京都発・ミライスカート×姫路発・KRD8 歴史の街から生まれた関西で活躍するアイドルの想いとは?
-
ポスト -
シェア - 送る
ミライスカート KRD8
京都発“はんなり”&“ポップ”なアイドルユニット・ミライスカートと、兵庫県姫路市のご当地アイドルとして、地元を元気いっぱいに盛り上げる8人組アイドル・KRD8。関西の中でも歴史が色濃く残る京都と、日本で初の世界文化遺産となった姫路城を誇る街・姫路という古き文化が残る土地でそれぞれが誕生した。活動していく中でのエピソードや、今後のアイドルシーンのビジョンについてを2組に話してもらった。
――今回は関西の中でも、古き良き日本の文化を色濃く残す土地、京都と姫路で誕生したアイドル2組ということで集まっていただいたわけですが、以前から面識があったり一緒に共演されたことはあったのでしょうか?
ミライスカート・相谷麗菜(以下、相谷):以前一緒に共演して、少しお話させて頂きました。
――お互いどんな印象がありました?
KRD8・日下部早紀(以下、日下部):ミライスカートさんの印象は、なんというか……儚げで、お上品な女の子っぽいイメージがあるんですけど、お話してみたら凄く笑顔がかわくて。
KRD8・宮脇舞依(以下、宮脇舞依):本当に上品です。でも、お話しすると気さくで、あとトークがすごく上手!
相谷:私は、KRD8さんの衣装が好きです。今着てるのは新衣装ですよね?
宮脇舞依:はい!
相谷:この前、新木場STUDIO COASTでステージを見させてもらったんですが、その時に今回の衣装を初めてみて、京都とか姫路の歴史や、和を感じさせる衣装が素敵だなと思ってました。まいちゃん(宮脇)も衣装のデザインされてましたよね?
宮脇舞依:ありがとうございます。前回の巫女さんの衣装は、私がデザインさせてもらいました。
KRD8・宮脇舞衣
――関西のアイドルシーンで、こういう風にしていきたいなっていうのはありますか?
相谷:私たちミライスカートは、『未来フェス』っていうイベントをやっているんですけど、将来は平安神宮でやりたいっていう夢があるんですよ。東京とかでは、色んなアイドルさんが集まるイベントが沢山あると思うんですけど、関西も同じ様にもっと盛り上げたいなと思っていて。『未来フェス』っていうので、京都に他の土地からも、沢山の人が来ていただける様なフェスをしていきたいなと思っています。なので、関西を盛り上げるイベントとかを、KRD8さんと一緒に企画できたらいいなと……。
KRD8一同:是非!
KRD8・三角笑里(以下、三角):私たちは本当に何も考えずにやってきたので、目の前のことにいっぱいいっぱいで……。
日下部:他のアイドルさんと一緒にというのが、私たちは中々無くて。ミライスカートさんと仲良くさせてもらえたらなと思っています。
相谷:ありがとうございます! 嬉しいです。
――数々のライブをしてきてると思うのですが、ライブで大事にしている部分はありますか?
日下部:うちのメンバーは、メンタルが凄く弱くて。だから地方へ行ってお客さんが少なくても、「メンタル強く行こう!」と、ステージに出る前は円陣を組んだり、くだらないことを言い合ったりして不安を和らげたりしています。
相谷:今、日下部さんもおっしゃったように、ミライスカートも4人で同じ気持ちで、ステージに立つのが大事だと思っています。ライブ前に4人を統一するために、“祈念”というお祈りをしていて、手をつないで目を閉じて、お祈りしてから円陣を組んでからステージに立つ様にしています。
――祈念の時は、どんな事を考えるんですか?
相谷:こういうライブにしたいとか、ライブ直前にした事を再確認したり、ふわふわした気持ちを抑えたりしています。
ミライスカート・相谷麗菜
――なるほど。ちなみに、ライブ中に起きたハプニングやエピソードなどはありますか?
宮脇舞依:新しい靴になってから、やたらと脱げやすくて。この前、気付いたら両方とも脱いで裸足でライブしてました。
三角:“脱げた”じゃなくて“脱いだ”?
宮脇舞依:そう! なんか、片方が靴で、片方が裸足ってなんか気持ち悪くて、結果両方脱いじゃって。靴下も滑るので靴下も脱いで、野生な感じで歌ってました(一同笑)。
日下部:まいまい(宮脇舞依)はフォーメーションが自由なんで。決まったものはあるんですけど、テンションが上がりすぎて自由に踊ってしまうので、その辺りはまいまいの特権になっています(笑)。
――宮脇さんは自由担当なんですね。
宮脇舞依:この3年間で、その地位を築き上げて来ました!
