『アイドルマスター』実写化 韓国連続ドラマ『アイドルマスター.KR』 日本人メンバー・ユキカ(寺本來可)らキャストがパフォーマンス
-
ポスト -
シェア - 送る
Real Girls Project
8月25日、『アイドルマスター』シリーズを韓国制作で実写連続ドラマ化する『アイドルマスター.KR』のメディア発表会が韓国ソウル市内で開催され、ドラマ制作会社インタラクティブメディアミックス(IMX)の孫一亨代表、『アイドルマスター』 シリーズ総合プロデューサー・坂上陽三氏、Amazonプライム・ビデオ・コンテンツ事業本部長のジェームズ・ファレル氏、ドラマメインキャストのガールズグループR.G.P.(Real Girls Project)のメンバー10名が登壇した。
ジェームズ・ファレル氏/坂上陽三氏/孫一亨氏
Real Girls Project
『アイドルマスター』シリーズは、2005年にアーケードゲーム『THE IDOLM@STER』としてデビューして以来、テレビゲーム、スマートフォン向けゲームで親しまれ、アニメ化、漫画化、ライブ・コンサートを経て日本やアジアその他の地域で多数のファンを獲得してきた。その新たな展開としてスタートする『アイドルマスター.KR』のメインキャストであるR.G.P.10名は、韓国からイェウン、スジ(THE ARK)、ハソ、ハナビョル、ジウォン、ソリ(CoCoSoRi)、ジェイン(THE ARK)、ヨンジュ(THE SEEYA)、ミント(TINY-G、タイ人メンバー)、そしてモデル・声優出身の日本人メンバー・ユキカ(寺本來可)で構成。劇中では、エンターテインメント業界で成長していく若い女性たちと、彼女たちの汗と涙、夢と希望が描かれる。 同ドラマは日本語や英語を含む複数の言語に翻訳されて各国のAmazonプライム・ビデオで独占配信されると同時に、韓国ではテレビでも放送される。
孫一亨氏
発表会では、プロジェクトを企画したIMX・孫一亨代表が「今まで多くの韓国コンテンツを日本に紹介してきたが、本格的にドラマ制作をするのは今回が初めての試みです。いつかはドラマを制作したいと考えていましたが、『アイドルマスター』の存在を知り、ぜひこの作品をドラマ化しなければならないと思いました」と経緯を説明。「『アイドルマスター』はすでに11年の歴史を持つ長寿コンテンツです。そして持続的に発展・進化しているコンテンツでもあり、こうした拡張性がとても魅力でした。今回の実写版ドラマにも、その拡張性は反映されます。普通、ドラマは見ればそれで終わってしまう一過性のものですが、『アイドルマスター.KR』の強みは放送前に始まり、放送が終わっても成長し続けるという点、また、ドラマでありながらも、実際にアイドルになりたい少女たちの成長のドキュメンタリーで もあるというのも本作の特徴です」などと語った。また「IMX が日本で韓国ドラマの VODビジネスを始めた当初は、 日本で韓国ドラマを知る人はほとんどいませんでしたが、瞬く間に人気ジャンルとなりました。今回Amazonを通じて本作が世界の視聴者に提供されることで、同じようなことが起きるかもしれない。来年の今頃には、アイドルマスターが全世界に知られるようにな ると期待しています」と明かす。
坂上陽三氏
次に『アイドルマスター』シリーズ総合プロデューサーの坂上氏は「この作品をどう海外に展開すべきかを考えていたときに、このままの形で海外に展開するのではなく、もっと違う形で展開できたほうが良いのではと考えていました。ゲーム、アニメなどの世界に閉じこもるのではなく、もっと新しい展開をしたいと。そんな時にIMXの孫代表から実写ドラマの相談を受けました」ときっかけを語る。また「打合せをしている中で、実写であり韓国ドラマなのだから、韓国の皆様により楽しんでもらえる作品にするためには、原作のまま作るのではなく、新たに韓国に向けたアイドルマスターを作るべきなのではという考えに至りました。今回のドラマは実際の若者たちがオーディションを受けアイドルになっていくプロジェクトである点、そして実写のドラマを作るという点で、ドキュメンタリー的な要素とフィクションの要素の両方が存在するという点がエキサイティングなポイントです」とアピール。
