鬼束ちひろ、ピアノと歌声のみで魅せた「TIGERLILY」ワンマン
2016.4.12
レポート
音楽
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鬼束ちひろ(撮影:堀田芳佳)
鬼束ちひろのワンマンライブ「TIGERLILY」が4月8、10日に東京・日本橋三井ホールで開催された。
彼女にとっておよそ2年ぶりの単独公演となった今回のコンサート。本記事では4月10日に行われた追加公演の模様をレポートする。
開演時刻になると、まずは富樫春生(Piano)がステージに登場し、ソロでピアノの演奏を披露。彼が演奏を終えると鬼束は落ち着いた様子で舞台に上がり「月光」を歌唱した。「私とワルツを」で鬼束はゆっくりとステップを踏んだほか、客席に向けて手を差し伸べる仕草も見せた。
今回の公演で鬼束と富樫はMCを行わず、「惑星の森」「流星群」「茨の海」などの楽曲を次々と披露していく。「everyhome」では鬼束が大きく体を動かしつつ、一言一言を噛み締めるように歌う一幕もあった。また「帰り路をなくして」で彼女は前のめりで力強く歌唱。そして「それでは、次で最後の曲です」と語り披露した「嵐ヶ丘」では、伸びやかな歌声で会場を包み込んだ。すべての楽曲を終えると2人はステージ中央に立ち、深く礼をして公演を締めくくった。
鬼束ちひろ「TIGERLILY」 2016年4月10日 日本橋三井ホール セットリスト
01. 月光
02. 眩暈
03. 私とワルツを
04. 惑星の森
05. 流星群
06. 茨の海
07. MAGICAL WORLD
08. ラストメロディー
09. everyhome
10. 陽炎
11. 帰り路をなくして
12. 蛍
13. Sign
14. King of Solitude
15. 嵐ヶ丘