ミライスカート・児島真理菜 (以下、児島):ミライスカートも、靴が脱げることが結構あって、気付いたらなっちゃん(林奈緒美)が裸足になってるみたいな。
ミライスカート・林奈緒美 (以下、林):うーん、脱いじゃいますよね。
児島:穴に落ちたことなかった?
林:あった! インストアとかのステージだと、長方形のテーブルが並んだようなステージに乗って歌うことがあるんですが、その時は絶対落ちちゃいます。
KRD8・宮脇愛(以下、宮脇愛):一回さっぴ(日下部)も落ちなかった? 急にリーダーが消えるっていう。
日下部:商品のCDラックにガタガターって。あるあるですね。
宮脇愛:あと前の衣装の時ですが、良いシーンの時に袖が絶対飛ぶんです(笑)。
日下部:そう! 良いシーンの時にピァー!って。
宮脇舞依:それを、“今このタイミングで外した”かの様にみせるために、袖を華麗に投げます。そして、サビの一番盛り上がるところまで、まるでパフォーマンスの一部の様にするんです(笑)。
ミライスカート / KRD8
――なるほど(笑)。そしてKRD8さんは、2016年11月1日(火)にメジャーよりCDをリリースする予定とのことですが、その中に収録される予定の1曲「花蝶願舞」はライブでは既に披露されているそうですが、どのような曲なのでしょうか。
日下部:「花蝶願舞」は、初めての和ロックで衣装も黒になり、(今までと)イメージも変わっていて驚いている人達が多いですね。三角(三角笑里)のソロパートでは、テンション高く良い声で歌うので、そこが見せ場です。
KRD8・三角笑里(以下、三角):フォーメーションも自分たちで考えたり、ダンスもファンの人が一緒に踊りやすい様に考えたりして作っています。
宮脇舞依:観る回数を重ねていくごとに、ハマっていく曲ですね。
――ミライスカートさんは、新曲を披露する時ってどのような感じなんですか?
児島:結構バタバタですね。直前まで振り合わせしたりしてます。
林:ミライスカートもいつもバタバタで、1日前まで振りが完璧に決まってなかったりするので嫌だなぁ……って。でもライブ中はすごい楽しいです。最初はめっちゃ緊張してて、どうやったら盛り上がる曲になるのかな?って思うんですけども、回数を重ねるごとに、お客さんの反応が変わっていくのが新曲だと見えやすいので、楽しいなって思います。
日下部:うちらは、されるがままって感じでしょうか。ファンの人に任せてるってわけじゃないですけど、会場のフロアの雰囲気などはファンの人が作ってくれてる感じですね。
宮脇舞依:ライブに来るたびにファンの人が成長していってるみたいな。それに寄り添って我々も成長していってます。
KRD8・日下部早起
――今まで活動してきて、昔と変わったと思う部分はありましたか?
宮脇舞依:そうですね、私はKRD8に入って人生が180度変わったんです。それまでは、お家と職場の往復で、本当にアイドルとは無縁だったんですね。でもKRD8に入って、まず人見知りが無くなりました。最初は、自分からあんまり話しかけることは無かったんですけど、みんながそれぞれ話しかけてくれたりして。歌とダンスがとにかく下手過ぎて、最初のオーディションでは、未だかつてこんなに歌もダンスも下手なやつはいない!っていうレベルでした。最初の1年間は、ずっと補欠だったんです。けど、メンバーが終電ギリギリまで、プライベートの時間を削って、ダンスの練習に付き合ってくれたり。歌が下手だからといって、全くパートを無しにするっていう事は無く、歌わせてくれたりとか。このメンバーじゃなかったら、KRD8に絶対残っていなかったです。この三年間が、自分の人生の中で一番濃い時間だったなと思います。
日下部:レッスン終わりに、一緒にファミレスとかでご飯食べに行ったりするじゃないですか。そういうのが全部初めてで。
宮脇愛:ライブのリハとか本番の空き時間に、「じゃあみんなでご飯行こう」って言ったら、「ここ入るの初めて! 女の子といくの初めて!」とか多くて。
宮脇舞依:そうなんですよ。メンバーとプライベートで遊びに行くって言ったら、お母さんが凄い喜んでくれてます。鳴らないLINEが鳴るようになったし(笑)。
児島:私は、前のグループに入ってた時のマネージャーさんとプロデューサーさんが、今のKRD8さんのスタッフをされてる方で。そのグループは最初アイドルじゃなかったんですけど、その人にどうしてもアイドルになりたいってお願いして、アイドルグループにしてもらって。そのスタッフさんがいなかったら、多分今は大学で勉強して社会人になってただろうなって思います。その人も、私がアイドルになりたいって言って、アイドルに目覚めてくれたみたいで。だからこうしてKRD8さんともお会いできたりしているので、この人がいなかったら、この場に一緒にいなかったんだろうなって思います。だから今と過去では全然違いますね。
KRD8
――今後の目標や目指すところはありますか?
