P★リーガー列伝 Vol.4「フレッシュサウスポー 鶴井亜南」

インタビュー
イベント/レジャー
2016.8.9
鶴井亜南(つるい・あなみ) プロ ©P★LEAGUE実行委員会

鶴井亜南(つるい・あなみ) プロ ©P★LEAGUE実行委員会

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BS日テレ『ボウリング革命 P★LEAGUE』のレギュラー放送が、2015年4月で10年目を迎えた。P★LEAGUEの「P」にはPretty(キュート)、Performance(魅せる)、Passion(情熱的な)、Power(力強い)、Perfect(300点GET)という5つの意味が込められている。 出場するP★リーガーは、その5つのキーワードを象徴するかのように、技術、体力、美貌を兼ね備えた女性アスリートばかりだ。SPICEでは、このP★LEAGUE10周年を記念し、P★リーガー24名に単独インタビューを敢行。今回は、8月7日に21歳になったばかりの"フレッシュサウスポー"鶴井亜南プロが登場してくれた。

©P★LEAGUE実行委員会

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――キャッチフレーズにも入っていますが、鶴井プロはサウスポー(左利き)ですね。ボウリングの場合、サウスポーは不利? それとも有利?

どちらもあると思います。右利きと左利きではレーンをボールが転がっていく軌道が違うんですね。ボウラーの方も圧倒的に右利きの方が多いので、どうしてもレーンが荒れてくるんです。

――雪道を人がたくさん歩くと、いっぱい足跡がついてデコボコになるみたいな感じでしょうか?

そんな感じです。左はそこまで荒れないので、一度レーン・コンディションを掴むと、ずっと調子よくいけることもあります。逆に難しいレーンになると、他の方の軌道を参考にできないので、レーンを何とか自分のものにしないといけない。それぞれ難しさがあるし、面白さもありますね。

――鶴井プロは、しなやかでダイナミックなフォームも印象的ですね。

小学6年生ぐらいから本格的にボウリングを始めたんですけど、そのころからほかの人より関節が柔らかいみたいで。それで自然とクセがついたのかなと思います。 直そうとしても直らなかったんですけど、中学時代からの師匠に「お前の個性を活かせ」と言われてからは、個性を伸ばしながら悪い点を直していくように教えてもらっています。

――小学6年生でボウリングにハマったきっかけは?

友達とボウリング場に遊びに行ったときに、たまたまP★LEAGUEの開幕戦がテレビで流れていたんです。そのときは吉田真由美プロが大逆転で優勝したんですけど、それを観て、もう感動してしまって。「カッコいいな、私もやってみたい!」と思って、すぐにマイボールを親にねだりました。

――今伺っているだけでも、そのときの興奮や感動が伝わりますね。

もう直感で「これ、いい!」って感じでした。バレーボールとかクラシックバレエとか、いろいろなことをやっていたんですけど、全部やめてボウリング一本に絞りましたね。それからもP★LEAGUEを観ていたんですけど、「女性なのにどうしてあんなにスピードを出せるんだろう? ストライクが取れるんだろう? 私もああいう風になりたい」ってずっと思い続けていました。

――他の習い事に比べて、一番惹かれたのはどんなところでしたか?

ボウリングって、ストライクを取ると嬉しいじゃないですか。それに、勝負がスコアに出てハッキリするというところも面白そうだなと。本格的にやってみたらもっと楽しくなって、学生時代もボウリングばかりやっていました。それはプロになった今もですけど(笑)。

――鶴井プロは第52戦からP★LEAGUEに参戦しています。憧れていたP★LEAGUEに初めて出場したときの気持ちは?

私は『第2回次世代P★リーガー発掘プロジェクト』のオーディションで合格させていただいたんですが、出場できると分かったときは凄く嬉しかったですね。ずっと、出たい出たいと思っていたので。初めて出場したときは、テレビで見ていたよりも迫力があって、ボウリング場で投げているような感じがしなかったです。「私、テレビの中にいる!」という感じでした(笑)。

――公式戦では、デビューした一昨年(2014年)のポイントランキング75位から、昨年は一気に10位とランクアップ。プロで活躍できている理由は何だと思いますか?

技術も精神面も全然まだまだなんけど……スコアが悪いときでも諦めずに、「ストライクを取ってやる」という強気な気持ちで挑むことができる性格が、ボウリングに合っているんじゃないかなと思います。

――たしかに、P★LEAGUEのときは表情もキリッとしますよね。今は穏やかで控えめな感じなのに。

よく言われます、顔つきが変わるって。P★LEAGUEの録画を自分で見返しても、「ああ、全然違う!」って(笑)。

――普段はどんな性格なのですか?

優柔不断ですし、あまり勝ち負けに興味がないというか。平和に暮らしていきたいみたいな(笑)。そういう性格です。でも、ボウリングになるとピンが残るのが悔しくて、「全部倒してやりたい!」っていう気持ちが出てきます。興味があることには対してだけ、ハッキリしているんです。

――興味があるといえば、実はかなりの歴史好きだそうですね。

はい! 小学生の時に、『るろうに剣心』というアニメや漫画にハマったのがきっかけです。武士がカッコいいなあと思って。そこから、もうずっと歴女です(笑)。ほかの科目は普通だったんですけど、日本史や社会は小学校のときからずっと一番でした。特に土方さん、あ、新撰組副長の土方歳三が好きです。

――土方歳三に一番惹かれるところは?

土方さん、あ、土方歳三の……。

――土方さんでもいいですよ!(笑)

いえ、そんな馴れ馴れしく呼べないです、尊敬しすぎて。土方歳三は、政府に加わらずに最後まで武士として、新撰組として生きたところが好きなんです。意志を貫き通すところがすごくカッコいいなと思いました。自分もそういうところを目指したいです。

――ボウリングで“土方イズム”が活かされる場面はありますか?

うーん。強いてあげれば、私はけっこう体が弱くて、生まれてすぐ病気になって死にかけたことがあったんですね。それで、小学校の時も入退院を繰り返していました。ボウリングを始めてからも体調を崩したりしていたんですけど、それでも諦めずに、また投げたいと思って続けてきたことですかね。

――そうなんですね。いろいろ習い事をしていたから、スポーツ少女だと思っていました。

バレーボールやクラシックバレエ、それから柔道もやっていたんですけど、全部体を強くするために始めたものなんです。あ、でも、今はもう治したので大丈夫です!

――最後に、P★LEAGUEの魅力や、「ここを観てほしい!」というところがあれば、ぜひお願いします。

P★LEAGUEは、私が子どもの頃に憧れた世界そのままで、本当に華やかな舞台ですし、いろいろな個性の方が出てくるので、観ていて飽きないと思います。私の場合は、やっぱり独特なフォームが自分の持ち味だと思うので、まずフォームを観ていただければ。あとは、いつも真剣に投げているプレースタイルも、観ていただけたら嬉しいです!

 

 

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【応募締切】
8月31日(水)23:59まで

 

イベント情報
第39回 ジャパンオープンボウリング選手権

開催日:11月3日(木・祝)~11月6日(日)
会場:稲沢グランドボウル (愛知県)

 

プロフィール
鶴井 亜南

1994年8月7日生まれ、栃木県出身
グッドウイン / ABS所属
JPBA47期生
2016年ポイントランキング 10位

P★LEAGUEオフィシャルサイト:http://www.p-league.jp/
鶴井 亜南公式twitter:https://twitter.com/anami_wind
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