May J. 負けず嫌いで努力を惜しまない、泥くささすら感じさせる生身の姿
-
ポスト -
シェア - 送る
May J.
今年デビュー10周年のアニバーサリーイヤーに突入したMay J.。発売されたばかりのカバーアルバム『Sweet Song Covers』の制作エピソードとともに、ライヴを軸にMay J.の10年を振り返ってもらった。そこから見えてきたものは、見た目のイメージからはかけ離れた、負けず嫌いで、努力を惜しまない粘り強さと熱い情熱を持った、泥くささすら感じさせる生身のMay J.の姿だった。
原曲のファンの方々が原曲に求めていることを自分も理解しないと、
いいカバー作品はできないんじゃないかな。
――現在「May J.から10大発表!」と題して次々とアニバーサリーイヤーのスペシャルな企画が明らかになっていくなか、3月16日には最新カバーアルバム『Sweet Song Covers』が発売されました。今作もまた歌に真摯に向かうMay J.さんの姿勢そのものに圧倒されました。原曲に対するリスペクトの気持ち、それを踏まえた上でMayさんらしさを表現していく作業がどの曲も抜かりなく行なわれていて、全曲が原曲であり全曲がMay J.の曲という、その両方が成立する仕上がりになっていました。
嬉しいです。ありがとうございます(笑顔)。
――カバーをするとき、May J.さんが心がけていることとは?
原曲をすごく聴き込むんです。原曲のいいところを残したいんですよね。原曲のファンの方々が原曲に求めていることを自分も理解しないと、いいカバー作品はできないんじゃないかなと思っているので、とにかく聴き込むんです。そして、自分もこの曲のこういうところが素敵だなというのを見つけて、そこを重視しながら自分のスタイルを入れ込んでいくという作業をしてますね。そして、歌詞も1行ずつ“この部分はこういう情景が浮かんでくる”というのを自分なりに想像して、自分のストーリーにしてから歌うようにしています。より、その曲を自分の曲のように歌うために。今作は80年代の曲なので、その頃ならではの遠距離恋愛(「木綿のハンカチーフ」)を想像したり、周りのスタッフさんの40代、50代の方に聞いたり。
――当時のことを?
そうです(笑)。これらの曲が当時、街中でどんな風に流れていて、どんな存在で、どんな風に流行っていたのか、どんなものの主題歌だったのかだとか。そういうバックグラウンドを聞いたりしました。
――スゴイ…。そんなに細部に至るまできっちりリサーチを重ねた上で楽曲に真摯に取り組むMay J.さんが、今作では楽器隊と一発録りをやったというのも衝撃でした。
楽しいんですよ、同時録音(微笑)。
――同時録音の魅力はなんですか?
その場でしか生まれないグルーヴ感というのがあって。そのなかに自分が入ることで、私がバンドのみなさんから受けたパッションを自分なりに受け止め、それに返そうと歌に魂がこもるんですよ。そして、その歌がさらにバンドのみなさんのテンションを上げていったりして。そのキャッチボールって、本当にライヴなんですね。それがレコーディングでできるという楽しさを知ってしまって。できれば同時録音で全部録りたいと思いました。
――May J.さんは歌のディテールを細部まできちっと作り込んだ上で、それを正確に形に残していくのが好きなのかなと思っていたので、同時録音が好きというのは予想外でした。
いまは歌を後から切り貼りしてつないで作ることができるんですが、そういうことをしないで、そのときにしか生まれない歌を大事にしたかったんです。歌って、切っちゃうと気持ちが途切れるんじゃないかと私は思っていて。でも同時録音は“よし、行くぞ”というところから始まる。そういう雰囲気に包まれたスタジオに入って、歌が始まって、“間違えられないぞ”っていう気持ちだったり、“一発でいくぞ”という気合い。そういう危機迫った感じが歌にみなぎるんじゃないかと思うんですね。それが逆に、同時録音ならではの聴き応えになるんじゃないかなと思ったんです。
――May J.さんの中にもそんな熱い“男前”な部分があるんですね。
レコーディングのときはすごく集中するので、別人になりますね(笑)。スイッチが入って。
――ハープ奏者との同録から生まれた「春よ、来い」は、そんなMay J.さんスイッチのカウンターがフルまで振り切られていて、2人のピリピリしたバイブスまで伝わってきましたよ。
本当ですか!? 伝わりました? あのときは本当に緊張しました。ハープの音色がすごく綺麗で繊細なので、私が1秒でもずれると全部が崩れてしまうというプレッシャーがあったので、全部の神経を使ってハープのタイミングに耳を澄ましながら歌いましたね。
――アコースティックギタリストの押尾コータローさんとは「初恋」をコラボされていて。
この歌は学生の頃の初々しい、ちょっと恥ずかしいような初恋の歌じゃないですか? それを押尾さんのあのテクニック満載の……。
――タッピングハーモニクスやネイルアタックとか、超絶奏法満載でしたもんね。
あれは見ていてもすごいなと思いましたし、聴いてると私も歌うことを忘れてしまいそうでした(微笑)。初恋の初々しさと押尾さんの大人な色気さえ感じるテクニカルな演奏。そのギャップが面白かったですね。
――これら2曲に対して、「異邦人」はビッグバンドと共演されていましたね。
大御所ばかりのバンドメンバーが17人もいらっしゃったので、スタジオのなかがものすごくピリピリしてたんですよ。だから、自分は場違いなんじゃないか、どうしようってすっごいプレッシャーを感じて、スタジオに入るのが怖かったです、正直(笑)。なんですけど、逆にそういうプレッシャーが力になりました。“よし、やるぞ!”っていう(微笑)。
――逆境になればなるほどスイッチが。
振り切りますね。負けたくないんで、そういう状況に。自分に与えられた最高の環境じゃないですか? いまここでこそ自分が培ってきたすべてのものを発揮するんだって。自分が試されている、そういう瞬間でした。
ライヴが好きだからこそ悔しくて泣くし。悔しいからまた頑張れる。
――では、ここからはMay J.さんの10年をライヴというキーワードで振り返っていきたいと思います。May J.さんはデビューしてブレイクまで、下積みがあった訳ですけど。デビューしてからのライヴというと?
