TUBE 関西で真夏のスタジアムライブを開催、噴水・炎・打ち上げ花火などサプライズ満載のステージ
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TUBEが、毎年恒例となっている夏の野外スタジアムライブの関西公演となる『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2016 –RIDE ON SUMMER-』を8月6日(土)に、ほっともっとフィールド神戸で開催した。
1991年から阪神甲子園球場でライブを行ってきたTUBEだが、ここ数年はライブスケジュールがTUBEにとっての大晦日である8月31日以降での日程が続いていた為、昨年デビュー30周年、連続25回目を区切りとして約3万人のファンに惜しまれながらも“最後の甲子園ライブ”を開催した。
しかし、「関西でも野外ライブを開催して欲しい」というファンの熱い想いに応え、場所をほっともっとフィールド神戸に移し、真夏の関西でライブを行った。
TUBE
メインステージにはデビュー31年目、新しいステージに羽ばたくことをイメージしたかのような5つの気球が設置され、青い空に向かって浮かんでいる。
今回のツアーは“長年支えてくれているファンにも、初めてライブに来た人にも楽しんでもらえる”選曲をテーマに、誰もが知るTUBEのヒット曲とアルバムツアーではなかなか聴くことができない隠れた名曲を演奏するというコンセプトで構成されていた。
オープニングはハードロックがルーツでもあるTUBEのメンバーらしい“TUBEのロックメドレー”でライブがスタート。代表曲「シーズン・イン・ザ・サン」そして、今年7月に発売した通算60枚目のシングル「RIDE ON SUMMER」もライブ初披露となった。
前田亘輝の声帯手術を経てから初のレコーディングであったこの曲は、メンバーにとってもファンにとっても思い入れの深い楽曲だろう。毎朝目覚めるたびに、新しい自分に変われるチャンスは誰にでもあるという”始まり”を予感させるポジティブなメッセージソングで、パワーアップした伸びやかな歌声を聴かせた。
春畑道哉
本編後半では、ソロデビュー30周年の節目に4年振りの全国ソロツアーの開催&16年振りのフルアルバムの発売を発表した、ギタリスト春畑道哉のソロコーナーも盛り込まれていた。春畑は、サッカーJ1リーグで兵庫を本拠にするヴィッセル神戸のために書き下ろした新曲を披露し、ステージの両サイドにはタイトル「WE ARE ONE」の文字が刻印された赤と白の大きなフラッグが雄大にはためく中、ヴィッセル神戸のチームカラーでもある赤色のギターを手にエネルギッシュなギタープレイを展開、ドラマチックなサウンドに会場が1つに包まれた。
そして本編ラストを飾ったのは昨年末、冬のシングルとして発表された「灯台」。ボーカルの前田亘輝は「去年はTUBE30年アニバーサリーイヤーということで年末までライブをやり終え、「やったー!」と思ったら僕の喉がパンクしまして、高校生以来の手術をしました。しばらく休養して、今年は野外ライブはないかなと思ったけど、こんな素敵な会場があったので、是非11年振りに関西圏で野外ライブをやりたいということで開催することになりました。」と、11年振りに真夏に開催した関西でのスタジアムライブへの想いを語り、「今日は1秒1秒、自分が歌えることの喜びを感じながら歌ってきました。今歌える喜びを噛みしめながら『灯台』。」と本編を締めくくった。
TUBE
アンコールでは、TUBEのスタジアムライブ恒例、お待ちかねの炎や打ち上げ花火などの特効ショウが神戸の夜を彩り、場内からは大きな歓声が湧き上がった。
「この街と海、そして音楽を大切にしていって下さい。本当に今日はどうもありがとう!」という前田の挨拶で、TUBEのほっともっとフィールド神戸での夏は終了した。8月20日(土)には28回目となる横浜スタジアムでのライブを開催するTUBE、夏休みはまだ終わらない。
RIDE ON SUMMER
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