コブクロ “10年先”のことを想い描いて歌えることの幸せ

6月15日にニューアルバム『TIMELESS WORLD』をリリースするコブクロが6月7日（火）、都内会場にファン80人を招待し、『コブクロ「TIMELESS WORLD」発売記念 スペシャル視聴会』と題したイベントを開催した。

コブクロと一緒に音楽を作っている“チーム・コブクロ”を代表して、彼らの所属事務所であるミノスケ オフィスコブクロ代表取締役・坂田美之助氏と、ワーナーミュージックジャパン社長・小林和之氏からのコブクロへの愛情に溢れた言葉でイベントはスタート。そしていよいよコブクロの二人が登場すると、小渕が着ていた服を黒田がいじるという展開に。すると「俺の服をいじるということは、だいたい緊張しているときだから（笑）」（小渕）とバラされる一幕もありつつ、アルバム収録曲の「未来」をキーボードの伴奏のみで披露。二人の息遣いまで聴こえてきそうなほどの空間に響く歌声が、一瞬にして場内の空気を変えた。続いて、ストリートライヴからキャリアを始めたことを振り返り、現在の自分たちを支えてくれている全ての人々への感謝の気持ちを込めて制作された「STAGE」へ。歌詞のひとつひとつを噛みしめるように丁寧に歌い上げ、楽曲に込めた想いを届けた。

ミニライヴの後のトークコーナーでは、今作『TIMELESS WORLD』の楽曲たちの制作秘話をはじめ、10年前にリリースされた『NAMELESS WORLD』との関連性もメンバーの言葉で語られた。また、『NAMELESS WORLD』収録曲であり、彼らの代表曲でもある「桜」のミュージックビデオを撮影した“桜中学”が10年後の現在は“未来大学”になっているということに触れ、「未来」という楽曲とのつながりと、この楽曲で過去を振り返るだけではなく“10年先”のことを想い描いて歌えることの幸せを語った。

最後に今後の夢を訊かれると、ジャッキー・チェンの映画に影響されてベランダから飛んだことがある(!?)という仰天エピソードを披露した黒田は「パルクール」、そして小渕は「10年後もフルマラソンを走っていたい」とそれぞれの展望を話し、貴重なイベントは終了した。

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