今考えると当たり前のことなのですが、誰も自分のことを知らないところのライヴに行って歌ってました。最初は、もうCDデビューしたんだから、みんな自分の曲を聴いてくれていると当たり前のように想像してたんです。だから、自分がステージに出た瞬間にすごい声援に包まれてみんなが一緒に歌ってくれて盛り上がる、みたいなあったかい場所があると間違えたイメージをしてたんです。全然違いました。誰も反応してくれなかったですね(苦笑)。
――そんなお客さんたちの反応が変わったのは?
「GARDEN feat.DJ KAORI.Diggy-MO’,クレンチ&ブリスタ」(2009年5月発売アルバム『FAMILY』収録)で変わっていきました。この曲をライヴで歌ったときに、お客さんの反響が違ったんです。初めて歌ったのはクラブだったんですけど“すごい、みんなが歌ってる!”って。そのときに初めてライヴの手応え、お客さんとの一体感というものを感じました。
――その頃はクラブで歌うことが多かったんですか?
日によってですね。小さなクラブのときもあれば大きなスタジアムや野外のフェスに出たり、イベントによって全然大きさが違いました。全国各地を廻って、いろんなところで経験を積んでいく機会を頂いた時期でした。それまでにも誰も自分のことを知らないステージに立つ訓練はかなりしてきましたから。昔からライヴといえば、アウェイのステージばかりでしたからね。例えばショッピングモールで歌うときは、みなさん歌を聴くことを目的にモールに来てる訳じゃないですから。その人たちの足を止めるためにはどうしたらいいのか。例えばロングトーンを普段より長めに聴かせるとか、見せ場を作ることでそういうみなさんも聴いてくれるんだな、とか。
――ほぉー。
場所場所で来てる人は全然違う、そこで自分はなにを伝えられるんだろう? というのを、毎回ライヴごとに考えながら臨機応変にやっていく。
――そうしてMay J.さんなりのアウェイで戦う戦術を磨き上げていった訳ですね。
そうですね。年間108本とかライヴをやってましたから。1日に3本やっていたときもありましたね(微笑)。
――そのあと、カラオケで対決するTV番組で注目を集め、2013年に出したカバーアルバム『Summer Ballad Covers』でMay J.さんの知名度がさらに全国へ広がると、ライヴでのお客さんの反応もさらに変わりました?
変わりましたね。モールで歌うときも、たくさんの方が待っててくれるようになって。
――気づいたらアウェイじゃなくなっていた。
そうですね。すごく嬉しかったです。
――そうして、そこにあの「Let it Go~ありのままで~」の大ヒットがやってくると?
子供たちが増えました。家族連れ、親子三代で観に来て下さる方々がすっごく増えたので、ファミリー感が出てきました。
――それに伴ってライヴも変わりました?
はい。私のしゃべり方が変わったりしました。子供たちに“(高いキュートな声色で)みんな元気?”と優しく話しかけて“みんなも一緒に歌おうね”と歌のお姉さんじゃないですけど(微笑)、みんなを優しくリードするようになりました。
――そうして迎えたのが、2015年に行なった日本武道館単独ライヴ。この10年をライヴで振り返っても、武道館は特別だったのでは?
ずっと目標としていた場所だったので、それを叶えられたのは嬉しかったですね。
――では、ここに至るまでに一番辛かったライヴは覚えていらっしゃいますか?
