札幌では初の路面店「北菓楼 札幌本館」がオープン

2016.3.19
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北海道砂川市に本店を構える菓子店「北菓楼」の札幌では初となる路面店「北菓楼 札幌本館」が、3月18日(金)、旧文書館別館跡地(札幌市中央区北1西5)にオープンした。

1926(大正15)年に「北海道庁立図書館」として建てられ、その後「北海道立美術館」(後に道立三岸好太郎美術館)、「道立文書館別館」として北海道の文化と歴史を集積する歴史的建造物の跡地に誕生した「北菓楼 札幌本館」。これまでの歴史を受け継ぎながら、北菓楼のお菓子を通じて笑顔が集う交流の場“サロン(=社交場)”をテーマに、新たな歴史を刻んでいく。

■ 歴史を継承しながらも新しさを追及

店舗は延べ床面積1351平方メートル、総工費は約14億円。基本デザインは世界的建築家の安藤忠雄氏が手掛け、歴史的価値の高い南側、西側の外壁を保存しながらも、新旧の素材とデザインが融合した、インテリジェントモダンな空間を実現させた。

オープンに先駆けて行われた「竣工セレモニー」で安藤氏は、「歴史ある建物は精神的に豊かになれる。北海道に誇りあるものを造ろうと思った」と話し、「建築というのは、クライアントがいて、我々建築家、大工さんに左官屋さんみんなで作るもの。みんなで作って、北海道の次の時代の1つの観光名所になればいいと思いました」と思いを語った。

同館は、1階がショップとなっており、バウムクーヘン「妖精の森」や「北海道開拓おかき」などの人気商品を含む、北菓楼のほぼすべてのお菓子を取り揃えるほか、札幌本館限定商品も用意。また、三岸好太郎美術館としても使用していた経緯もあることから、三岸氏の作品が常設される「ミギシ・サテライト」を設置する。

また、2階はカフェスペースとなっており、オムライスやキッシュなどの軽食が味わえる。そこでひと際目を引くのは、東西の両壁一面を覆う、天井まで届く大きな本棚。これは、かつてここが図書館であったことを継承しデザインされたものである。

■ 札幌本館のみで購入できる3種のスイーツ

多彩な商品のラインナップの中でも、注目は、札幌本館のみで購入できる3種の新商品。まず、1つ目「北海道廳立圖書館[チョコサンドクッキー]」(1箱1080円)は、北海道初の本格的な図書館として開館した建物をテーマにしたお菓子で、本をモチーフにしたパッケージがユニーク。濃厚なキャラメルソースが入った薄型チョコレートと香ばしいキャラメル風味のラング・ド・シャクッキーが個別に包装されていて、別々に味わっても、サンドして楽しむ事もできるというのも斬新だ。

2つ目の「クラシックショコラ 夢がさね」(1箱972円)は、しっとりとした食感と濃厚な味わいが楽しめる大人のチョコレートケーキ。コクとマイルドさを併せ持つビター味のベルギーチョコレートがケーキ全体を包み、サンドしたアプリコットジャムが味わいのアクセントとなっている。

3つ目の「クロワッサンシュー夢句路輪賛」(1個180円・時間限定、数量限定)は、北海道産の小麦粉を使い、サクッとした食感に焼き上げたクロワッサン生地のシュークリーム。表面がキャラメリゼされ、クロワッサンとクイニーアマンを合わせたような仕上がりの皮の中には、濃厚ながらもキレのある特製カスタードがたっぷり詰まっている。

歴史が作り上げた趣とモダンなデザインが融合した空間で、上質な北海道産の食材を使ったおいしいお菓子を楽しむ。そんな贅沢なひとときを過ごせる「北菓楼 札幌本店」では、今後、様々なイベントやコンサートも予定。札幌中心部に登場した“サロン”から、食、芸術、産業など、様々な文化を発信し育てていく。【北海道ウォーカー】