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「北海道戯曲賞」が平成28年度の募集を開始

2016.6.4
ニュース
舞台

“希望の大地の戯曲「北海道戯曲賞」”(以下「北海道戯曲賞」)が平成28年度の募集を開始した。この賞は、全国に門戸を開き次代を担う劇作家や優れた作品を発掘するとともに、道内外の作家が互いに競い合うことにより、北海道における演劇創作活動の活性化を図ることを目的としている。全国から募集した作品の中から大賞と優秀賞を選び、その作品を戯曲集として発表する。

募集期間は平成28年6月1日(水)~9月2日(金)。選ばれた大賞作品(1作品)と優秀賞作品(2作品)は、戯曲集として冊子にまとめられ発行される(申込者に無料配布予定)。また、大賞作品には50万円、優秀賞作品には5万円が贈呈される。

第2次審査員は、長田育恵(「演劇ユニットてがみ座」主宰)、斎藤歩(公益財団法人北海道演劇財団 常務理事・芸術監督)、土田英生(MONO代表)、畑澤聖悟(渡辺源四郎商店 主宰)、前田司郎(五反田団 主宰)が前年から引き続き担当する。

(上段)長田育恵、斎藤歩、土田英生、(下段)畑澤聖悟、前田司郎

平成28年度の「北海道戯曲賞」の審査は第1次審査が10月下旬、第2次審査は12月上旬で、どちらも非公開の審査となる予定。結果や審査員選評は北海道舞台塾ホームページ等で発表される。

これまでの実績としては、平成26年度は福岡県在住の藤原達郎(「飛ぶ劇場」「大体2mm」)の『悪い天気』が大賞、鹿児島県在住の島田佳代(演劇集団非常口)の『乗組員』が受賞。平成27年度は予定審査時間を大幅に越える議論の末、熊本県の池田美樹(劇団きらら)『ぼくの、おばさん』と、東京都の南出謙吾(劇団らまのだ)の『終わってないし』が優秀賞に選ばれ、大賞は該当作なしとされた。北海道発の戯曲賞なのに、なぜか九州勢の活躍が目立ってきたところが面白い。

北海道舞台塾ホームページ http://hokkaido-butaijyuku.jp
 
◯平成26年度 北海道戯曲賞 
募集内容  http://hokkaido-butaijyuku.jp/?p=23
一次審査通過作品 http://hokkaido-butaijyuku.jp/?p=476
最終審査講評   http://hokkaido-butaijyuku.jp/news/20150214/

◯平成27年度 北海道戯曲賞 
募集内容   http://hokkaido-butaijyuku.jp/project/20150525/
一次審査通過作品   http://hokkaido-butaijyuku.jp/news/271111/
審査結果 http://hokkaido-butaijyuku.jp/?p=3216
最終審査選評    http://hokkaido-butaijyuku.jp/?p=3586