気球で移動し、噴水、炎、打ち上げ花火も!TUBEの26年連続・通算28回目横浜スタジアム野外ライブに30,000人が大興奮
-
ポスト -
シェア - 送る
『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2016 -RIDE ON SUMMER-』
TUBEが夏の野外スタジアムライブ『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2016 -RIDE ON SUMMER-』を神奈川県・横浜スタジアムで8月20日(土)に開催した。
TUBEとして記念すべき最初の横浜スタジアムでのライブは1988年8月17日。以降、神奈川県出身のTUBEにとって地元である横浜スタジアムでの野外ライブは毎年恒例となっており、今年で通算28回目を数える。さらに、26年連続での開催となり、自身が持つ横浜スタジアムでのアーティストの単独ライブ最多・連続開催記録を今年も更新した。(※1990年のみ千葉マリンスタジアムで開催)
TUBE 前田亘輝
昨年デビュー30年を迎え、様々な事にチャレンジしたTUBEだが、メインステージにはデビュー31年目の“新しいステージに向かって羽ばたく”ことをイメージしたかのような5つの気球(バルーン)が浮かんでいた。同ライブは
メインステージにメンバーが登場し、「ようこそ、28年目の横スタへ!」という前田亘輝のMCに歓声が上がる中、ロックナンバーを10曲ノンストップで繋ぐ約25分のメドレーでライブはスタート。TUBEのヒストリーを辿るメドレーで元々メンバーそれぞれの音楽ルーツがハードロックでもある彼らの原点を強く感じるオープニングで幕を開けた。
今回のツアーは長年TUBEを支えているファンも、初めてライブに来た人も楽める選曲。3rdシングル「シーズン・イン・ザ・サン」など、誰もが知るTUBEの夏のヒット曲はもちろん、長年ライブで演奏していないファンが唸るような懐かしい曲の数々も披露した。
本編では、7月6日に通算60枚目となるシングルとして発売した「RIDE ON SUMMER」(「クノール®冷たい牛乳でつくるカップスープ」タイアップソング)も披露。今年、前田亘輝が声帯の手術を経て初レコーディングしたこの曲は、“毎朝目覚めるたびに、新しい自分に変われるチャンスは誰にでもある”という”始まりの朝”を予感させるポジティブなメッセージソングで、横浜のファンにパワーアップした歌声を直接届けた。
本編後半には、ソロデビュー30周年の節目となる11月にフルアルバムの発売と4年振りの全国ソロツアーの開催を発表した。ギターの春畑道哉のソロコーナーではサッカーJ1リーグで兵庫を本拠にするヴィッセル神戸のために書き下ろした、新曲「WE ARE ONE」(11月9日発売のアルバムに収録)をパフォーマンス。エネルギッシュなギタープレイが展開され、ドラマチックなサウンドにタイトル通り会場が1つになった。
そして、冬の女王・広瀬香美による楽曲提供曲「おかげサマ―」では、メインステージ真ん中に置かれた “気球”(バルーン)に前田が乗り込むと、気球はどんどん高度を上げ空高くへと浮かんでいく。気球から伸びた6本のロープを固くスタッフが手に持ち、メインステージからアリーナへとゆっくりと誘導していくと、会場からは次々に大歓声があがり、前田は歌いながら観客の頭上を空中移動し、アリーナ後方に設けられたサブステージへと降り立つ。
前田が無事にサブステージに到着すると、アリーナ席を左右に分けていたセンターラインに突如空気で膨らんだ“エアウォーク”が登場し、メインステージとサブステージを繋ぐ橋となった。続けて春畑、角野が演奏しながらエアウォークを渡りきり、サブステージで前田と合流。衝撃的なサプライズ演出にファンは大興奮となった。
本編ラストとなるMCでは、前田が声帯の手術をし、無事に回復した事を改めてファンに報告。「今日は久しぶりに歌えることの喜びを噛みしめながら、楽しいステージが出来ました。本当にありがとう。」と本編最後を締めくくり、昨年末、冬のシングルとして発表した「灯台」を言葉を紡ぐように熱唱すると、大サビでは野外ライブ恒例の噴水が上がった。「様々な困難や苦悩・挫折がありながらも、それを乗り越えながら今日まで30年歩んでこれたのは、ファンのみんながいつも自分たちの行く先を、照らし続けていてくれていたから」というファンに対する感謝の気持ちと、「これから先もファンと共に歩んでいこう」という想いが綴られたバラードに、会場は感動に包まれた。
アンコール曲「SKY HIGH」では、TUBEならではの炎や打ち上げ花火などの特効ショーのダイナミックなパフォーマンスを披露。そして、アンコールラスト「あー夏休み」の圧巻のステージで最後まで観客を魅了した。ダブルアンコール最後のMCでは、メンバーがオリンピックカラーのTUBEロゴが入ったTシャツを着て登場。「頑張れ!ニッポン」と海の向こうのオリンピック選手たちにエールを送り、「思い起こせば、パイプラインという名前で今はなき横浜シェルガーデンというアマチュアのステージに立ったのが最初でした。今はその何倍も沢山の人に聴いてもらえるバンドになりました」と改めてファンにお礼の気持ちを伝え、海と大切な横浜の街への想いを語り「海のバラード」でライブを締めくくった。
※初出時に一部画像キャプションに誤りがございました。つつしんでお詫び申し上げます
シングル「RIDE ON SUMMER」
収録曲
TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2016 –RIDE ON SUMMER-
春畑道哉ソロアルバム
■初回生産限定盤【CD+DVD】
Michiya Haruhata LIVE AROUND 2016