辛かったライヴはた~くさんあり過ぎて(笑)。お客さんを盛り上げることができなかったデビュー当時なんかは、ライヴが終わった後に“今日は本当に良くなかった”と痛感して。そういうときは人に合わせる顔がなくて、とりあえずトイレに駆け込んで泣いてました。悔しくて悔しくて。ライヴが好きだからこそ悔しくて泣くし。悔しいからまた頑張れるんですよね。
――May J.さんがライヴが好きな理由は?
自分の力を一番試せる場所であり、CDでは聴けない歌を楽しんでもらえる場所だからです。お客さんが盛り上がると私もいつもとは違うことをやりたくなる。そういう衝動もライヴじゃないと出てこないので。さっきの同時録音の話と同じで、お客さんとのキャッチボールでどんどんお互いのボルテージが上がっていくのが楽しいんですよね。そこはやりがいがありますよね。歌ってて。
――お客さんに対しても負けず嫌いスイッチが入るんですね。
みたいです(微笑)。ライヴは、これまですごいしごかれましたから。スタッフに“やっぱりダメだな”といわると悔しくて。だったら次のライヴはもっとこういう風にしてみようと課題を作ってやっていく。そういうのが好きなんですよ、自分ができないことを見つけて、それをできるようにするっていう作業が。すごい地味ですけど(微笑)。
――イヤイヤ、May J.さんがやってることはめちゃくちゃストイックですから。
できないままでいる自分が許せないんです。
――じゃあライヴが終わった後は、今日はここがダメだった、とか。
すごい自分と向き合って、原因を突き止めていきます。そして、こういう風になったときはこうすればいいという対処法を見つけて、その日のうちに解決します。ときにはスタッフと喧嘩しながら(笑)。でも、そこで解決するんです。そして、その後は打ち上げで美味しいご飯を笑顔で一緒に食べる自分に変わるんですけど。
――そのような努力を積み重ね、少しずつ理想のライヴに近づけた10年。
少しずつ平均点を上げていく作業をしてきた10年ですね。本当に少しずつなんですよ。本当にライヴがうまくできなかった頃は、スタッフにシートを作ってもらって。今日は何のライヴ、私の出番の前はこの人で私の後はあの人、今日はどんなメッセージを伝えるライヴにするのか。それらを一つひとつ明確に書いて、楽屋に貼ってやっていった時期もありました。
――受験生みたいに(微笑)。
はい。でもそれをやると、自分が今日どういう役目で歌うのかが明確になるんですよ。
――では、ライヴをやっていたからこそ、こんな気持ちになれたというものがあったら教えてください。
ライヴだと泣けますね(照笑)。人前で、恥ずかしがらずに泣くことができます。特に自分のツアーでは。
――普段、人前では?
泣かないです。ライヴで泣いたときの涙は、トイレで泣いていた頃の、あのときの悔しい気持ちとも繋がってます。だから私は、ライヴを通して苦しいことはたくさんあるけど、そのあとには必ずそれを乗り越えて笑顔になる自分がいるんだということを伝えたいですね。
――この10年、トイレで泣いてた頃や売れない時代、歌を1度も諦めないでMay J.さんが踏ん張ってこられた理由はなんだと思いますか?
目標を高く持っていたことですかね。もっといいライヴをしたいという目標がありましたから。来て下さるお客さんに心から楽しんで頂けるライヴをしたい。そのためには歌唱力も体力も必要だし、MCの流れを作るテクニック、全てが揃ってないとダメなんですよ。デビューするまでの自分は歌ばかりに意識がいってたんです。ライヴというのは歌を聴かせるだけの場所ではないんですよね。だから、今後も表現力もそうですし、MCももっとフリーに喋れるようになりたいし。
――あ! それもあって吉本新喜劇のステージに?
あはは(笑)。あれはちゃんと台本もあってリハーサルもしましたから。でも“ボケ”は教わってきました。
――じゃあそれを生かして、MCで一人ボケツッコミをやるMay J.さんをいつか披露するとか?(笑)
できるようになったら面白いですね。お客さんを笑わせたりするのが苦手なので(苦笑)。
――では、May J.さんがライヴ前に必ずやっていることがあったら教えてください。
イメージトレーニングですね。ライヴの最初から最後まで、頭の中で全部イメージします。私は朝風呂派なんですけど(微笑)、お風呂にゆっくりと入って、お風呂に入ったところからライヴが始まり、お風呂を出ても続いていくんですけど。その間にMC、歌詞も全部頭の中で歌ってすべて確認します。そういうところは几帳面なんです。
――さて、4月からは全国ツアー『May J. 10th Anniversary Tour 2016』も始まりますが。May J.さんのツアーといえば、手書きのウェルカムボードが人気ですけど。あれはどんなきっかけで書くようになったんですか?
