楠本桃子のゲームコラムvol.2 新作ゲーム紹介! 『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』

コラム
アニメ/ゲーム
2016.6.29

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【新作ゲームコラム『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』】

こんにちは、楠本です。
前回は1999年発売ゲームについてのコラムでしたが、今回は最近発売された新作ゲームを紹介します!前回と今回で、17年の差がありますね…。時が過ぎるのは早いですね……。

紹介するゲームは、6月23日に日本一ソフトウェアから発売された『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』。前回紹介した『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』と同じ会社の新作ゲームです。同じく日本一ソフトウェアが発売した『魔女と百騎兵』が大好きな私にとって、同様の世界観が見え隠れする本作の発表は胸が高まるモノでした。
(※『魔女と百騎兵』公式サイト)

キーワードである"魔女"に"人形兵"、何かを抱えていそうな美形魔女様に、可愛らしいロリっ娘……。システム面はもちろん、個性的なキャラクター達が活躍するストーリーにも期待が高まります。

可愛らしいキャラクターの見た目とは裏腹に、やりごたえのある骨太なダンジョンRPGである今作。個性的なシステムと、膨大なやり込み要素、自由なキャラメイクが絡まりあったゲームマニア延髄の作品となっております。

 

【魔女様が街にやってきた!】



 


――ここではないどこか。
幽かに魔法が存在する不思議な世界、テネスの物語。
そこにある、妖しげな都、「ルフラン」市――

寂れた辺境の街と揶揄される、その忘れられた街には前人未到の『地下迷宮』がありました。
いつ、誰が作ったものかはわかりません。

世界を統べる財宝があるとも、
不死の秘宝があるとも、
世界を滅ぼす魔王がいるとも伝えられますが、
その真偽は何一つわかりません。

わかっていることは、
迷宮の中は強い『呪いの瘴気』で満ちており、
『人』は半時と生きていられないことくらい。

しかし、ある時そこに一人の『魔女』がやってきて、
迷宮の探索に名乗りを上げます。

魔女の名は『バーバ・ヤーガ』

街の人々がいぶかしむ中、
探索に乗り出す魔女の手には、『迷宮探索唯一の生き残り』
といわれる男が残した伝説の書物、
『妖路歴程』(ようろれきてい)が握られていたのでした……。

(公式サイトより抜粋)


今作におけるプレイヤーは"妖路歴程"という一冊の本に封じられた魂。夕闇の魔女であるドロニアの命を受け、"人形兵"を使役しながら迷宮の攻略に挑みます。迷宮の秘密を知って無事に帰ってこれた人間はただひとり。現在まで、公式に判明しているだけでも568人の命が奪われているという迷宮……。難攻不落の迷宮を私達は攻略できるのでしょうか?

魔女様に無理難題を突き付けられ、魔女様のためにお仕事をするこの感じは、『魔女と百騎兵』そのもの! 当時、メタリカ様のために百騎兵となって東奔西走した日々が蘇ります。美人なお姉さんに弱い私にとってはご褒美! ドロニア様のためなら、いくらでも深く迷宮探索ができそうです。

様々な独自システムが組み込まれている本作は、コアゲーマー向けのダンジョンRPGに見えがち。ですが、ドロニア様をはじめとした美しく可愛らしいキャラクターがいる世界には、ガチガチのお堅いゲームの雰囲気は一切ありません。ダンジョンRPGははじめて!という方にこそ、ジャンル初体験ゲームとして相応しい作品だと思いました。


【いざ、地下迷宮へ……】



プレイヤーが探索する迷宮には、たくさんの危険が潜んでいます。そんな危険な迷宮を進むために欠かせないものが、"人形兵"達をメインに結成された"カヴン"という集団。このカヴンを率いて、迷宮内を進んでいきます。

