贅沢すぎる映画鑑賞、有村昆が絶賛する“シネマオーケストラ”
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ここ数年で人気が出ている“シネマオーケストラコンサート”。名作映画の台詞と効果音だけを残したものを大きなスクリーンに上映し、音楽部分をフルオーケストラが生演奏するというなんとも贅沢な映画鑑賞だ。
シネマオーケストラ(以下、シネオケ)として制作される作品は、映画と音楽、どちらともが素晴らしい作品であることが条件である。音楽がどんなに素晴らしくても、映画としてあまり有名でないのなら音楽だけで演奏会をすれば良いし、映画が良くてもフルオーケストラで演奏する必要がない・音楽が印象的でないのなら家でDVDを観れば良い。今まで映画音楽を集めたコンサートは数あれど、コンサート用にアレンジされた楽曲や、全く別の映画の音楽を集めたものでは、1つの映画作品にどっぷりと浸かることはできない。その点、シネオケは1つの映画作品だけでコンサートを成立させ、その映画に音楽の生演奏が加わることで臨場感が増し、観客を映画の世界に引き込むことができるのだ。
昨年の秋に開催した『バック・トゥ・ザ・フューチャーinコンサート』に引き続き、今夏は『E.T』と『インディ・ジョーンズ』が日本に初上陸する。映画コメンテーターの有村昆からも絶賛の声が届いた。
映画コメンテーター 有村昆
映画は映画館で見るもの、オーケストラはコンサートホールで聴くもの、でした。今までは。
しかし、これからの時代は変わります。3DやMX4D、爆音上映など映画館がどんどん付加価値をつけるように、オーケストラコンサートと映画を同時に楽しめる時代になります。スマホでなんでもネットエンタメの時代だからこそ、わざわざ足を運ぶメディアにスマホでは絶対に味わえない贅沢体験が求められます。シネマオーケストラは時代とマッチしたエンタメと言えるでしょう。しかもあの名作映画をみんなで見て、生のオーケストラコンサートと合わせて楽しむなんて、これ以上の夢のコラボが他にあるでしょうか!?
是非、親子で楽しんでもらいたいです。親が子供の頃に見た作品で童心になれ、子供も同じ気持ちを味わえる。まさに映画が親子の時空を超える『リアル・バックトゥザフューチャー』現象を劇場で味わってください。これは行かないと損をします。そして、このシリーズはまだまだ続きますよ。乗り遅れるな!
―― 有村 昆(ありむら・こん) ――
1676 年マレーシア生まれの東京育ち。通称・アリコン。映画コメンテーター。年間500 本の映画を鑑賞し、最新作からB 級映画まで幅広い見識がある。現在、映画コメンテーターとしてテレビやラジオ、雑誌で活躍。また、BayFMではラジオパーソナリティーも勤めている。
観るだけでなく、聴くだけじゃない、新しいエンターテイメントを是非ご覧いただきたい。
【東京】
日時:2016年8月5日(金)~2016年8月6日(土)
会場:東京国際フォーラム ホールA
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
音楽:ジョン・ウィリアムズ
【大阪】
会場:フェスティバルホール
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団