パナソニックの先端テクノロジーが歌舞伎と融合 ラスベガス「Japan KABUKI Festival」にて
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ラスベガスで開催「Japan KABUKI Festival in Las Vegas 2016」
パナソニック株式会社は、米国・ラスベガスで2016年4月29日(金)~5月7日(日)に行われる「Japan KABUKI Festival in Las Vegas 2016」にて、伝統と先端テクノロジーが融合した新たなエンターテインメント企画を公開する。
今回の取り組みは、「伝統と先端テクノロジーの融合」をテーマにしたパナソニックと松竹株式会社とのコラボレーション・プロジェクトの第2弾。2015年8月にラスベガスで実施した、「Panasonic presents KABUKI Spectacle at Fountains of Bellagio "Koi-Tsukami" - Fight with a Carp"」に続く企画となる。今回行われる企画は、下記の3点。
A)歌舞伎初のラスベガス劇場公演
5,000ルーメン以上の高輝度プロジェクターで世界No.1シェア(※)をもつパナソニックの、PT-DZ21K(輝度:20,000ルーメン)を劇場内で計9台使用。高輝度・省電力・コンパクト・高い幾何学補正技術といった特長を活かし、没入感あふれる空間創出やダイナミックな映像展開に貢献する。
本公演の映像演出は、日本が世界に誇る新進気鋭の空間創造プロダクション・ネイキッド(代表:村松亮太郎氏)が担当。
(※ 2016年4月1日時点。Pacific Media Associates社提供のデータを基にしたパナソニック調べ)
B)新しいゲストサービスのトライアル
■「3D KABUKI AVATAR」 3Dスキャナーを使ったインタラクティブ・ファンサービスのトライアル
デジタルカメラLUMIXを54台使用し、来場客が全身を3D撮影できるスキャナーを劇場前に設置。3D写真をもとに、来場客のアバターがプロの歌舞伎俳優になりきって踊る動画を生成するサービスや、来場客自身のオリジナル歌舞伎フィギュアを作るサービスを実施する。サービスには、光にスマートフォンをかざすと情報がとれる、パナソニック独自の光ID技術を使った情報案内も採用。また参加者の内、数名の方には本公演もご鑑賞いただき、彼らの生成動画の一部が舞台に登場する新しい試みも行う予定。
■ホテルサービスの自動化実験
国内外の病院で実用化されている自律搬送ロボットを活用し、公演の告知や、来場客に無料ドリンクを配布するサービスの実証実験を行う。
C)世界最大級のウォータースクリーン・プロジェクション
観光スポットとして名高いべラージオの人工湖で、プロジェクターPT-DZ21Kを13台活用し、幅300mに及ぶ巨大な噴水をスクリーンに、侍たちの水上合戦絵巻をテーマにしたデジタル・プロジェクションを実施する。映像演出は、デジタル・テクノロジーを使ったアート作品で世界的に高い評価を受けるチームラボ(代表:猪子寿之氏)が担当する。
パナソニックのソリューション事業を担当する榎戸専務役員は、「エンターテインメントの世界は、当社として重点的に取り組む業界のひとつです。今回のようなシアターをはじめ、世界各地のスタジアムやテーマパークはどこも新しい顧客体験を追求しており、テクノロジーパートナーとして当社への期待も高まっています。世界的に高い評価を受けているプロジェクターを使った空間演出だけでなく、今回の劇場ロビーで導入しているような、新しい提案をエンターテインメント業界に積極的に展開していきます」と語る。
また、パナソニック株式会社コーポレートコミュニケーション・宣伝・社会文化担当の竹安役員は、「400年の伝統を受け継ぎながら、常に新しいものを生み出そうとする歌舞伎の取組みに共感し、昨年の8月のイベントに続いて、松竹様やMGM様とのコラボレーションを進めてきました。今回は、我々としても新たな技術トライアルも盛り込んだ内容となっています。今年はオリンピック・パラリンピックの年ですが、オリンピックにはスポーツに加え、文化振興という重要な側面もあります。リオ大会の後は特に、次の東京大会に向けて日本文化を世界に発信する取り組みも活発になってくるでしょう。今後も、新しいテクノロジーとの融合でWonderな伝統文化の発信に貢献していきます」とコメントしている。
「Japan KABUKI Festival in Las Vegas 2016」 特設ページ:http://news.panasonic.com/global/presskits/kabuki2016