浜崎あゆみ、TRF、AAA、倖田來未らが登場した『a-nation island 2016 powered by dTV』公式レポート
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『a-nation island 2016 powered by dTV』
『a-nation island 2016 powered by dTV』
2016.8.2 国立代々木競技場第一体育館
今年で15年目を迎えた国内最大級の夏フェス『a-nation』が開幕、7月29日(金)より7日間にわたって様々なアーティストが登場する『a-nation island 2016 powered by dTV』。5日目となる8月2日(火)は『FEVER a-nation by SANKYO』と題し、a-nationとパチンコメーカーSANKYOとのタイアップが実現。新機種の「CRフィーバー a-nation」に登場する豪華アーティストたちが国立代々木競技場第一体育館に集結した。
浜崎あゆみ
『a-nation island』の会場に浜崎あゆみが登場するのは初ということもあり、開演前には観客たちの熱い「ayu」コールが沸き起こったこの日。ピンクのライトが揺らめく中、ダンサーによるエキゾチックなダンスとともにアラビアンな衣装をまとった浜崎あゆみが登場、割れんばかりの大歓声に包まれた。「いくぜ! a-nation!」の叫びを合図に「INSPIRE」を披露、さらにロックナンバーの「WARNING」を続け、重厚なサウンドと迫真のダンスと歌で会場をどんどんヒートアップさせていく。「fairyland」と「HANABI」では雰囲気は一転。会場中に響き渡るほどの美しい歌声を聴かせる。「Movin’ on without you」を皮切りにラストの「BLUE BIRD」までこの夏を彩るポップナンバーを次々と届け、会場中ビッグウェーブが沸き起こる華々しい幕開けとなった。
U-KISS
その興奮を引き継いで2番手に登場したのは、アジアで絶大な人気を誇るU-KISS。今冬に日本メジャーデビュー5周年を記念した初のベストツアーを控えている彼ら。1曲目「Stalker」(韓国曲)から持ち前のキレッキレのダンスと歌を披露。息つく間もなく繰り広げられるパフォーマンスに、思わず見とれてしまうほどだ。恒例の挨拶と自己紹介のあと、一転してミディアム曲「Spring Rain」を熱唱し、会場は温かい雰囲気に包まれた。「心温かくなりましたか?」(フン)と優しく語りかけたあと、「最後の曲は『Rock Me』です」(ケビン)「行きましょう!」(スヒョン)と、ラストは再び会場中を巻き込むクール&スタイリッシュなパフォーマンスの「Rock Me」で、観客たちをさらなる熱狂へと誘った。
hitomi
続いては、夏らしい白と黄色のボーダーワンピース姿で「ハ~イ! 代々木!」と登場したhitomi。「LOVE 2000」では観客たちもサビを大合唱、遊び心あふれるパフォーマンスに会場はぐいぐいと引き込まれていく。大ヒット曲の「SAMURAI DRIVE」「CANDY GIRL」を歌い終えると、「私事なのですが、実はこう見えて妊婦です」と語り、会場はどよめきと祝福の声が。「間もなく8ヵ月目に入るんですけど、一緒に歌ってます」とお腹をさすった。「もっと一体になりたいのよ、(みんなと)一緒に!」と、ラストの「WONDERLAND」では、爽快なバンドのリズムに合わせ、ココロ踊るような歌声で会場を一つにし、この日の盛り上がりを確かなものにした。
鈴木亜美
4番手には白のアシンメトリードレス姿の鈴木亜美が登場。デビュー曲の「love the island」からキュートな笑顔で観客たちに手を振りながら「alone in my room」「white key」など代表曲を熱唱。「みなさん、元気ですか? もっともっと声を聞かせて!」「おなかのベイビーにも届けてください!」と煽りながら大ヒット曲「BE TOGETHER」へ。ポップな歌声が会場全体に響き渡ると、会場からは大きな歓声が上がった。最後はトランスサウンドの「Delightful」で、彩り鮮やかなバックライトが会場を照らし、観客たちも大合唱&掛け合いを見せるパワフルなパフォーマンスを披露、会場の外までハッピー感が伝わるようなステージだった。
