで発表していたのですが4年生になる頃には、作品を外に持ち出しもっと幅広い観客の前で発表したい、客観的な講評をもらってみたいという思いを持つようになっていました。また同時に、自分が一人の作家として定まった環境でキャリアを積んでみたいという欲も、その頃烏滸がましくも持つようになっていました。

ありがたいことに、サークルのメンバーを中心に、同じく外で演劇をやることに興味を持っていて、さらに僕のやりたいことに賛同してくれる仲間が集まってくれて、21g座は2015年夏に結成されました。

今回の出演者たち

今回の出演者たち

 

--21g座さんの作品の特徴や雰囲気、作風を教えてください。

重厚な物語、若い役者の熱量、派手な演出。この3つは常に共通しています。

その中でも「物語」にはすごくこだわりがあるのですが…長くなるので公式WEB(http://theater21g.main.jp/)にある21g座通信vol.2をご参照ください(笑)

脚本・演出の両方を務めながらも、僕はまず脚本ありきで作品を考えます。僕の頭の中で考えていること、伝えたいことを、まずは脚本にのせたいという思いが強いんです。そして僕が目指す物語には「根源的なテーマ」と「入り組んだシナリオ」そして「文語まじりの台詞」がつきもの。このあたりには好きな作家つかこうへいの影響もありますね。

これだけ聞くと説教くさい芝居を想像するかもしれませんが、こんな一見堅苦しい脚本を、役者の熱のある演技と派手で遊び心ある演出によってあくまで「作品」としてお客さんに楽しんでもらえるものにする。これを毎回目指して試行錯誤しています。これが21g座の作風です。

演劇インターカレッジ2015で審査員特別賞を受賞した際

演劇インターカレッジ2015で審査員特別賞を受賞した際

 

--次回公演『在りし日の街 ~謳歌せよ我が世~』について、作品のあらすじを教えてください。

「無邪気な日々と故郷は過去に深く抱かれて、時計は今日の街に鳴る」

今回の作品のテーマは「故郷」です。人間にとって故郷とは何なのか。人間はその故郷とどう付き合いながら今日この日を生きるべきなのか。今回も、僕の中にある論を脚本にのせています。

舞台は某県某所のとある街。東京で大人に成った主人公サナエが、都会暮らしで傷ついた心を癒すため生れ育った街に帰ってきます。故郷に期待していた彼女でしたが、街は思い描いた通りの姿を見せてくれません。それはなぜなのか。そして街の秘密とは何なのか。個性あふれるキャラクターたちが展開する、一筋縄ではいかない物語です。久しぶりの長編ということもあり、気合の入ったシナリオとなっております。

 

--次回公演『在りし日の街 ~謳歌せよ我が世~』の見どころを教えてください。

まず、観ているその瞬間瞬間は、ハイカロリーな演出や台詞まわしを浴びるように楽しんでください。その中できっと、一年以上の構想を経て練りに練った脚本の威力を感じていただけるでしょう。そして、伝わってきた何かをずっしりと受け止めてください。

そして、あくまで演劇は幕が上がれば作者ではなく役者のもの。ぜひ11人のキャストの演技にも大いに注目していただきたいと思います。ちなみに、僕自身も出演しますので、その点もささやかな見所としていただければと思います。

 

--21g座さんの今後の展望・野望があれば教えてください。

これからもテーマやシナリオから演劇を作っていきます。が、演劇は、生の人間を使い、ライブでやらなければなりません。ある種自由であり、ある種制限も大きい表現媒体と言えます。なので、この手法でいかにお客さんにとって面白い演劇を作ることができているか、その客観的な視線には常にさらされていたい。その中で自分の技量を磨き、評価を得ることを目指していきたいです。

学生劇団として旗揚された21g座。僕が学生である来年度までは、これまでのように機会を頂き、「視線」を意識しながらの作品づくりを続けられたらと思っています。

主宰・岡戸優太

主宰・岡戸優太


--21g座さんに関心を持たれた方に、メッセージをお願いいたします!

僕の脚本は、物量がすごいですしセリフ回しも日常的な言葉遣いとは違い、きっと演じるのはムツカシイ。今回もそうです。しかし今稽古をしていて、役者たちの演技の熱さ、勢い、技量によって、だんだんそれが立ち上がっていき、登場人物たちのコミュニケーションとして馴染んでいく様を見て、僕自身もわくわくしています。21g座は1作見ていただければ、その作風が明瞭にわかる団体です。濃い味の作品を作ってお待ちしております。ぜひ、劇場までご来場ください。

 

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公演情報
『在りし日の街 ~謳歌せよ我が世~』

 日時:2016/03/17(木) ~ 2016/03/20(日)
     3月17日 19:00
       18日 14:00☆/19:00
       19日 14:00/19:00
       20日 13:00/17:00

  ※受付開始、開場は開演の30分前となります。
  ※☆の回は平日マチネ割で300円引きとなります。


 会場:明石スタジオ
     JR中央・総武線高円寺駅から徒歩5分

 出演者:赤羽礼奈、岩崎裕介
      岡戸優太、武田紗保
      遠田恵理香、豊田奈々
      長澤祥、中野太二
      廣森亮太、松井悠、松岡大貴

 演出・脚本:岡戸優太

 

 

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