土屋太鳳が九州の被災者にあらためてエール「今も復興活動が続いています」 映画『青空エール』完成披露試写会
映画『青空エール』完成披露試写会
7月21日、東京・イイノホールで映画『青空エール』の完成披露試写会が開催され、土屋太鳳、竹内涼真、葉山奨之、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、山田裕貴、志田未来、上野樹里、平祐奈、三木孝浩監督が登壇した。
映画『青空エール』は、河原和音原作の同名漫画を実写化したもの。2008年から別冊マーガレットで連載された原作は累計発行部数340万部を突破するなど人気を博した。北海道・札幌を舞台に、ブラスバンドに憧れ吹奏楽の名門校に入学した高校1年生の小野つばさと、甲子園を目指す同級生の野球部員・山田大介の恋模様を中心とした青春物語。ヒロイン・小野つばさを土屋が、山田大介を竹内が演じている。
土屋太鳳
イベントには、映画本編にエキストラ出演している国立音楽院ブラスバンドチームも登場。同ブラスバンドのにぎやかな演奏とともにキャスト陣が順番にステージに登場した。
土屋太鳳
葉山奨之
小島藤子
志田未来
上野樹里
同作ではじめてトランペットに挑戦した土屋は「すごく難しかったです。本当に部活の1年生の気分でした」と本音を吐露。おなじくトランペット初挑戦の葉山も「(練習を)やりすぎると、タラコ唇みたいになっちゃうんで……」ともらし、笑いをさそいつつも撮影時の苦労を振り返っていた。また、『のだめカンタービレ』での役がらから打って変わって、吹奏楽部のスパルタ顧問&指揮者・杉村を演じた上野は「今まではサックス、ピアノをやらせていただいて、演奏する側だったんです。指揮者は全員を率いていかなきゃいけないので。自分自身との戦いでした」と語る。また、撮影中のようすを聞かれた葉山は「指揮をしたときに、みんなに緊張感があった。あの感覚は樹里さんしか持っていないもの」と、上野の役づくりを絶賛していた。
竹内涼真
山田裕貴
堀井新太
松井愛莉
平祐奈
甲子園を目指す役ながら、野球未経験の竹内は「お二人(山田裕貴、堀井新太)に助けられましたね。最初はパニックで……」と本音をもらす。野球経験者の山田は「最初は野球経験者が見たら、『ん?』と思うところはあったんですけど……」と笑いを誘いつつも、「いろんな特訓を通してめちゃくちゃ上手くなった。本当の強打者、レギュラーの正捕手に見えてくる。彼の努力はスゴイ」と称賛を送っていた。
土屋太鳳
また、同作では、土屋演じるつばさと、竹内演じる大介の恋模様も見どころのひとつ。この日は、土屋が身長155cm、竹内が185cmという身長差でのキスシーンが話題に。土屋は「つばさちゃんと大介くんの恋愛はすごく素敵なんですけど、実際はすごく危険というか……ラブという名のアクションっていう感じ」と独特の表現でキスの難易度についてコメント。竹内が「この身長差のキスは難しいんです」「1回外しちゃったんですよ。鼻にしちゃって(笑)」とこぼすと、土屋も「こういくから、こういくよ、みたいな。結構アクションみたいな感じでした」などと続け、会場の笑いを誘っていた。
葉山奨之、土屋太鳳
イベントの最後には、作品にちなんで「エールを送りたい人は誰」との質問がキャスト陣に投げかけられた。すると土屋は神妙な面持ちで、「撮影が始まった頃、九州の震災がありました。今も復興活動が続いていますので、その方たちにエールを送りたいと思います」と、熊本地震の被災者を気づかっていた。また、葉山はエールを送る相手として土屋をあげ、「この撮影中にすごく助けられたので……ぼくが色々苦労したところで、太鳳ちゃんがすごく支えてくれた」「自分のシーンがないときも残ってくれていて。ほんとにスゴイ女優さんで、感謝しかないです。これからもっとスケジュールがハードになるから、エールを受けて頑張ってほしい」と、やや声を震わせながら語った。土屋は照れながらも、笑顔で葉山と固い握手を交わしていた。出演者たちは思い思いの相手にエールを送り、最後はwhiteeeenによる主題歌「キセキ~未来へ~」が流れるなか爽やかに会場を後にした。
映画『青空エール』は2016年8月20日より全国東宝系にてロードショー
『青空エール』
(C)2016 映画「青空エール」製作委員会 (C)河原和音/集英社
【キャスト】
土屋太鳳 竹内涼真 葉山奨之 堀井新太 小島藤子 松井愛莉 平 祐奈 山田裕貴
/志田未来/上野樹里 ほか
原作:河原和音「青空エール」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:三木孝浩(みきたかひろ)
脚本:持地佑季子
ブラスバンドの応援に憧れる小野つばさは、吹奏楽部の名門・白翔高校に入学する。だが、トランペット初心者のつばさ。レベルの高い猛練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれたのが、クラスメートで野球部員の山田大介。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、ある「約束」をかわす。それは、いつか甲子園に大介が出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援すること。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を、吹奏楽部が応援することに。ところが途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは一人でトランペットを吹いてしまう。謹慎処分となったつばさを心配して訪ねて来た大介。ふくらむ気持ちを抑えきれずに、つばさは大介に「好きっていったら困る?」と告白してしまう。つばさと大介の恋の行方は?そして、ふたりの夢のたどりつく先は?
8月17日発売
価格:1,180円(税込)
品番:UPCH-5883
<CD収録曲>
1. キセキ~未来へ~ ※映画『青空エール』主題歌
2. メロディー ※映画『青空エール』挿入歌
配信情報
・着うた配信中
・iTunes、レコチョク他フルVer. 8月10日配信スタート
「キセキ~未来へ~」MV