迷宮内は一人称視点で進む3Dダンジョン。ワナが仕掛けられていたり、強敵とのバトルが起きたり、思いがけないハプニングが起こることも……。しかし時にはお宝を発見したり、ドロニア様にお願いをきいてしただくために必要な"マナ"が手に入ったり。

悪いことばかりが起きるわけではありません。カヴンと共に、迷宮踏破を目指す内にきっと、ドロニア様が求める何かが見つかることでしょう。


【自由すぎるキャラメイク!】

本作のシステムのひとつに、"キャラクターメイキング"があります。
迷宮内を探索する際に協力をしてもらう人形兵は、プレイヤーが全て自らの手で作成します。そしてこのキャラメイクの自由度がとにかく高い本作!名前はもちろん、ビジュアル、ボイス、性格、成長タイプ、得意な戦い方、所持スキル、フレーバーテキストが全て選択可能という自由っぷり。自分好みの人形兵が完成します。あなただけの人形兵を作成して、迷宮探索をより良いものにしてくださいね♪

女の子贔屓の私のパーティーは、女の子しかいないハーレムパーティーです。何回もロスト(※)させちゃってごめんね~。(※ロスト=部位破壊のこと。部位破壊されることでステータスが大幅に下がる。頭部ロストで戦闘不能。)


【遊び方は無限大!何をするかはあなた次第】

本作の大きな特徴として、"やりこみ要素"が数多く存在する、というものがあります。
目も眩むようなお宝を探すも良し、強大な敵を打ち倒すも良し、最強の人形兵を作り上げるも良し、迷宮の完全踏破を目指すも良し!迷宮の楽しみ方は、プレイヤーの数だけ存在します。錬金窯でアイテムを作成したり、街の人々のお願いを聞いたり、迷宮の外での楽しみももちろん存在します。

私の場合、ダンジョンRPGをプレイするとマップを全て埋めないと気が済まない性格なので、毎回クリアまでに物凄い時間がかかってしまいます……。やり込み要素が満載の本作は、クリアに一体何時間かかることでしょう…。


【丁寧なチュートリアルで、初心者も安心!】



"カヴン"や"ドナム"、"クリティカルゴア"など、本作には独特な用語が多く存在します。
しかし、ゲームスタート時や新規システム解放時にはその都度、丁寧なチュートリアルが入るため心配無用!最初からすべての機能が解放されているわけではなく、機能は順次解放されていくので、頭にシステムを詰め込む必要はありません。ひとつずつ覚えながらゲームを進めていくことができるので、気付いたら専門用語も自然と覚えています。システム解放のタイミングも丁度良いので、迷宮探索にマンネリを感じることがなく、ゲームとしての触り心地は抜群。「専門用語が多くてハードルが高い……」と思ってプレイをしないのは勿体ないですよ!


【迷宮の最奥には何がある?】

奥深く続く迷宮。その最深部には、私も未だたどり着くことができていません。
現在11時間程プレイをしましたが、まだ全てのシステム解放もされていない序盤です。マップを埋め、クエストをこなし、錬金に錬金を重ね、気付いたら深夜…という毎日を送っています。自分のカヴンが強くなっていくのが楽しくてたまらないため、やめどきがわからないままぶっ続けのプレイ中……。ハック&スラッシュを繰り返し、最強のガヴン作成を目指しています!のんびりと探索を楽しんでいるため、迷宮の謎が解明されるのはまだまだ先になりそうです。
ドロニア様、怒らないで待っててくださいね~。

 

製品情報
『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』​

【ジャンル】RPG
【対応機種】PlayStation®Vita
(PlayStation(R)Vita TV 対応)
【発売日】2016年6月23日発売
【プレイ人数】1人
【価格】通常版5,980円(税込6,458円)
限定版7,980円(税込8,618円)
DL版4,762円(税込5,143円)
【ディレクター・シナリオ】泉達也
【キャラクターデザイン】原田たけひと
【音楽】佐藤天平
【CERO】「C」 (15才以上対象)
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