舞台オリジナル外伝『魔劇「今日から（マ）王！」魔王暴走編』主演の小西成弥にインタビュー

文庫の世界からテレビアニメへと羽ばたき、女性ファンたちのハートをがっちり掴んで支持層を拡大してきた「今日から（マ）王！」。主人公の渋谷有利とその周りを固める美形キャラクターが繰り広げる軽妙でユーモアあふれる会話と、剣術や魔術によるアクション要素がぎっしり詰め込まれた極上のエンタメ活劇である。これが2013年に博品館劇場にて『魔劇「今日から（マ）王！」～魔王誕生編～』として初舞台化され反響を呼ぶと、2015年は続編『魔劇「今日からマ王！」～マ王！再降臨～』も上演され、更なる人気を集めた。そして、2016年11月にはいよいよ魔劇の続編第三弾が更にパワーアップしたミュージカルとして帰ってくる。

今回は、舞台オリジナル外伝『魔劇「今日から（マ）王！」魔王暴走編』と題して、原作をはみ出した舞台だけの“オリジナル外伝”が綴られる。いままで描かれてこなかった裏ストーリーを存分に楽しめることウケアイだ。そして、今回は人気俳優の小西成弥が本シリーズに初参戦、主役の渋谷有利を演じることも話題だ。そんな彼が先頃都内某所でのヴィジュアル撮影において「マ王」の初陣を飾ると聞き、その様子を見学させてもらった。そればかりかインタビューにも快く応じてくれた。その模様を紹介する。

※（マ）は○にマです。

＜ヴィジュアル撮影風景＞

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＜小西成弥インタビュー＞

－－今回、渋谷有利役のオファーを受けられて、何を思いましたか。

小西：　僕は舞台で主役を演じるのが今回が初めてで、それだけにとても緊張しています。また、この「（マ）王」の舞台シリーズも今回で第三弾ということですから、これまで続いてきたものを引き継ぐことに対する責任も感じています。これまで有利を演じてきたのが、聖也さん。奇しくも僕と同じ「せいや」という名前なんですが（笑）、聖也さんが大事に創り上げてきた役だけに、僕も心を込めて大切に演じてゆきたいと思っています。

－－原作については、どのように感じていますか。

小西：　コミカルで笑える部分が多いかと思えば、一方で真面目な部分もありますよね。本当に色々な要素がたくさん詰まっている世界だと思います。これが今度の舞台作品としてどう料理されてゆくのか、これから出来上がってくる台本がとても楽しみです。

－－今日のヴィジュアル撮影で有利の衣裳を初めて着た感想はいかがですか。

小西：　マントを着けるのが生まれて初めてだったんですよ。更に撮影では王冠も被らせていただきました。舞台では被らないそうなんですが。いずれも気分の良いものでしたね。いま着させていただいてる漆黒の学ランも、非常に着心地が良いです。僕の高校時代は、制服がブレザーだったものですから、こういうのに憧れてたんです。

－－気になる共演者はいますか。

小西：　樋口裕太くんは、高校で同じクラスの同級生でした。しかも、彼の演じるフォンビーレフェルト卿ヴォルフラムは有利の婚約者ということで、とても楽しみにしているんです。それから、有利のお兄さん渋谷勝利を演じる岡田地平さんは、僕と同じ事務所に所属していて、ずっと前から仲良くしていただいていました。僕にとっては本当にお兄さんのような存在ですね。

－－最後に読者の皆様にメッセージを。

小西：　今回、これまでのキャストの方々に僕ら新しいキャストも加わって、魔劇「今日からマ王！」を、よりパワーアップさせた面白いものへと仕上げていきたいと思っています。何度も観に来ていただけると嬉しいです！