「世界はどのようにして日本への原爆投下に至ったのか」ドキュメンタリー映画とともに奏でられる菅野潤のメロディー『スネーク・ダンス』

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2016.8.29

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2012年に公開されたベルギーのドキュメンタリー映画『スネーク・ダンス』(約80分)と、ピアニスト菅野 潤のリサイタル(約40分)を組み合わせたプロジェクト“スネーク・ダンス”が、日本・ベルギー友好150周年記念の今年、10月より日本全国5都市で開催される。

映画『スネーク・ダンス』は、ベルギーの映画監督マニュ・リッシュと、アイルランドの脚本家パトリック・マーンハムによるドキュメンタリー作品で、世界はどのようにして日本への原爆投下に至ったのかを、過去(当時)の映像を使用することなく、コンゴ(アフリカ)、ニューメキシコ(アメリカ)、日本の3つの場所の現状を見つめることで、歴史を紐解いていく物語だ。20世紀に最も聡明な思想を持っていた2人の知識人、美術史家アビ・ヴァールブルクと、物理学者ロバート・オッペンハイマーが物語の中心人物として登場する。

■映画『スネーク・ダンス』あらすじ
ドイツ人美術史家のアビ・ヴァールブルクは、1890年にニューメキシコ州の砂漠平原を訪れる。そこで彼は、砂漠で生き残る人々、ホピ族の、奇妙な儀式に出会う。それが雨乞いの儀式「スネーク・ダンス」だった。
ドイツ移民の息子でアメリカ人物理学者のロバート・オッペンハイマーもまた、ホピ族と出会う。彼は、第二次世界大戦の最大の研究所であり原子爆弾を設計・製造した、ロスアラモス国立研究所を構築するために、彼らを使っていた。
この映画は、現代の文明社会に投げかけられた、静かなる問いである。人類は、常に恐怖を抱え、苦悩と戦いながら、世界を生きている。我々は、どのようにしてそれらを克服することができるのか……?


予告編(日本語字幕付き) 


映画の中では、国際的に活躍するパリ在住の日本人ピアニスト菅野 潤が演奏する楽曲が流れ、上映後も菅野による生演奏リサイタルが組み込まれている。映画内、リサイタル内で奏でられるベートーヴェンとショパンは、広島に原爆が投下される少し前に、原爆が作られていたアメリカ・ロスアラモスの地で、原爆開発をしていた物理学者オットー・フリッシュが演奏していたという記録が残っており、この物語のテーマソングであるといっても過言ではない。

ピアニスト・菅野 潤

ピアニスト・菅野 潤

プロジェクト“スネーク・ダンス”は、映画と演奏を一緒に提供することで映画と現実社会を強く結びつけ、見る者・聞くものの心に、より深く印象を残し考察を深める時間を生み出してくれることだろう。

公演情報
“スネーク・ダンス”日本ツアー・スケジュール

■日程
2016年10月3日(月) 19:00
京都◎京都コンサートホール小ホール
2016年10月5日(水) 19:00
仙台◎せんだいメディアテーク
2016年10月7日(金) 18:15
広島◎広島大学サタケメモリアルホール
2016年10月9日(日) 14:00/18:00
長崎◎とぎつカナリーホール

HP: http://recital.snake-dance.net/
FB: https://www.facebook.com/Snake-Dance-193716894074751/?fref=ts

監督:マニュ・リッシュ
共同制作:パトリック・マーンハム
制作国: ベルギー、アイルランド、オランダ
主な撮影地:日本、アメリカ合衆国、コンゴ民主共和国、スイス
上映時間:77分
使用言語:英語
字幕言語:日本語
製作スタッフ:脚本 パトリック・マーンハム、マニュ・リッシュ
撮影:レナート・ランベーツ、ロス・マクドネル
編集:ミシェル・ユビノン
録音:リュック・キュベル、ポール・ヘイマンズ
音楽:菅野 潤
ナレーター:パトリック・マーンハム
製作者名:マニュ・リッシュ、ジュヌヴィエーヴ・ド・バウ

菅野 潤 リサイタル曲目
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ 二短調 L.108 (K.213)
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン:ソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」Op.13
フレデリック・ショパン:バラード第3番 変イ長調Op.47

 

 

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