小林紀子バレエ・シアター『ミックス・プログラム』

2015.8.11
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クラシック
舞台

『グローリア』 Photograph by Leslie E.Spatt

『グローリア』日本初演含む魅惑的な3作

 英国バレエと縁が深い小林紀子バレエ・シアター。次回公演はマクミラン作品2演目を含んだトリプルビルで、非常に魅力的な内容となっている。注目は日本初演となる『グローリア』。第一次世界大戦で散った若き戦士たちを弔う名作である。戦争によって青春を奪われてしまった若者の悲劇をマクミランらしい雄弁な振付で描き出す。胸が詰まる作品だ。

 一転して『ソワレ・ミュージカル』は、祝祭ムード溢れる華やかな作品。音楽はロッシーニによる原曲をブリテンが編曲したものが使用され、流麗なパ・ド・ドゥやダイナミックなパ・ド・カトルなど、多様な踊りで見応えがある。軽快なリズムに気分が高揚する作品だ。

 そして最後は古典の名作『ライモンダ』より第3幕の抜粋。異国情緒溢れる重厚で典雅な踊りがクラシックバレエの真髄を感じさせてくれる。ゲストはロマン・ラツィック(ウィーン国立歌劇場バレエ)、エステバン・ベルランガ(スペイン国立ダンスカンパニー)。

文:石村紀子
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年8月号から)

公演情報
第108回小林紀子バレエ・シアター公演

期間:8/21(金)~8/23(日)
会場:新国立劇場(中)
芸術監督:小林紀子
監修:デボラ・マクミラン
ゲスト・バレエマスター:アントニー・ダウソン
指揮:ポール・ストバート
演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団
合唱:武蔵野音楽大学グローリア合唱団
主な出演:島添亮子、ロマン・ラツィック、エステバン・ベルランガ、後藤和雄、高橋怜子、恵谷彰、大森結城、冨川直樹、村山亮、澤田展生、萱嶋みゆき、真野琴絵ほか
問合せ:小林紀子バレエ・シアター03-3987-3648
http://www.nkbt-tokyo.com