高橋優 全曲遺作と呼ばれても構わない!? ニューアルバム『来し方行く末』に込めた覚悟
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高橋優 撮影=鈴木恵
オリジナルアルバムとしては約2年ぶりとなるニューアルバム『来し方行く末』完成直後、インタビューが実現。この間、ベストアルバムのリリースや武道館2days公演を含むツアーを敢行。シンガーソングライター・高橋優のオリジナリティを再認識する中で、こんな時代だからこそより響く、日常的な光景を描いたシングル「明日はきっといい日になる」や、「さくらのうた」など着実にリリースを重ねてきた。それらのシングルのモードがベーシックにありながら、1曲1曲が独立した世界観と構造を持つ全12曲。“まだ客観視できない”という制作モードの最終段階にいるタイミングでの貴重な発言をお届けしよう。
ほんとに1曲1曲、遺作になってもいいぐらいの感じで作りましたっていうところが精一杯の今の自分の言葉です。
――アルバムのリリーススパンが2年開くというのはデビュー以来初めてじゃないですか?
そうですね。
――第一聴の印象は、前作までが“吐き出す”というか、何かを糾弾したり叫びっていうテンションだったので、今回は割とフラットなテンションに聴こえたんですけども。
おー。
――この間にシングルのリリースもありましたが、どういうところからアルバム全体のビジョンが見えてきたんでしょうか。
アルバム全体のビジョン……は今、できたばっかりで見えてない部分が多いかもしれないんですけど(笑)。あんまり“アルバム”ということのバランスを考えてなかったかもしれないですね。とにかく今回は、一個一個に力を入れてたんですね。ま、それが自然とアルバムに向かうってことになってはいるんですけど、なんて言えばいいかな……ベストアルバムを出してから、自分へのハードルをできるだけ下げないようにしたんですよね。変に自分に逃げ道を作らないようにしようと思って。一個一個が遺作になってもいいぐらいのものにしなくてはいけないという、そういう想いの延長線上でアルバムができたんじゃないですかね。だからすっごい疲れました、終わった時(笑)。
――遺作になってもいいっていう覚悟はどこから来ているんでしょう?
気が早いかもしれないですけど、30過ぎたあたりから、人生もしかしたら折り返しみたいな(笑)、もう若くないなみたいな、個人的にですよ? あくまでも。もう30過ぎたらすっごい達観した人みたいなイメージだったから、その年齢に自分が達して。ちょっと意味は違うかもしれないけど、例えばツアーを廻っているスタッフとかも年下の人が増えていったりとか、そうなっていった時に、もう甘えは効かないなというか。どっかでいろんな人たちに頼りながら、甘えながらやってきた部分が大きかったのかな? だからこそやってこれた部分もあったのかな、と思ったんですけど。なんか年齢的なこととか周囲の状況を見渡した時に、体一つじゃないですけど、自分が何かを生み出す能力と歌う能力と、それを駆使してもっとぶつかっていかないと、それこそこの時代で必死で歌ってる人たちとか、必死で生きながら歌を聴こうとしている人たちに申し訳ないような気持ちになっちゃって。なんか自分の生きる価値じゃないですけど、それはやっぱりもっと身を削って、なんか人生を賭けてやんないといけないのかな、っていうような想いになったんですね。
――なるほど。
ベストアルバムがいろんな人たちに聴いてもらえた手応えみたいなものもあって。で、その後のシングルもベストアルバムをリリースする前よりも、多くの方々に受け取ってもらってる実感も、ありがたいことにあって。なおさら、そういう風に聴いてくれる人がいる状況っていうのは、聴いてくれる人がいないよりはある種難しいというか、ちゃんとやんないといろんな誤解だって生じやすいし、その中でいうと“これだ!”っていうものしかもう出しちゃダメだなと思っちゃったんですよね。っていうのをまずやらないと次が見えてこない感じがしたので、12曲入ってるんですけど、とりあえずどれもが遺作かのように(笑)、自分がいつまで音楽をやれるかもわからないし、そういう意味では全部を出し切ろうという思いで作りましたね。
――シングルも今回のアルバム収録曲も、言いっぱなしとか投げるような曲が見当たらないですものね。普遍性が増したというか。
ああ、普遍性増しましたかね?
