綾野剛、東京スカパラダイスオーケストラ&Ken Yokoyamaの競演に感激 “新宿日悪署”落成式セレモニー
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綾野剛、東京スカパラダイスオーケストラfeat.Ken Yokoyama、ニチワルくん
6月22日、映画『日本で一番悪い奴ら』公開を記念した“新宿日悪署”の落成式セレモニーに、綾野剛が登壇した。
『日本で一番悪い奴ら』は、覚せい剤取締法違反などの容疑で2002年に逮捕された北海道警察の元警部・稲葉圭昭氏の著書『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』の映画化した作品。「日本警察史上の最大の不祥事」と呼ばれる"稲葉事件"をモチーフに描いた問題作だ。悪事に手を染めた北海道警察の警察官・諸星要一の26年間の半生を、主演の綾野が狂気を持って演じている。『凶悪』で知られる白石和彌監督がメガホンをとっている。
新宿日悪署(※以下、日悪署)は6月19日からオープンしていた。同署に綾野が登場すると、「まさか、綾野が?」と行き交う通行人は騒然となり大歓声が。綾野は挨拶を終えると、日悪署に駐在して宣伝活動を行っていたキャラクター・ニチワルくんに「ずっと調子にのっている。勤務中に漫画を読んだり、女性と写真を撮ったり。ニチワルくん、ちゃんとして!」と“署長”らしく一喝していた。
また、日悪署オープンを記念して行われたテープカットの場面では「KEEP OUT」と書かれたテープを目にし、綾野が「切って大丈夫なんですか?」と観客を笑わせる場面も。さらに、テープカットと同時にバラまかれた3億円相当の‟日悪紙幣”について「決してコンビニなどで使わないでください!」と観客に注意を呼びかけた。テープカット終了後、「どんな警察署にしたいですか?」とのMCの質問に、綾野は「ニチワルくんがいるので日本で一番“緩い”警察署になりそうですが、一番“ロックな”警察署を目指したい!」と語り、観客には「こうした時間を皆さんと共有出来てうれしいです」と感謝した。
綾野剛、東京スカパラダイスオーケストラfeat.Ken Yokoyamaの生パフォーマンスに大感激
東京スカパラダイスオーケストラfeat.Ken Yokoyama
サプライズゲストとして東京スカパラダイスオーケストラ(※以降、スカパラ)と、Hi-STANDARDのギタリストで、ソロアーティストとしても活躍するKen Yokoyama(横山健)が登場すると、イベントの盛り上がりは最高潮に。カリスマ両雄がコラボレーションした同作の主題歌「道なき道、反骨の。」の演奏を始めると、観客だけでなく、綾野も笑顔で手を叩きながらノリノリでパフォーマンスを眺めていた。
演奏終了後、スカパラの谷中敦は「最高です!こんなに多くの人に集まってもらって、喜んでもらってうれしいです!」と興奮気味にコメント。綾野も「すごかったです。最高です!今年一番テンションが上がりました!」と続いた。バンドメンバーとの初対面となった綾野は「世代がドンピシャなので、横山さんと谷中さんの間に立っている状態が一番悪いような……」と恐縮しきりだった。
いち早く本作を見ていた谷中は「大傑作ですね!綾野さんの演技に引き込まれました。社会的に不適切なシーンや悪い人しか出てこない映画ですけど、やっぱり悪い人にはパワーがあります。そのパワーを頭の中でポジティブに変換したくなりましたし、すごく生命力あふれる映画で感動しました!」と絶賛。さらに「特に綾野さんと中村獅童さんの初めて会ったシーンにはやられました!」と作品の出来に太鼓判を押す。
Ken Yokoyamaが「素晴らしかったです!観始めてから息つく間もなく引き込まれていきました」と感想を語ると、綾野は「本当に恐縮です。今日の様子は写真や映像で残してください。感激です」と素直に喜びを爆発させていた。「道なき道、反骨の。」のテーマに話がおよぶと、谷中は「僕と横山君の世代は反骨のヒーローを見てきて育ってきたので、そこからエネルギーを貰ってきました。そういうエネルギーを音楽の形に変えて、“頑張ろう!”というメッセージを若い人たちに向けました」と製作理由を明かしている。イベント終了後には、Ken Yokoyamaがあたりに散らばった3億円相当の“日悪紙幣”を観客へ手渡すサービスを披露。この日集まった観客も興奮しっぱなしだった。
映画『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)全国ロードショー
映画『日本で一番悪い奴ら』
(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会
出演:
綾野剛 ・ YOUNG DAIS 植野行雄(デニス) ピエール瀧 ・ 中村獅童
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
原作:稲葉圭昭「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社文庫)
(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会