ジェームズ・ファレル氏
ファレル氏は「Amazonは厚い利用者層のおかげで、良い作品を世に送り出すことができています。オリジナル作品を選定するにあたり重要視しているのは、視聴者が喜ぶ作品であることと、他にはない特別でユニークな番組を作ることです。例えば『仮面ライダー』はこれまで子ども向けに作られてきたが、アマゾンの新シリーズでは大人をターゲットにしてアクションシーンを増やしています」と力説。さらに「『アイドルマスター.KR』は韓国ドラマとして初めて本格的なパートナーシップを結んだ作品ですが、日本の素晴らしい原案と、世界的に愛されている韓国ドラマ・K-POPアイドルを融合させたパーフェクトなコンテンツです。アイドルマスターのドラマ化が初めて発表された時には世界中のファンから非常に熱い反響があったので、Amazonとしても大変嬉しく、早くドラマ化したいという気持ちになりました」とコメント。「アイドルマスターが2005年にゲームとして初めて世に出た時、ファン自体がプロデューサーとしてアイドルを応援するというスタイルがとても斬新でした。このドラマ化される際にも、ファン参加のもとオーディションも行われるという点がユニークでクールだと思いました。Amazon のサービスが提供される世界の国々の視聴者に、この作品を見てもらえることを嬉しく思っています」と語った。
Real Girls Project
発表会の2部では、同作の主人公となる R.G.P.の10人が登場。オーディションや合宿トレーニングのようす、そして当日配信が開始された「Dream」のミュージックビデオの上映の後、「Dream」の パフォーマンスを披露した。R.G.P.は「オーディション開始からすでに4か月が過ぎ、その間、ドラマ出演のために大変な努力を重ねてきました。ついに皆様にご挨拶できる日を迎え、とても嬉しく光栄です」とコメント。さらに「ドラマの撮影から放送まで、全世界のプロデューサ ーの皆様が応援してくださると信じ、放映までの準備期間、最善を尽くして、アイドルマスターの中のアイドルたちのようにステージの上で輝けるアイドルになれるよう頑張ります。本格的にプロジェクトが始動しました。ぜひ応援お願いします!」とメンバー全員で挨拶した。
ユキカ
イェウン
ジウォン
ジェイン
スジ
ソリ
ハソ
ハナビョル
ミント
ヨンジュ
4月15日からスタートした公開募集と投票、オーディション、トレーニング合宿の結果、『アイドルマスター.KR』の主人公として 選ばれたR.G.P.は、各自自己紹介、フォトタイムの後、楽曲「One For All」のパフォーマンスでイベントを締めくくっっている。
『アイドルマスター.KR』は9月末から撮影を開始、来年初頭に Amazon を通じ全世界配信予定。
配信日:2017年初頭
作品名:AMAZONオリジナル『アイドルマスター.KR』
配信元:Amazonプライム・ビデオ
原案:株式会社バンダイナムコエンターテインメント「アイドルマスター」シリーズ
脚本:シン・へミ、ウォン・ヨンシル
監督:ソン・ジウォン
プロデューサー:孫 一亨
制作・著作:IMX
放送・配信日:2017年初頭(予定)
華やかなメイクと衣装に身を包み、歌とダンスはもちろん、パワフルなパフォーマンスで舞台を掌握するアイドル。しかし、舞台の上での輝かしい姿の裏には、隠されたアイドルたちの汗と涙、努力がある。アイドルとしてデビューを目指す彼女たちは、1つの夢に向かって走り、リアルな姿を表現していくことを期待し「リアルガールズプロジェクト」と名付けられた。思い悩みながら夜を明かしたり、仲間と大ゲンカをしてすぐに仲直りしたり、諦めかけた夢にまた希望を持ったり……彼女たちがアイドルとして成長していく過程がリアルに描かれる。