――高橋さんならではの言葉使いではあると思うんですけど、ポピュラリティという難しい部分に挑戦している曲が多かったのかな?と思うので。
ああ、表現方法については悩みましたね、シングルの時点で。どっちも自分の体の中から出てきている言葉なので、自分の作品に変わりはないんですけど。ま、意外と“書けちゃう”っていうことが自分を邪魔するというか、表現に難をきたすこともあって。すっごい極端な例えですけど、「ペットボトルのふたの曲を書いて」って言われたら書けちゃいそうじゃないですか?(笑) そう考えると、ポピュラリティって誰のことも傷つけずに、誰にも差し障りのないことを言ってというか、言えちゃう自分がすごく怖いなと思ったんですよね。でも、だからって公の場で中指立てて“オラ!”って歩いてたら変人だし(笑)。そこでいかに自分の色を出しながら消しながらっていう作業っていうのは、音楽に関わらずあると思うんですけど、シングルに関してはそいうことで悩んだ時期は確かにありましたね。
――何をテーマにしても書けちゃうっていうのは、逆に言うと今までのやり方っていうことですか?
多分、今までのやり方で言うと普遍性のない方だと思います。例えばもっと自分の気持ち優先で、言い捨てちゃったり、ただ言いっぱなしみたいなことの方が、自分にとってはやりたいことに近い気はしていて。ですけど、この6年間の中で割とブレーキの方をたくさん覚えた気がしていて、そのブレーキで踏み切って止まっちゃう人もいるような気がするんですよ(笑)。自分が何か、どこに行きたいかわかんなくなっちゃうというか。でも、そこでしっかりと自分なりに頭を働かせて、誰かのせいにするのではなくて、状況のせいにするのでもなくて、したたかにアクセルを踏み続ける方法みたいなのをここ1、2年すごく考えていて。このアルバムの中には結構、そういう葛藤の中から生まれた曲が入っているんですよね。
――その手法の方が投げっぱなしより高度ですよね。
「Cockroach」とか聴かれました? ゴキブリっていう意味なんですけど(笑)。ゴキブリって結構な状況下でも生きていけるって言われていて。でも超嫌われてるじゃないですか。あれはフォルムのせいかもしれないですけど、もしあのフォルムが生き抜くために必要なんだとしたら、人間には嫌われてるけれど、生命学上ではすごいかっこいい生き物かもしれないじゃないですか?(笑) なんかその見方次第で、芸能界でも“ああ、あいつ迎合したな”とか“変わったな”とか、“高橋優のやり方好きじゃない”っていう人もいるかもしれないけど、でも絶対に這ってでも生き抜くというか、歌い続ける、そのプライドだけは捨てないっていう、絶対自分を見失ってはいないっていう、その表明みたいなものが結構、このアルバムの中にはありますね。その葛藤と自分の決意と、そういう生き方も悪くないんじゃない?っていう誰かへの提案も含めて。
――ああ、問題提起より自分自身の意思表明である、と。
うん。あと、最近で言うとラジオが週に1回、去年から始まってて、1時間半の生放送で、まぁまぁたくさんの人が聴いてくれてるラジオなんですよ。全てが生で全国の人に受け取られるっていうことで始まったことが、やっぱり自分にとって刺激になったかもしれないですね。一言一言が取り返しつかない一言じゃないですか。で、誤解も生まれるし、自分の思いもよらない言葉によって喜んでくれる人がいたりとか、知らないところで傷つく人がいたり。
――発言を推敲できないですからね。
それで言うと、さっき“シングルでも言いっぱなしじゃない普遍的なものにチャレンジされてる”っておっしゃられた時に、今、初めて言われたんですけど、“あ、でもそうだったのかもなぁ、そういうのもあんのかなぁ”って。例えば年下のスタッフに何か言うのでも、言ってしまったら取り返しがつかないっていうか。怒ったりした後で謝ったらカッコ悪いじゃないですか、なんか(笑)。“どっちなのよ?”みたいな感じになるじゃないですか。イヤな奴ならイヤな奴になりきった方が受け入れられやすいというか、嫌われるぐらいでもずっとイヤなこと言い続けてる方が、言うからには何か自分の責任を持つじゃないけど、覚悟を持って腹をくくって言っていかないとと言う経験をする場面が増えたのかもしれないです。
――発言することに対する責任もありますけど、ラジオならではの近さみたいなものもあるんじゃないですか?
