錦戸亮主演×『桐島、部活やめるってよ』吉田大八監督で贈るあらたな衝撃 漫画『羊の木』の映画化が決定

山上たつひこ原作 いがらしみきお作画の漫画『羊の木』が映画化されることが決定し、監督・主要キャストが発表された。

原作『羊の木』（講談社イブニングKC刊）は、『がきデカ』で知られる山上氏と、『ぼのぼの』のいがらし氏というギャグマンガ界の２大巨匠がタッグを組んだ作品。凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や、住民と元受刑者の不協和音、犯罪者への生理的感覚を描き、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した問題作だ。 

メガホンをとるのは、『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀監督賞を、『紙の月』で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した吉田大八監督。吉田監督が今回描くのは、‟普通の人の輪に入り込む異物”という極限の設定と、その異物が元殺人犯であるというセンセーショナルなテーマ。原作を大胆にアレンジし、新しい衝撃を生み出すことになりそうだ。

主人公のお人よしな市役所職員・月末一を演じるのは、吉田作品に初めて参加する錦戸亮。犯罪者の受入担当となったごく普通の人間が抱く、細かな、そして大きな心情の揺れを表現する難しい役どころに挑む。また、町に帰郷した月末の同級生・文（あや）を木村文乃が演じる。

新たな人生を始める６人の元殺人犯たちにも個性豊かな俳優が集結。ごう慢ですぐ人に絡む釣り船屋・杉山勝志を北村一輝が、色っぽく隙のある介護士・太田理江子を優香が、人見知りで几帳面すぎる清掃員・栗本清美を市川実日子が、大人しく気弱な理髪師・福元宏喜を水澤紳吾が、強面で寡黙なクリーニング屋・大野克美を田中泯が、無邪気で好奇心旺盛な宅配業者・宮腰一郎を松田龍平がそれぞれ演じる。極限の設定×アンサンブルキャスト×吉田監督の演出が起こす化学反応に注目だ。


キャストと山上氏、いがらし氏のコメントは以下のとおり。
 

は2016年10月より撮影開始、公開は2018年を予定。