『ハイスコアガール』7月25日より連載再開 単行本新刊も同日発売

スクウェア・エニックスは23日、連載を一時休止していた押切蓮介の人気マンガ『ハイスコアガール』の連載を、7月25日発売の「ビッグガンガン」から再開すると発表。また同時に改修となっていた単行本1巻から5巻を、表紙描きおろし、加筆、修正、16ページの描き下ろし特別読み切りを加えた『ハイスコアガール CONTINUE』として、更に最新第六巻も同日7月25日に発売すると明かした。

『ハイスコアガール』は、SNKプレイモアが著作権を管理している自社TVゲームのキャラクターを、作品内で無断使用しているとして、スクウェア・エニックスやその役員・社員を刑事告訴していたが、2015年8月に両者の間で和解が成立していた。

この作品はアーケードゲームに熱中する主人公・矢口ハルオと、お嬢様・大野晶が、ゲームセンターで出会い、様々なゲームを通じて交流を深めていくというもの。押切の溢れる80～90年代ゲームに対する愛情、そこで描かれる少年たちの青春ストーリーで人気が爆発。小学生から始まったハルオのストーリーも高校生まで進んでいた。作中には「サムライスピリッツ」などのSNKプレイモアが版権を持つ作品も登場しており、その著作権に対しての告訴が出されていた。

テレビアニメ化も発表されていた矢先の刑事告訴。2014年8月にマンガの連載も一時休止しており、アニメ化の話も白紙化されていた。作者の押切蓮介も自作『ピコピコ少年SUPER』で当時の自身の辛い状況を描いていた。

発表に合わせてビッグガンガン公式サイトにもニュースが掲載され、編集部のコメントとして

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押切先生をはじめ関係各位のご尽力とご支援により、読者の皆様に再び「ハイスコアガール」をお届けする日を発表できる機会を迎えられました。長らくお待ちしていただいた皆さまのご期待に添えるよう、2016年7月25日の小誌にての連載再開および単行本の販売に向けて編集部一丸となって誠心誠意努力いたす所存です。これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。

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と掲載。作者の押切蓮介も自身のTwitterを2014年8月以来久々に更新し、久々にハルオと晶のイラストを公開している。