ありますあります。僕の場合なんですけど、話が転がってて面白いラジオが好きなんですよ。例えば、僕のラジオの一番の理想的な状況って、深夜の運転とかで“あ~、しんどいな”と思ってたまたまつけたラジオで、懐かしい曲かかってたりとか、誰か知らないけど面白いこと話すなぁって人がいると、助かるっていうか、聞きたいなと思う。だから僕の事務所の先輩の福山(雅治)さんとかって、まさしくそういう人だったんですよね。その人のライブの映像とか見たら“こんなかっこいい人があんな下ネタとか喋ってるんだ”って、いいギャップが生まれる感じっていうか。今をときめく人なんていくらでもいる中で、自分が今選んでもらってラジオに出させてもらってるからには、僕の持ち味みたいなものをしっかり出していかないと、これからどうなるかわからないけど、結果として現れると思います。
――誰が話してるからじゃなくて、話の面白さでちょっとしんどいなって人を助けるっていう意識なんですね。
そうですね。音楽もそうあるべきだと個人的には思ってますね。高橋優だから聴こうっていうのはありがたいですよ、もちろん。でも外に向け続けるというか、元が路上ミュージシャンだったからかもしれないですけど、立ち止まってくれた人はもちろん曲を聴いて欲しいけど、立ち止まらない人にも聴こえてる音楽なわけですから、そこに何を向けるか?っていうのはずーっとテーマとしてはありますよね。
高橋優 撮影=鈴木恵
“分かり合おう”とか“分かり合えたらいいのに”っていう曲を歌ってきたんですけど、みんな同じで分かり合って共感ばっかりしてたらそれはそれでちょっと気色悪いような気もするんですよね。
――確かに。ところでアルバム曲としてはどの曲からできてきたんですか?
一番最初にできていたのは、今回初めてセルフカバーした「象」ですね。もう一昨年ぐらいにはあったと思いますね。象って一応、地球上で最強の生き物らしいんですよ。大きさ的にも強さ的にも速さ的にも。ですけど、僕らが想像する象って、なんか玉に乗ってたりとか、輪をくぐってたりとか、可愛らしいイメージの方が強いじゃないですか? それで、なんでだろう?と思ったら、サーカスで飼いならされてるからなんですけど。サーカスで飼いならされてる象って、すごく心もとないロープで繋がれていても、人間の言うことを聞くんですって。人間に抵抗できないぐらいちっちゃい時から細いロープで縛られたりして、その恐怖心を与えて、自分はこの人たちにかなわないんだって、手なづけてから芸を教え込まれる。だからあれだけ大きくなっても、このロープをちぎることはできないし、この人たちに勝つことはできないって思い込んで、生涯を終えてるんですって。でも“サーカス反対!”とか言うつもりはないので、人にもそういう人がいたら可哀想だなというか、悲しいなって。ともすると自分も秋田県の横手市みたいなところに生まれて、“こんなところから有名人なんか出るわけないんだから、歌うのやめなさい、歌うな!”と言われてきたんですよ(笑)。“勉強しなさい、普通になりなさい、はみ出さないで公務員になりなさい”とか、そういう風に言われた経験が僕の中ですごく大きくて。ま、その人たちのおかげで反骨精神みたいなのが生まれたんだと思うんですけど、それでもったいないような才能を持ってる人に、“僕なんて何にもないから”なんて思わなくていいよ、みたいな、そういう楽曲を作りたかったんですよね。
――この曲をセルフカバーしようと思ったのはそういうところが大きいんですか?
