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「@ JAM」上海公演で東京女子流、9nineら日中8組が競演

2016.6.12
レポート
音楽

出演者による記念撮影の様子。

6月4日に中国・上海浅水湾文化芸術センターにて「@JAM in 上海 2016」が開催され、8組のアーティストが熱狂的なライブを繰り広げた。

昨年6月に同会場で行われた「@JAM in 上海」。今年は前回より規模を拡大し、every▼ing!(▼はハートマーク)、東京女子流、富永TOMMY弘明、9nine、PASSPO☆、わーすたの日本勢に加えて地元・上海のアイドルグループとしてLunar、ATFの2組を合わせた総勢8組が出演した。オープニングアクトして登場したATFは日本の王道アイドルを彷彿とさせるようなキュートなパフォーマンスでオーディエンスを魅了し2曲を歌い上げて会場の熱気を押し上げた。

ライブ本編はわーすたのキラーチューン「いぬねこ。青春真っ盛り」からスタート。いきなり上海のアイドルファンのハートをつかんだ5人は、グループのコンセプトでもある“世界を目指した活動”をアピールするためにライブ撮影してたくさん拡散してほしいと観客に説明する。そして5人は最後にRPGゲーム風のナンバー「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」を放ち、上海のアイドルグループ・Lunarへバトンを渡した。

地元・上海での人気が上昇中のLunarは「Melody Love」「幸福回答」など6曲を熱唱。彼女たちを応援する熱狂的な地元ファンの大歓声を受けながら、メンバーは日本のアイドルにも負けず劣らずな洗練されたレベルの高いフォーメーションダンスを見せつけた。3組目には声優の木戸衣吹と山崎エリイによるユニット・every▼ing!が登場。2人は初の海外公演ということで緊張した表情を見せつつも、息の合ったパフォーマンスで「カラフルストーリー」や「Shining Sky」など4曲を届けた。続く富永TOMMY弘明は、中国でも人気の高いマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」のテレビアニメ版オープニングテーマ「ジョジョ~その血の運命~」や自身が尊敬するという串田アキラの「豪食マイウェイ!!」 をパワフルに歌唱しその歌声を会場に響き渡らせて観客からの大歓声を受けた。

後半戦ではPASSPO☆、9nine、東京女子流の3組がオーディエンスを熱気の渦へと誘う。カラフルな衣装に身を包んだPASSPO☆は自己紹介ソングの「7's Up」やキラーチューン「マテリアルGirl」でフロアの熱気を徐々に高め、上海にちなんだ中国風ナンバーの「Shang Shang シャンデリア」を届けた。ラストはニューシングル「バチェロレッテは終わらない」を披露し、7人は大歓声に包まれながらステージをあとにした。そして9nineは川島海荷が卒業を発表したため、ファンは残り少ない5人でのパフォーマンスを食い入るように見守る。しかし当の5人は上海でのライブを大いに楽しもうと終始笑顔で選りすぐりのナンバーを畳みかけていく。「Evolution no.9」や新曲「愛 愛 愛」、定番曲「困惑コンフューズ」といった楽曲で観客のテンションを上げた5人は、ラストにテレビアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」のオープニングテーマ「SHINING☆STAR」を歌い上げてライブを終えた。

イベントのトリは東京女子流がクールでスタイリッシュなライブを展開する。4人は1曲目の「リフレクション」から息の合ったパフォーマンスを披露してオーディエンスを一気に引き込む。特にアジア圏でのライブ経験が多い彼女たちはお決まりとなった中国語での挨拶を済ませると、そのまま中国語バージョンで「Partition Love」を歌い上げ地元ファンからの大歓声に包まれた。4人は「Rock you!!」や「W.M.A.D」でさらにファンのボルテージを上げ、キラーチューンの「Attack Hyper Beat POP」をラストナンバーとしてフロアに投下。彼女たちは日本と中国のアイドルファンからの惜しみない拍手を受けながら、この日のイベントを大団円で締めくくった。