ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) シルクロード・プロジェクト ケラスと中東&邦楽器との出会い

ジャン=ギアン・ケラス ©大窪道治

ジャン=ギアン・ケラス ©大窪道治

 来日すれば売り切れ必至のチェリスト、ジャン=ギアン・ケラスを横浜の能楽堂で。バッハかコダーイか、それともブリテンか…と思いがちだが、まさかの“ワールド・ミュージック仕様”のプログラムに驚く。民族楽器または古楽器を操る4人の音楽家たちと共演して聴衆に問うのは、時空やジャンルを攪拌して生み出した異空間だ。

 「シルクロード・プロジェクト」と題されたコンサートでは、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第3番」から現代のマルコ・ストロッパ、藤倉大、鶴見幸代などの作品を(鶴見作品は今回のアンサンブルのために書かれた新作)。さらにはケラス自身が魅了された中東エリアの民族音楽(ザルブやダフというイランの打楽器など)や日本の尺八がミックスされ、即興も交えた斬新な演奏が繰り広げられる。しかも会場は能楽堂であるため、「こんなケラス、聴いたことがない!」と驚き、未知の響きに酔うコンサートになるだろう。

文:オヤマダアツシ
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年5月号から)


ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) シルクロード・プロジェクト
6/25(土)14:00
横浜能楽堂
問合せ:横浜みなとみらいホールチケットセンター 045-682-2000
http://www.yaf.or.jp/mmh
WEBぶらあぼ
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