この楽曲の制作秘話を話すと、作った当時の自分が一番強く思っていたものを曲にしようと思って作った楽曲で。それで提供したアーティストの方に聴いてもらったんですけど、その段階でまず自分のレコーディングを完成させたんです、それを聴いてもらおうって。で、結構、自分の中で思い入れの強い楽曲になったので、例えば会社に行く前の電車の中とか、学校に行く前の通学路の途中で、“ハァ(落胆)”ってなってる人とか、大会前の部活を控えてる子達がこの曲を再生して“よっしゃ! やってやるぞ! 自分はもうそのロープは外されたんだ”っていう風な気持ちで臨むような、そんな心が上がる曲になればいいなと思ってますっていう風にリクエストさせてもらったんです。ということは、その時点で前のめりっていうか、自分も歌いたくてしょうがない的なところがあったんでしょうね。
――そしてラブソングとしての奥行きが非常に深いなと思ったのが「君の背景」なんですけど。
ああ、ほぼほぼ最新曲です。先々週ぐらいに出来たので(笑)。(※取材日は10月上旬)
――お互いの生き方を“荷物”に例えた歌詞がじわじわきます。
嬉しいですね。僕、ラブソングがすごく少なくて。自分があんまり書くことがないからこそ、書く時はただ“好きだ好きだ”言ってるものじゃなくて、それこそ奥行きだったり自分なりの表現みたいなものが混ざるといいなっていうのは毎回、心がけていますね。で、今回のテーマがまさしく荷物を一緒に持つとか、抱きしめ合った時に見える景色みたいなものを自分なりに“愛”とか“一緒に歩いて行く”ことに見立てながら表現したんですけど、そういうところを聴いてもらえたら嬉しいなと思ってます。
――しかも曲調が昔からの高橋さんっぽいので。
そうなんですよ。今回ちょっとそれはテーマになっていて。割と今まで僕がリリースさせてもらってた楽曲の中でいうと「駱駝」とか「福笑い」とか、アルバムの曲だと「靴紐」とか、ライブでは必ず定番曲になっていく楽曲っていうのがあるんですけど、そのリズムパターンの曲っていうのを案外、最近書いてなかったので、原点回帰じゃないですけど、そういう曲調で、割と軽快なリズムじゃないですか? でもこの曲ができた時はバラード目というか、もっとゆっくりな感じの曲になりそうだったんですね。でも軽快なリズムで自分の一番得意とするというか、一番好きなリズムでそういった愛について二人で何かを持って歩くことについて歌ってみたら、どういう化学変化やどういう面白い音になるんだろうな?っていうのを半ば実験感覚でやっていた部分はありましたね。
――「アイアンハート」は“分かり合えなくていい”っていうフレーズが出てくるところが、あまりにも共感を求めすぎることへの明るいカウンターに思えました。
ああ、確かに今までは割と“分かり合おう”とか“分かり合えたらいいのに”っていう曲を僕は歌ってきているんですけど、このアルバムでは確かに「アイアンハート」もそうだし、さっきの「Cockroach」や、「君の背景」もそうなんですけど。一個体、一個体で見える景色が違っているところに価値があったり、一人ひとり違う持ち味があるからこそ、ちょっと俯瞰すると素敵っていう。みんな同じで分かり合って共感ばっかりしてたらそれはそれでちょっと気色悪いような気もするんですよね。自分がそういう人だからかもしれないですけど。
――そうですか?
