美魔女vs白雪姫！日本のトップダンサーたちが大集結！「*ASTERISK」

「＊ASTERISK Goodbye,Snow White」新釈・白雪姫が5月27日（金）から東京国際フォーラム ホールCで上演される。この舞台は、中村うさぎが原作を書き下ろし、主演・演出・振付を牧宗孝（Mikey from 東京ゲゲゲイ）が手掛け、音楽は牧と安宅秀紀が担当した作品。

今、そして次代に輝く最高峰のダンサーたちで作り上げられる進化系ダンス＆エンターテイメントという本作。おとぎ話でも有名な「白雪姫」の物語をベースに、世間から美魔女と呼ばれる大スターが若さゆえの美を輝かせる新人アイドルと出会うことで、真の価値を問い続けながら壮絶な戦いを挑む、現代の「白雪姫」だ。

ダンサーたちが大集結、ということだが、決して次から次へと様々な出演者が息もつかずに次々とダンスを披露する、というものではない。物語の中にダンスが絡み合い、そして自然に溶け込んでいるといった風情のステージだ。ただ、場面場面で見せるダンスは実に高度。この出演者たちでなければおそらく成り立たないのは間違いないだろう。

東京ゲゲゲイが電撃で打ち抜かれたようなダンスを見せれば、DAZZLEがその手足そしてしなやかな身体を使って美しいフォーメーションを披露し、KUMIとREIKOはポールダンスに怪しく絡みつく。女性ならではの色気としなやかさをもち、それでいてものすごく激しいNANAKOとMAIKOのダンス、BLUE TOKYOはステージ狭しと重力を感じさせないアクロバティックな動きを見せる。もちろんほかのメンバーも、人間離れしたありえない身体能力とリズム感で物語にエネルギーとスピード感を与えている。隠し玉（？）の加藤諒の存在感も必見だ。

またこの舞台、目に見えるものだけではなく、耳から入ってくる「音楽」にも注目していただきたい。テーマソングを歌う松井月杜の美しい歌声と、目の前で繰り広げられる毒気たっぷりの物語。

美魔女に涙するもよし、白雪姫に共感を感じるもよし。なによりダンサーたちの迫力のパフォーマンスを、ぜひ全身で体感してほしい。