三角:私たち、一番最初に結成した時は、キャンペンガールみたいな感じの限定のユニットだったので、今3年間も続いてることが信じられないです。これからKRD8をもっと大きくするためにも、第一線に立ってこの8人が、それぞれの個性をぶつけつつ、しっかりとやっていかなきゃいけないなと。私たちは、20歳超えてから始めたので、自分たちでは“第二の青春”と言っていて、この一瞬にかける想いは、どこのグループよりも強いと思います。そういう部分も出しつつ、儚い感じも出しながらいけたらなと考えてます。私たちはまだまだだと思っていて、こういう対談に自分たちの名前があがる事も信じられないです。関西といえば京都にミライスカートさんがいて、兵庫はKRD8だよね!って、まず言ってもらえる様に地元での活動や定期ライブもしつつ、東京でもライブして、いずれはミライスカートさんみたいにツアーとかできる様になれたらいいなと思います。
日下部:初めてのワンマンライブが、味園ユニバースで2016年11月12日(土)にやっとできるようになったので、そこに向けて頑張りたいなと思っています。
児島:私たちはこの秋に、初めての試みで東阪名京ツアーっていうのをワンマンで行うことが決定していて。名古屋でワンマンをするのは初めてなので、どんな感じになるのかなっていうのが凄い楽しみで、これからいっぱい考えて頑張りたいなと思っています。そして、いつかはZeppでワンマンライブをするっていうのが私たちの目標なので、まずはそのツアーを成功させて、Zeppにつながるようなステージにできたらいいなと思います。『未来フェス』も、京都で出来たらいいなと思っていますし、姫路や京都で関西を盛り上げるイベントが出来たら面白いなと思います。
インタビュー・文=けんじろ~ 撮影=THINGS.大山卓也
ミライスカート / KRD8
日時:2016年9月3日(土)
会場:Zepp Namba (大阪府)
出演者:アキシブproject/神宿/椎名ぴかりん/GEM/ぜんぶ君のせいだ。/ニァピン/プティパ-petit pas!-/BELLRING少女ハート/妄想キャリブレーション/ミライスカート/mistress(オープニング・アクト)/and more…
Brilliant Coloring
日時:2016年9月4日(日)
会場:KYOTO MUSE (京都府)
出演者:ミライスカート/…and more
ON NANO CALL 10回目スペシャル!
日時:2016年9月8日(木)
会場:OSAKA MUSE (大阪府)
出演者:Caramel/がんばれ!Victory/絶叫する60度/まなみのりさ/ミライスカート/BIBA
SHIGA IDOL COLLECTION
日時:2016年9月10日(土)
会場:大津市民会館 大ホール (滋賀県)
出演者:NMB48/Cheeky Parade/ミライスカート/ロッカジャポニカ/大阪☆春夏秋冬/MAPLEZ/つりビット/アイドルカレッジ オープニングアクト:seeDream MC:KINAKO(FM滋賀「charge!」水曜日パーソナリティ)
『虹のコンキスタドール×ミライスカート』
日時:2016年9月16日(金)
会場:Loft PlusOne West (大阪府)
出演者:ミライスカート、虹のコンキスタドール (虹のコンキスタドール出演メンバー:奥村野乃花、鶴見萌、中村朱里)
@JAM×ナタリー EXPO
日時:2016年9月24日(土)9月25日(日)
会場:幕張メッセ 国際展示場9~11 (千葉県)
NANIWA delic@ESAKA MUSE
日時:2016年9月28日(水)
会場:ESAKA MUSE (大阪府)
出演者:ミライスカート/on and Go!/かをる★/Edge Dub Monkeyz/我儘ラキア/[MC]学天即/Guest:たかし(トレンディエンジェル)
■ワンマン公演
日時:2016年10月10日(月・祝)
会場:TSUTAYA O-WEST (東京都)