僕は結構、人見知りだったり壁作ったりしながら生きてる部分があるなぁって、ここ1、2年で思って。事実“社交的キャンペーン”っていうのをやってたんです、“どんな飲み会でも顔を出す”みたいな、誘われたら絶対行くみたいな。でもやめたんですよ、最近(笑)、疲れちゃって。それでも全く話が平行線で“君たち喧嘩してるんですか?”みたいな二人でもずっと一緒にいる人もいるし(笑)。たまに一緒のネタで笑えたりとか、おんなじところをを見上げたりしてることに違いはないという、そこらへんにフォーカスを当てているかもしれないですね。
――その究極が「BEAUTIFUL」かなと思います。“分かるよ”とは言わないけど、許される感覚があります。
ま、なんかね、もうこんなこと言ったってしょうがないっていうところなんですよね。みんな言うじゃないですか? “大丈夫?”って(笑)。そこに今更切り込んでどうすんだって、自分にもあったんですけど、でもまぁ“大丈夫?”って言うよね、言わなきゃいけないもんね、そりゃやっぱりね、っていうところでもう一歩踏み込んで、“でもあなたの心に土足で踏み入る気はない”っていう、ちょっと卑怯なポジションというか。
高橋優 撮影=鈴木恵
――卑怯というか大人というか。
自分の恋人でもないし、多分、その人。「BEAUTIFUL」の人、わかんないけど(笑)。恋人になりたい人なのか、友達になりたい人なのかわかんないけど、なんか僕は最近、一緒にお食事をさせてもらう人たちとかって、立派な人が多くて。会ったら絶対、話で喜ばせてくれようとするし、明るいムードを出してくれるし、それはスタッフもそうだし、表に立つ人もそうなんですけど、僕の目の前で1から10まで愚痴る人ってあんまりいないんですよ。なんかね、それはすごく素敵なことだけど、そうじゃないあなたもひっくるめて見えるから美しいわけで、っていう。人の見てないところで泣いたりとか、自分のことと関係ないことなのに、僕が喋ったことで泣いたりとか。その感受性というか、何かを我慢しながら生きてる人ほど、映画とかで感動してボロボロ泣いたりするのを見ていると、そういうところをひっくるめて、すごく“美しい”って言いたい。一言、あなたを褒めたい(笑)。褒めるためにはこれぐらいの説明が必要かもしれない(笑)。
――そのための言葉数の多さであると。
「拒む君の手を握る」聴きました? これどうでした?
――これちょっと危ない人でしょね、主人公は彼女のことを愛してるというよりは“君中毒”なんだろうなと。
すごい身勝手なんですけど、すごい好きなんですよ、こういうシチュエーションって(笑)。なんですかね? 嫌われてるのかもしれないのに、“去る者を追っかけるなよ”みたいな。そういう歌って書いたことがなくて、ちゃんとかっこ悪いやつ、みたいな。
――曲調もあるのかもしれないですけど、若干危ない人みたいな感じはすごく出ていますね。
メジャーになってからあんまり出てなかったんですよね。インディーズ時代は発表してない曲の中にも“大丈夫か? お前”みたいな曲とかもたまに書いたりしていて。で、今回、久しぶりにちょっと出てきたなと思ってて。ちょっとヤバい匂いというか<瓶に詰め込んでしまいたい>とか<行き先は聞かないけど僕も乗り込んでしまおうか>とか、“やめてよ、ほんと勘弁してよ”みたいなことを言わせたい自分がいる、最悪ですよね(笑)。
――(笑)。
これもちょっと形を変えたラブソングというか、かなり変化球ですけど、こういう曲がどういうふうに受け取られるのかちょっと楽しみです。
――どうでしょう、アーティスト高橋優としては何度目かの新たなステージという感じですか?
やー、ちょっとまだわかんないですね。これが完全初取材で、出てきた言葉は全部正直で、今思ったまま話したので。たぶん、これからキャッチーな“傑作作品が”みたいなことを自分で言いはじめるかもしれないですけど(笑)、現状ではほんとに1曲1曲、遺作になってもいいぐらいの感じで作りましたっていうところが精一杯の今の自分の言葉です。
――その気概というか身を削った曲を聴いてください、と?
