村井良大&武田梨奈、秋山真太郎を褒め殺し?映画『ドクムシ』完成披露上映会レポート
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左から秋山真太郎、武田梨奈、村井良大、武田梨奈、朝倉加葉子監督
3月22日、映画『ドクムシ』の完成披露上映会が開催され、出演者の村井良大、武田梨奈、秋山真太郎、そして朝倉加葉子監督が登壇した。
『ドクムシ』は、2013年に小説・コミック投稿サイト・E★エブリスタで発表された八頭道尾氏の小説「コドク~蠱毒」を原作とする映画。漫画家・合田蛍冬氏によるコミック版「ドクムシ」(双葉社刊)は電子コミックで350万ダウンロードを超える大ヒットを記録。2014年の大手電子書店の年間売上第1位をも獲得する人気作だ。廃校舎の教室内で目を覚ました男女7人が追い詰められ、惨劇を繰り広げる姿を描く。
村井良大
舞台挨拶冒頭では、司会からキャラクターについて苦労した点やこだわった点についての質問が。村井は自身の役・大学生レイジを「本当にそのへんにいそうな普通の大学生で、特に自分から率先してリーダーシップをとるわけでもなく、おびえるわけでもなく、流されていってしまう。すごく弱いキャラクターだなと思いながら演じていました」と説明。武田は、演じたキャバ嬢アカネについて「とにかく女を武器にして男性を誘惑していくシーンが多かったので、監督とつねに相談しあいながら演じさせていただきました」とコメント。さらに「女性ってすごいな」と役柄への想いを明かしている。
武田梨奈
また、物語のキーパーソンとなる自称新聞記者・ユキトシを演じた秋山は「役の説明をするとネタバレになりそうなのでなかなか言えないんですけど」と気を使いつつも、「閉じ込められた7人の中では最年長ということで、場を仕切っていく」「それぞれのキャラクターが闇を抱えていると思うんですけど、ぼくもそうとうな闇を抱えている役だったなと思います」と意味深な言葉で期待感をあおっていた。
秋山真太郎
また、村井が締め切られた廃校でのロケについて「休憩できる場所は太陽の光があってよかったんですけど、撮影現場は暗くて本当に気持ちが落ちるというか。こういうメリハリは面白いと思いながら撮影していました」と明かすと、武田も「早朝から撮影して深夜までやってることが多かったので、1週間まるまる日を浴びてない状態だったんです。なので、感覚がおかしくなってきましたよね」と現場の過酷さを語っていた。
武田梨奈
さらに武田は「秋信さんに関しては、1週間食べ物を口にしてなかったので、後半フラフラでしたよね」と秋山の現場でのストイックさにも言及。秋山は「閉じ込められて水だけしか摂れないという設定だったので、なるべく水分だけにした」「倒れちゃうと迷惑がかかるので、なるべくチューブで(栄養を)飲むようにした」と徹底した役づくりを明かしていた。さらに村井が「秋山さんは自分の体調管理も含めてやっていたんで、素晴らしいな」と絶賛すると、秋山は「そんなことないよ!」と謙遜。続いて武田も「すごかったです」ともらすと、秋山は「なんで今日そんなに褒めてくれるの?」と共演者の‶褒め殺し″に照れくさそうな表情を見せていた。
村井良大
その後、トークは朝倉監督の印象に話が及んだ。村井は自身初の女性監督との仕事について「男性の監督は男性に厳しかったりするんですよ」「女性の監督さんになると、女性に厳しいんだなと。それがちょっと新鮮で印象的でした」とコメント。朝倉監督は「そうですか?あんまり自分で思ったことないです」と覚えがない様子だった。
朝倉加葉子監督
一方、武田は「私が男性に攻めていくシーンでは、何度も『もう一回やってほしい』っていうのはあったので、すごくこだわって撮ってらっしゃる」「いつもは少女のようなんですけど、モニターの前に行くとキリッとしてらっしゃる」と、撮影時の監督の様子を絶賛。秋山も「気さくに役の話とかディスカッションしてくださって。すごく役が作りやすかったです」「それで現場の雰囲気もとても明るくて、ギスギスした瞬間がほとんどなかったです」と称え、最後までチームワークのよさが伝わるやりとりが続いた
作品にちなみ"恐怖の顔で"とのリクエストにこたえる秋山真太郎、武田梨奈、村井良大、武田梨奈、朝倉加葉子監督
映画『ドクムシ』は4月9日から2週間限定特別上映&「ニコニコ」ネットシネマにて同時公開
4月9日から2週間限定特別上映&「ニコニコ」ネットシネマにて同時公開
監督:朝倉加葉子/脚本:黒木久勝
制作プロダクション:ツインピークス/セディックドゥ