高橋大輔、憧れのスケーターと初舞台へ~『LOVE ON THE FLOOR』制作発表レポート~
髙橋大輔、メリル・デイヴィス、チャーリー・ホワイト
高橋大輔やクリスティ・ヤマグチら世界のトップフィギュアスケーターが集い、氷上ではなく舞台上でパフォーマンスを披露する世界初演のダンスショー、『LOVE ON THE FLOOR』。その制作発表記者会見が4月6日、都内のイベントホールにて行われ、高橋、メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト(2014年ソチ五輪アイスダンス金メダリスト)、プロデューサーのバイロン・アレン(『スターズ・オン・アイス』)が顔を揃えた。
構成・演出と主演を務めるのは、スターが社交ダンス勝負を行う米国の人気リアリティ番組「Dancing with the Stars」で、指導者として多くのダンス未経験者を優勝に導いてきたシェリル・バーク。会見にはビデオメッセージの形で登場し、「2010年から温めてきたコンセプトに基づいて、言葉ではなくダンスで愛の様々な面を描く、今まで誰も観たことのないショーをお届けします」と挨拶。ヤマグチもまたビデオメッセージを寄せ、「久しぶりに日本のファンの皆さんの前でパフォーマンスできるのがとても楽しみ。ダイスケ!ダンスフロアで会いましょう」と高橋に呼びかけた。
髙橋大輔
本作が“初舞台”となる高橋は、オファーを受けた数年前のことを「最初のうちはやんわり断ってたんですけど(笑)」と振り返った上で、「経験のないことなので今は不安のほうが強いが、これから練習でその不安を期待に変えていく。成功させます!」と自らを鼓舞。バークのメッセージにあった「2週間でダンサーに仕上げる」という発言について問われると、「結構なプレッシャーをかけてきますね(笑)。でもそう言ってくださるということは、できるということだと信じて、2週間でダンサーになります!」と力強く宣言して見せた。
そんな高橋について、デイヴィスとホワイトは「観客を自分のパフォーマンスに巻き込むことができる人」、「ひとつひとつの動きと繋ぎを楽しんでいるように見せられるところがすごい」とそれぞれ絶賛。高橋も彼らのファンであったことを明かし、「憧れのスケーターと一緒に舞台を作り上げられるのは最高の思い出になる」と興奮気味に語った。アレンもまた、「才能が1箇所に集い、互いのレベルを引き上げ合うことでひとつの素晴らしいショーが生まれる」と、“一緒に作り上げる”ことが本公演の肝であることを強調。トップダンサーとトップスケーターが織りなす化学反応に期待したい。
■日時:6月30日(木)~7月9日(土)
■会場:東急シアターオーブ
■ゲストダンサー:高橋大輔
■構成・演出・主演:シェリル・バーク
■公式サイト:http://www.loveonthefloor.com/