京都バレエ団『ドン・キホーテ』にパリ・オペラ座からブノワ賞を受賞したオニール・八菜が登場

長年、パリ・オペラ座と交流を続けている有馬龍子記念 京都バレエ団が、今年もパリから豪華なメンバーを招き公演を行う。演出・振付は昨年の『ロミオとジュリエット』でも、オペラ座のエスプリを感じさせる振付で好評を博したファブリス・ブルジョワ。

 そして、今回の大きな注目は、先日ブノワ賞を受賞したばかりのパリ・オペラ座の若きプルミエール・ダンスーズ、オニール・八菜がキトリを踊るということ。彼女がこの公演に出演するのは以前から決まっていたことなのだが、とても嬉しいタイミングで踊りを観ることができる。母が日本人で3歳の時に日本でバレエをはじめた彼女だが、日本で全幕公演の主演をするのは初めてとなる。

 相手役バジルは、日本のファンも多く、京都バレエ団の公演ではお馴染みになった美しく知的なエトワール、カール・パケット。加えて、なんと、ドン・キホーテを踊るのは往年のエトワール、シリル・アタナソフ。主要キャストを聞いただけで大きな期待が膨らむ。

 会場はオープン間もないロームシアター京都のメインホール。演奏は京都市交響楽団で、楽譜の構成にも力を入れているという。同楽団がバレエの演奏をすることは滅多にないことなので、こちらも注目だ。

 興味が膨らむ話題がいくつも重なるこの公演。きっとパリの優雅な雰囲気を満喫できる舞台になるのでは─と、楽しみだ。


文:菘(すずな)あつこ
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年7月号から)

7/24(日)15:00 ロームシアター京都
問:京都バレエ団075-701-6026 
http://www.kyoto-ballet-academy.com

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