花澤香菜がハロウィンスペシャルライブを開催 作曲を秦基博が担当した新曲「ざらざら」初披露

2016.10.2
レポート
音楽
アニメ/ゲーム

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2012年のソロデビュー以来、音楽活動も高い評価を得ている声優・花澤香菜が、自ら「ライブをやりたい! イベントに絡めてライブをやっちゃおう!」と発案し、急きょ決定した『HAPPY HANAZAWEEEEN』が10月1日(土)に開催された

一足早くハロウィンに絡めてという趣向も発表され、も即完売というプレミアムなイベントとなったこの日、会場である東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEには、それぞれアイデアを凝らした仮装をした人や、この日限定のグッズに身を包んだ人で超満員となった。 

開演時間17:30になると、登場SEが流れ始める。SEは、花澤のデビュー以来、サウンドプロデュースとライブでのバンマスを務めている北川勝利(ROUND TABLE)が作った楽曲に花澤のコーラスとセリフが乗ったこのイベントだけのもの。

花澤のおどろおどろしい老婆のような声のセリフに、会場のムードが一気に高まる。そして、華やかに装飾された千鳥格子のワンピースの上にマント、頭には魔女風の帽子を纏い、ホウキを持って花澤がステージに登場し「今日は楽しんで行ってね~」と“素”の声で挨拶を述べると、観客がオレンジのペンライトと大歓声でお迎え。

1曲目は「今朝のこと」、そして2曲目は9thシングルで空気公団・山崎ゆかりプロデュースの楽曲「透明な女の子」へと続く。MCでは、開演前の老婆の声で、「花澤ばあちゃんだよ」と煽っておきながら、観客から「おばあちゃん!」という掛け声があがると「初めておばあちゃんって言われた」と照れた表情を見せる花澤。会場全体が、みんながこの日を楽しもうという空気に溢れていた。バンマス北川が「ハナザー」と煽ると、観客が「ウィーーーーン」と応えるこの日ならではのコール&レスポンスも交わされた。 

つづいて「ブルーベリーナイト」、「Merry Go Round」と、花澤のライブでは定番となったアップテンポのナンバーの後に続く2度目のMCでは、花澤が会場を見渡しながら「みんな可愛いな~、初めてのハロウィンイベントですが、楽しいです!! このホウキ、マイクスタンドになってるの!」と、“ハロウィン”という特別な時間を心から楽しんでいる様子が感じられる。

そして、デビュー曲「星空☆デスティネーション」、続けて「We Are So in Love」、「無邪気なキミと真夏のメロディ」を披露し、シンガロングとコールとペンライトの光で会場は完全に一体感に包まれている。いつものライブより少し多いMCが、そのリラックスした雰囲気を漂わせる。そんな雰囲気にピッタリなミディアムナンバー「Nobody Knows」、抒情的な珠玉のバラード「Trace」、ギターロックサウンドに花澤自身作の詞を乗せた最新シングル「あたらしいうた」と、バリエーション豊かな楽曲でライブが彩られていく。

再び“花澤ばあちゃん”が登場した自己紹介コーナーや、会場のファンが一斉にカズーを吹くライブ限定企画“カズータイム”では、蜂の大群のような音が会場に響き渡り、duoが異様な空間に……。しかし、花澤の指導によって観客のカズーのスキルが一気に上昇、この日のためにあったのではないかという一曲「trick or treat!」を披露すると会場全体がカズー楽団と化した。

その後「ハロウィンということで甘いお菓子の歌を……」と伝えた後、アニメ『妖狐×僕SS』で花澤が演じたキャラクター・髏々宮カルタのキャラソンである「Sweets Parade」の曲紹介がされた途端に会場からは割れんばかりの大歓声が起こり、ライブは終盤へ。

花澤は「そろそろ終わりです……」と寂しげに語った後に「スパニッシュ・アパートメント」を披露、そしてラストは5thシングルでライブの定番曲である「恋する惑星」で本編を締めくくった。

アンコールでは「11枚目のシングルが発売されることになりました! 作曲は何と秦基博さんです! 作詞は私がしました。11月30日に発売です。」という発表に、この日一番の歓喜の声が会場に響き渡る。バンドと共に新曲「ざらざら」を初披露すると、美しい旋律と花澤の繊細な歌声に全員がうっとり。

新曲を歌い終えたあと「新海誠監督の『言の葉の庭』の主題歌を秦さんが担当されていて、私がユキノ先生という役でご一緒して面識はあったんですが、秦さんの歌って本当にいいよね・・・スタッフともみんなで、いつか曲を作って欲しいなと言っていたんですが、ようやく実現しました!」と嬉しそうに語る。

重大発表につづいて、花澤が「もう一度カズーを使います!」と宣言。またもや会場が蜂の大群の音像に包まれる中、ライブにおいてはハイテンションな定番曲である「Young Oh! Oh!」で一気にヒートアップしたところで、花澤が「本当に最後の曲です」と言い、バンマス北川がコーラス部分のコール&レスポンスのレクチャーを施して、「Looking for your Smile」へ。多幸感に満ち溢れる中、プレミアムなスペシャルライブは幕を閉じた。

セットリスト
HAPPY HANAZAWEEEEN

M01 今朝のこと
M02 透明な女の子
M03 ブルーベリーナイト
M04 Merry Go Round
M05 星空☆ディスティネーション
M06 We Are So In Love
M07 無邪気なキミと真夏のメロディ
M08 Nobody Knows
M09 Trace
M10 あたらしいうた
M11 trick or treat!
M12 Sweets Parade
M13 Night and Day
M14 マラソン
M15 スパニッシュ・アパートメント
M16 恋する惑星
[ENCORE]
EC1 ざらざら
EC2 Young Oh! Oh!
EC3 Looking for your Smile
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