会場に入った瞬間からライヴに来たという喜び、ワクワク感をみなさんに感じてほしいなと思ったのがきっかけです。ああいうものが手書きであると嬉しくないですか? 私がライヴに行って本人の手書きのものがあったらすごいテンションが上がるし、記念撮影とかしちゃうと思うんです。そう思って始めて、毎年やってますね。
――あのイラストがまたいいんですよ(微笑)。
うまくないからファンの人も喜んでくれてるのかなと思って、あえて実物を見ないで描いたりとかもしてます(笑)。
――本当に失礼な言い方かもしれなんですけど、あのウェルカムボードを見ると、パーフェクトじゃない、ありのままのMay J.さんが垣間見れる気がするんですよね。
すごい字も汚いし、絵も下手くそだし。でもそこも含めて私です(照笑)。こんなものを見せて申し訳ないなと思いながら、いつも書いてます。
――今回のツアーもウェルカムボードは?
やりたいですね。
――ツアーはどんな内容になりそうですか?
10年の集大成です。デビュー当時の曲も歌いますし、8~9年ぶりに歌う曲もなかにはあるので、昔ながらのファンの方は“キター!”ってなりますよ(笑顔)。もちろん最近のオリジナルアルバムからも歌いますし、今作のカバーアルバムからもたっぷり歌いますし、ディズニーのアルバムのなかからも歌うので、盛りだくさんです。子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い年代の方に楽しんでもらえるようにしたいですね。
――衣装はどんなものを着ようと?
ディズニーを歌うときはディズニーならではの衣装も入れたいなと思ってます。
――May J.さんは勝負カラーはあるんですか?
黄色です。元々好きなカラーではなかったんですけど、黄色を着た日はテンションが上がったりいいことがある気がして。だから、よく黄色い衣装を着ますね。
――それでは、May J.さんの歌に欠かせない大事なSPICEといえば?
ライヴでCDとは違うことをすることですね。ライヴの勢いで、高い音が行くはずのない高いところまでいっちゃったとか(笑)。そういういいサプライズをSPICEとして出せたらいいなと思います。
――では最後に、これを読んでくださってるみなさんにメッセージをお願いします。
今回のライヴで初めて私のライヴを観る方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。このツアーを観れば私のデビュー当時から最近のものまで、すべて聴けると思いますので、よりMay J.のことを知って頂けると思います。とにかく、みんなで歌って踊って、来てくださる方に元気になってもらいたい。私はこのライヴでどんなにうまくいかないことがあっても、そこで踏ん張り続けていればいつか必ず形になる日がやってくる。その粘り強さを、そして何よりも笑顔でいられることの素晴らしさを伝えられたらいいなと思っていますので。みなさん遊びに来てください。
インタビュー・文=東條祥恵
May J.
【CD+DVD】RZCD-86053/B ¥4,104(税込)
【CD+Blu-ray】RZCD-86054/B ¥5,184(税込)
<Disc1 CD>
01 RIDE ON TIME
02 木綿のハンカチーフ
03 SWEET MEMORIES
04 初恋
05 あなた
06 う・ふ・ふ・ふ
07 待つわ
08 ただ泣きたくなるの
09 春よ、来い
10 異邦人
11 秋桜
12 想い出がいっぱい
13 北の国からー遙かなる大地よりー
<Disc2:DVD/Blu-Ray>
[Music Video]
・ RIDE ON TIME
[Studio Session Clip]
・ 異邦人
・ SWEET MEMORIES
・ 初恋 ※Blu-Rayにのみ収録
・ 春よ、来い ※Blu-Rayにのみ収録
2016.04.23 (土)三郷市文化会館大ホール
2016.05.04 (水)和泉シティプラザ弥生の風ホール
2016.05.05 (木)三田市総合文化センター郷の音ホール
2016.05.14 (土)那須塩原市黒磯文化会館
2016.05.15 (日)藤岡市みかぼみらい館
2016.05.21 (土)KOTORIホール(昭島市民会館)
2016.05.22 (日)印西市文化ホール 大ホール
2016.05.28 (土)Zepp Sapporo
2016.06.02 (木)西条市総合文化会館
2016.06.03 (金)はつかいち文化ホール さくらぴあ 大ホール
2016.06.12 (日)やまぎんホール(山形県県民会館)
2016.06.25 (土)須賀川市文化センター
2016.06.26 (日)イズミティ21大ホール
2016.07.03 (日)中野サンプラザ
2016.07.15 (金)日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2016.07.16 (土)伊賀市文化会館 さまざまホール
2016.07.18 (月)福岡国際会議場 メインホール
2016.07.24 (日)NHK大阪ホール
※今回の公演は、全て全席指定の公演となります。
※タオル付き
※5/28(土)Zepp Sapporo公演のみ入場時に別途ドリンク代(¥500)必要
※3才以上有料(2才以下入場不可)