8月の折り返しで振り返る、夏アニメ私的ベスト5!

2015.8.6
コラム
アニメ/ゲーム

オーバーロード © 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

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数多ある傑作の中で、必見すべきはどのアニメか?

真夏日の続く中、いわゆる夏アニメも中盤にさしかかりドラマが大きく展開し始めた頃ですが、読者のみなさんは見るアニメを絞っている頃でしょうか? 今夏も多様なアニメが出ていますが、なかなか豊作なのでは。その中から独断と偏見で、私的に人気のある作品と、その見どころについて語っていきましょう。

■第5位
GANGSTA

© kohske / shinchosha . gangsta. committee

マフィアが支配する街で、喋れない日本刀使いのニコラスと、色男の拳銃使いウォリックのコンビが営む『便利屋』が様々な事件に遭遇するバディ物の作品。今期では他に見ない「男の色気」を感じさせるアニメ・ノワールなところが最大の特徴で、ふとしたシーンで見せる男の絆とか、たまらないものがあります。こういう渋い作品を作らせたらピカイチの制作会社、マングローブの腕前が冴え渡るアニメになっているので、是非チェックを。オープニング曲の『Renegade』、エンディング曲の『夜の国』はどちらも名曲ですのでこちらもオススメです。

© kohske / shinchosha . gangsta. committee

■第4位
オーバーロード

©丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

広大な世界と高い自由度を誇るDMMO-RPG「ユグドラシル」のサービス終了時、とあるギルドの長であるモモンガは本拠地にて最後の時を迎えるのだが、サービス終了になってもログアウトせず、NPCキャラクターまでもが意思を持って活動し始めた……という異世界系ダークファンタジー。謎に包まれた異世界で、世界征服を志すモモンガさんとその部下たちの活躍を見守る感じですが、ストーリー展開が毎回ひねってあって面白いのに加えて、モモンガさんがオーバースペックなのに押し付けがましい強さではないので、イライラせず純粋にスカッとします。ある意味、魅力的なキャラが集まった勧善懲悪モノの極みですが、ここからどういった障害が現れ、乗り越えていくのかが楽しみな作品です。
ちなみにこちらのアニメもOP、EDともにカッコイイのでご一聴あれ。

© 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

■第3位
アイドルマスターシンデレラガールズ

名作「アイドルマスター」のソーシャルゲームから誕生したアイドルアニメ。登場するアイドルの数は膨大なのですが、それぞれのキャラクター付けがはっきりしており、自分の好みのアイドルを応援しながら見ると、より感情移入が出来て楽しめるのがポイントです。女の子が沢山出てくるだけではなく、アイドルになるための現実や乗り越えるべき壁などドラマ部分もしっかり作られているので、1つの作品としてとても丁寧な仕上がりになっているのも高評価したいです。ソーシャルゲームとコラボしてレアカードを入手できるので、未プレイの方は今から始めるのがいいかもしれません。もちろんアイドルだけあって、楽曲の良さも特筆すべきポイントです!

©BNEI/PROJECT CINDERELLA
 

■第2位
Charlotte

若年性で発現する超能力を持ってしまった主人公たちが登場する、コメディタッチでありながらシリアスな要素も多分に含んでいる完全オリジナルアニメーション。ADVゲーム会社の雄、KEY/ビジュアルアーツの麻枝准(CLANNAD、Angel Beats!)がシナリオを担当しており、アニメーション制作をAngel Beats!でタッグを組んだ職人系スタジオ「P.A.WORKS」が作成することで期待値が高かったのですが、現時点で中盤の盛り上がりに向けて布石が終わったところと言えます。麻枝氏は「6話から本番」と公言していたが、十分に期待していいでしょう。能力者それぞれの個性も豊かで、シナリオと設定の力をはっきり受け取れる作品になっているので、『見応え』が欲しい人は是非視聴を。

©VisualArt's/Key/Charlotte Project

 

■第1位
うしおととら

週刊少年サンデーで連載されていた藤田和日郎さんの代表作が長き時を経てアニメ化! ということで、ディープなファンも多い人気作の映像化で話題になりましたが、高かったハードルを軽々と飛び越えるアニメ化の成功に万々歳ですね。話のテンポ、絵柄、配役、主題歌とすべてが文句なしの傑作です。分割3クールで原作の最後までやるとのことなので、どのようにアレンジされるかも不安ではなく「楽しみ」に感じられるのが素晴らしい。是非アニメから入った人も、原作を含めて藤田ワールドを堪能してください!

© 藤田和日郎・小学館/うしおととら製作委員会