WEAVERの全国ツアー開幕「僕らとみんなでアルバムを完成させよう」
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WEAVER Photo by KAZUKI WATANABE
4月9日(土)、WEAVERが約2年ぶりとなる全国ツアー『WEAVER 11th TOUR 2016「Draw a Night Rainbow」』を、大阪・オリックス劇場よりスタート。約3年ぶりのオリジナルアルバム『Night Rainbow』を引っ提げての全国ツアーがついに幕を開けた。
WEAVER Photo by KAZUKI WATANABE
メンバーが登場するや否や、会場は大歓声に包まれる。「会いたかったよ、大阪!!」とピアノ&ヴォーカルの杉本雄治が嬉々とした表情で、飛び跳ねる様にステージ上を駆け回る。はじけ飛ぶサウンドで、「くちづけDiamond」などアルバム収録曲を次々と奏でていく。会場全体に手拍子の渦が巻き起こり、それに応えるかのようにメンバーの演奏も徐々に昂る。
WEAVER Photo by KAZUKI WATANABE
NEW ALBUMには、ピアノロックバンドならではのWEAVERらしい楽曲の他にも、四つ打ちのリズムに軽快なピアノ、シンセサウンドでつむぐ、カラフルなサウンドが印象的な楽曲も多く、3人の織り成すグルーヴが気持ちいい。中でも新機軸の代表曲とも言える「KOKO」では、サウンドと絶妙に絡んだライティングで、会場のボルテージも一気に上がり、アルバム「Night Rainbow」が示す世界観が存分に示された演出に一気に引き込まれていく。
WEAVER Photo by KAZUKI WATANABE
途中のMCでは、ベースの奥野翔太が、「緊張感がハンパない・・・」と、ツアー初日ならではの心情を吐露しつつも、「初日を地元大阪で迎えられるのはうれしい。」と喜びを語る場面も。ドラムスの河邉徹は、「輝けるように頑張ります!!」と意気込みを語り、杉本は「ここにいるみんなでしか創れない、最高の虹を描きたい!!」と、さらにこのツアーにかけるメンバーの想いを強く述べた。
セットリストにはアルバム収録曲だけでなく、WEAVERの真骨頂といえる、優しさあふれるメロディに 力強い意志を込めた既存の代表曲なども含まれており、その飽きさせない演出に観客の興奮はいっそう勢いを増していた。今回のツアーは、間違いなく次のフェーズに進んだWEAVERを確認できるものといえるだろう。「これは、僕らとみんなでアルバムを完成させよう、というツアー」と奥野。最高のアルバムができた喜びと、感謝の気持ちを伝え、さらにアルバムは進化していくという想いを語ると、杉本が「これからも3人でしか生まれることのない音楽を、みんなにしっかりとぶつけていきます!」と熱い決意を胸に、初日を締めくくった。
WEAVER Photo by KAZUKI WATANABE
ツアーは全国9カ所で展開。ファイナルは5月6日(金)に東京・NHKホールで開催され、そこまで一気に駆け抜けていく。
4月9日(土) [大阪]オリックス劇場