Do As Infinity
続いて登場したDo As Infinityは、全員「BECAUSE OF SUMMER」のロゴが入った揃いの白Tシャツ姿。バンドのインストセッションから「HEY HEY! TOKYO~!」と伴都美子が登場すると、1曲目「本日ハ晴天ナリ」でライブがスタート。重厚なバンドサウンドの中、伴都美子の力強い歌声と大渡亮のギタープレイの絶妙なコラボレーションで、一瞬にして会場中をDo As Infinityの世界観一色に染め上げた。赤い照明と無数なレーザーが飛び交った「アリアドネの糸」、そして「冒険者たち」と鉄板曲を惜しみなく次々と披露。ラストの「遠くまで」では会場中がハンドクラップに包まれ、観客たちのボルテージも一気に上昇。ロックなステージで一体感を作り出した。
AAA
次の出演者を告げる映像にAAAと出た瞬間、凄まじい歓声と熱狂に包み込まれた。「楽しむ準備はできてますか、a-nation!」と日高光啓の煽りとともにカジュアルな衣装に身を包んだメンバーが登場、軽快なEDMサウンドの「Love Is In The Air」と「Flavor of kiss」で盛り上げる。そして名曲「恋音と雨空」を続け、観客たちをグッと引き込んでいった。浦田直也が「代々木って、もっと声出るよね?」と語ると、観客たちは地響きのような声援で応えた。この夏を熱くする「NEW」、そしてラストの「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」では観客たちもタオルを振り回し、会場中を熱気の渦に巻き込んだ。「今年初の夏フェスです。熱いね!」(宇野実彩子)の言葉通り、エネルギッシュかつ終始圧巻なパフォーマンスで観客たちを魅了した。
倖田來未
興奮覚めやまぬ中、セクシーな黒のシースルー衣装で倖田來未が登場。「Mercedes」では一糸乱れぬダンスと力溢れる歌声で観客を熱くする。PVさながらの札束が舞い散る演出は、グラマラスな雰囲気を大いに感じさせた。「WON'T BE LONG~Red Cherry Version~」では会場全体が一緒になって踊り、大合唱。MCでは「a-nationが来ると、夏が来たなという感じがする」と語り、「さらに盛り上がってくよ!」の声とともに、会場はこの日一番の盛り上がりを見せる。「IS THIS TRAP?」「LOADED feat.Sean Paul」などのダンスアンセムではパワフルな歌声はもちろんのこと、ダンサーたちとの絶妙な絡みも含め「クイーン・オブ・ライブ」と称されるそのものの圧倒的なパフォーマンス。ラストはタオルを振り回して熱狂を呼ぶ「Poppin’ love cocktail」で最高潮の盛り上がりのままステージを後にした。
TRF
トリを務めたのは15周年を迎えたa-nationに欠かさず出演しているTRF。「Overnight Sensation~時代はあなたに委ねてる~」「寒い夜だから…」「BOY MEETS GIRL」と大ヒットを記録したダンスナンバーで会場の盛り上がりは最高潮へと突入! DJ KOOによるマイクパフォーマンスやSAM、ETSU、CHIHARUのキレのあるダンス、そしてYU-KIの透明感のある歌声で会場全体が“お祭り”状態に。「CRAZY GONNA CRAZY」「EZ DO DANCE」のメドレーでは、観客たちも飛び跳ねて踊り、掛け合い、大合唱する熱狂ぶり。フィナーレは「survival dAnce~no no cry more~」で、壮大に銀テープが舞い散る中、さらなる興奮と熱狂を呼び、空前の盛り上がりのまま幕を閉じた。
『FEVER a-nation by SANKYO』は11,000人を動員。a-nationとともに過ごしてきたスペシャルなメンバーによるスペシャルなセットリストで、まさに最高のエンターテイメントを目撃できた豪華な一夜となった。
尚、『a-nation island 2016 powered by dTV』は、明日『Asia Progress~5th Anniversary~』が最終日となる。
レポート・文=古田島大介