はい。納得いくまでやりました。スタッフの人たちを多分、今までで一番困らせたアルバムだと思います。ギリギリまで粘って、この取材日が来ることを知っていながらもちょっと前までレコーディングしてたわけですから(笑)。
取材・文=石角友香 撮影=鈴木 恵
2016年11月16日発売
【通常盤 CD】WPCL-12461 ¥3,000+税
高橋優『来し方行く末』通常盤
高橋優『来し方行く末』初回盤
<収録曲>
1. Mr.Complex Man
2. 君の背景
3. さくらのうた
4. 明日はきっといい日になる
5. 拒む君の手を握る
6. 象
7. 悲しみのない場所
8. 産まれた理由
9. アイアンハート
10. Cockroach
11. 光の破片
12. BEAUTIFUL
<期間生産限定盤 収録内容>
予定内容:特殊パッケージ+手書きブックレット+
DVD(秋田CARAVAN MUSIC FES 2016 at グリーンスタジアムよこて 2016.9.3-4ライブ映像&
秋田フェスお蔵入り映像「ユウタイム~あきたの時間」+林卓の活躍in 秋田フェス
1. パイオニア
2. WEEKEND JOURNEY
3. 太陽と花
4. 産まれた理由
5. 光の破片
6. BE RIGHT
7. 現実という名の怪物と戦う者たち
8. 泣ぐ子はいねが
9. 明日はきっといい日になる
10. 福笑い
【ファンクラブ限定盤 CD+DVD 】WPZL-31248/9 ¥4,700+税
予定内容:豪華スペシャルパッケージ+豪華フォトブック(秋田フェス密着写真)
+DVD(弾き語りLIVE TOUR「胡坐」2016 at キネマ倶楽部 2016.5.26)
1. 蛍
2. 雑踏の片隅で
3. 蓋
4. 運命の人
5. 昨日の涙と、今日のハミング
6. 今、君に会いに行く
7. 一人暮らし
8. I LOVE YOU
9. クラクション
10. BE RIGHT
11. 明日はきっといい日になる
12. さくらのうた
<期間生産限定盤及びファンクラブ限定盤 封入特典>
封入特典:高橋プロ野球?カード(5種類のうち1種類をランダム封入(大当たり林卓カードが出たら“林卓抱き枕”がもれなく当たるチャンス付!!)
12/3(土)埼玉・狭山市市民会館【FC限定販売公演】
12/11(日)石川・本多の森ホール
12/17(土)福島・郡山市民文化センター・大ホール
12/18(日)新潟・新潟県民会館
12/20(火)長野・ホクト文化ホール・中ホール
12/21(水)埼玉・大宮ソニックシティ
12/25(日)沖縄・沖縄市民会館
1/7(土)宮城・仙台サンプラザホール
1/8(日)宮城・仙台サンプラザホール
1/14(土)福岡・福岡サンパレスホテル&ホール
1/15(日)鹿児島・鹿児島市民文化ホール第一
1/21(土)香川・レクザムホール
1/22(日)高知・高知県立県民文化ホール・オレンジホール
2/3(金)広島・広島文化学園HBGホール
2/4(土)山口・周南市文化会館
2/10(金)秋田・秋田県民会館
2/12(日)岩手・盛岡市民文化ホール
2/19(日)熊本・荒尾総合文化センター
2/20(月)大分・ホルトホール大分
2/26(日)岡山・岡山市民会館
3/11(土)愛知・名古屋センチュリーホール
3/12(日)愛知・名古屋センチュリーホール
3/18(土)北海道・わくわくホリデーホール
3/19(日)北海道・わくわくホリデーホール
4/1(土)神奈川・横浜アリーナ
4/2(日)神奈川・横浜アリーナ
4/16(日)大阪・大阪城ホール
◆
6,500円(税込)
※全席指定 / 4歳以上
◆一般発売日
12-1月公演:10/29(土)
2-4月公演:11/26(土)
◆枚数制限
狭山市市民会館:2枚まで
その他の公演:4枚まで