押尾学復帰トークライブ 政界のあの人も応援に駆け付けた

2016.7.26
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押尾学トークギグ2016in東京 ©yu-yukko

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2009年に薬物事件を起こした元俳優でミュージシャンの押尾学が24日、東京都渋谷で立ち見を含めおよそ100人のファンを集めトークイベントを行った。

本公演は、企画・司会進行を務めるIZUMI PROMOTIONの代表伊津美敬と、押尾学の2人のトークイベントであるが、ファンとの物理的な距離も近く、参加者が声を挙げると本人が直接それにコメントするというアットホームなイベントだった。

冒頭で押尾と伊津美は大阪へ移動中に思わぬ先客に出くわしたと語った。品川駅で突然警察官3人に呼び止められ職務質問を受けたのだそうだ。理由は「刺青をしているから」と言われたようだが、押尾は伊津美に「警察関係は慣れているから」と言って素直に応じ、急いでいたため警察官を連れて移動しながら身体検査を受けたと苦笑いで語った。そんな話を自虐的に話す様子は、ファンとの間でお互いに信用し合えている良い関係があると感じた。

「トークギグ」はこうして緩やかにスタートした。これからの話もひと段落したところで、自身のエゴサーチはしないと語った押尾にふりかかったテーマはこれである。

「押尾語録」問題

ネットに溢れる「押尾語録」は事実なのか ©yu-yukko

そう、ネット嫌いの押尾には知る由もない、ネット上に溢れる「押尾語録」は事実なのか?ファンなら1度は聞いてみたかったであろうテーマだ。

今回検証されたのはこちら

①「ヒーロー不在のこんな時代だから、俺への負担も自然とデカクなる」

「ジミヘンのようにギターを燃やすような真似はしない。今の俺は、既に炎に包まれている」

「からあげくんは、いつでも増量している。愛ってそういうもんだろ」

①、②に関しては一つ一つコメントをしながら「言ってないよ。」とクールに答えたが、さすがの押尾も③に関しては、一瞬考えて「どういうこと?笑」と司会の伊津美に問い返し、会場は笑いに包まれた。どうやらネット上での「押尾語録」は本人のものとは違うらしい。

語録の内容に押尾本人も思わず苦笑 ©yu-yukko

その後、会場のファンからの質問コーナーなど数コーナー行った「トークギグ」はいよいよ終盤戦。ここで司会の伊津美からスペシャルゲストが来てくれているというアナウンスがあり、どよめく会場に現れたのは?

なんと政治家のマック赤坂

考えもしなかったスペシャルゲストの登場に、会場も大歓声。どうやら押尾との直接の面識はなく、これも伊津美がブッキングしたとのこと。

するとマックからは「以前から陰でそっと応援していたんですよ」と押尾へのエールを送り、「私が何度落ちても選挙に出るように、何度でもやり直せることの出来る人生を政治家としてのテーマにしている。押尾さんも新しい人生、復活の人生をイチから始めてほしいという気持ちでノーギャラで出演を決めました」と熱い言葉に会場からは拍手喝采。

最後は押尾と会場全員で、10度、20度、30度の口角を上げるネタで盛り上がり、ステージを後にした。

突然応援に駆け付けたマック赤坂(写真左)と押尾学(写真右) ©yu-yukko

トークが終わった後も、押尾のファンサービスは続く。来場者全員とツーショット撮影会を行い、時に笑顔を見せる押尾は、ファンと再び会えるようになったことを喜んでいるように見えた。

復帰に奮闘するアーティストや表現する場の少ないアーティストを支えるこういったイベントがこれからも増えていくことが願われ、このイベントは幕を閉じた。

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