魔法少女になり隊、妄想キャリブレーション、あゆみくりかまきがジャンルの垣根を超えて生み出した熱狂
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『WEST ROCK MUSEUM~ロックとポップの境界線、揺れる5月のシンパシー~』より、あゆみくりかまき
5月10日(火)、渋谷O-WESTが定期的に開催する『WEST ROCK MUSEUM』のイベントに、話題沸騰中の魔法少女になり隊、妄想キャリブレーションとあゆみくりかまきが登場し、ラウドとロック、アイドルのジャンルの垣根を超えた『WEST ROCK MUSEUM~ロックとポップの境界線、揺れる5月のシンパシー~』を開催した。
魔法少女になり隊
トップバッターで登場したのは、ラウドでポップでファンタジーなRPG系バンド・魔法少女になり隊。歌という魔法を使って、呪いをとくための冒険をしている彼女たちだが、本ライヴでも立て続けに楽曲を披露する。ステージ全面を使って映し出されたgari(VJ&Vo.)による映像は独特の世界観を作り上げ、会場をRPGの世界に引き込んだ。キュートな火寺バジル(Vo.)の歌声とgariのデスボイスが絡み合い、会場はラウドバンドならではのヘッドバンギングやサークルモッシュが起きた。私立恵比寿中学に楽曲提供した「ちちんぷい」では会場から「ポイッ×5」の大合唱が起き、ラストは、3月にTOWER RECORDSとヴィレッジヴァンガードで限定販売をしている「BA・BA・BA ばけ~しょん」で会場全体を巻き込んでコール&レスポンス。初のワンマンツアー『魔法少女になり隊 ワンマンツアー 2016 ~わたし、魔法少女になりたい!~』も決定している彼女たちだが、火寺バジル(Vo.)の声は本当にとり戻せるのか。今後の魔法少女になり隊からも目が離せない、そんなステージとなった。
魔法少女になり隊
妄想キャリブレーション
続けて今人気急上昇中の6人組ユニット・妄想キャリブレーションが、新曲「ちちんぷいぷい♪」のEDMサウンドに合うネオンカラーのポップでスポーティーな新衣装を身にまとい、2番手で登場。5曲目にその「ちちんぷいぷい♪」(6月1日発売)を披露した彼女達。この曲はSony Music Records所属後、初リリースのシングルであり、EDMのサウンドに乗せて、片思いの女の子の恋心を歌った、妄キャリ流の”MOSO EDM”で、BABYMETALや藍井エイルにも楽曲提供を行っている、ゆよゆっぺことDJ'TEKINA//SOMETHING(ディージェイテキナサムシング)が作曲・編曲している。EDM特有の歌詞のない”ドロップ”パートでは、両手をあわせて高く挙げる独特の”乙女の妄想エクササイズダンス”がライヴでも話題となっており、この日のファンも一緒に踊りだすと、フロアの熱気は最高潮に高まった。
妄想キャリブレーション
あゆみくりかまき
ラストはあゆみくりかまきが登場した。先月リリースされたばかりのファーストアルバムから、リードトラックの「WAR CRY」を投下し、ライヴがスタート。サビで力強く拳を振り上げると、フロアもそれに呼応し一気に拳が突き上がる。ライヴでも定番の『ジェットクマスター』では、サビのモンキーダンスでフロアを踊らせ、3頭がくるくるとステージを駆け回り飛び跳ね、続く「心友フォーエヴァー」、「蜜蜜蜜」と一気に4曲をたたみかける。スカコアサウンドが特徴的なラストナンバー「素敵な世界」まで、40分間汗だくで“熊魂”むき出しのライヴとなった。
あゆみくりかまき
ロックとアイドル、そしてラウドがMIXされた『WEST ROCK MUSEUM~ロックとポップの境界線、揺れる5月のシンパシー~』。それぞれ3組の異なるカラーが見事に混ざり合い、大盛況のなか幕を閉じた。