世界屈指のアクションスターが激突 トニー・ジャー×ウー・ジン×マックス・チャン『SPL2』が邦題『ドラゴン×マッハ！』として公開へ

『マッハ!』シリーズで知られるアクションスタートニー・ジャーらが出演する映画『SPL2』（原題）が『ドラゴン×マッハ！』として1月7日（土）より公開されることが決定した。

『ドラゴン×マッハ！』は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のドニー・イェンとサモ・ハン（・キンポー）が共演したアクションノワール『SPL／狼よ静かに死ね』のスタッフが再集結した作品。『SPL』のウィルソン・イップ監督は製作総指揮にまわり、日本のコミックを映画化した『軍鶏 Shamo』のソイ・チェンがメガホンをとっている。物語には直接的なつながりはないものの、同作の続編的映画にあたる作品だ。
 

主役を務めるのは、『マッハ！』シリーズで世界中に名を知らしめ、『ワイルド・スピード SKY MISSION』でハリウッド進出も果たしたトニー・ジャー。驚異の身体能力で放たれる強力無比なムエタイアクションは本作でも健在だ。また、『SPL／狼よ静かに死ね』でドニー・イェンとアクション映画史上屈指の死闘を繰り広げたウー・ジンや、『イップ・マン3』（原題）でやはりドニー・イェンと互角の戦いを見せたマックス・チャンが敵役として出演するなど、現状世界最高レベルのアクションスターが競演を果たしている。また、『SPL』にも出演した香港の名優サイモン・ヤムが男気あふれる刑事役で出演。中華圏で絶大な人気を誇るルイス・クーが、冷酷な悪役で新境地を切り拓いている。

物語は、ムエタイの達人で正義心の強い看守チャイ（トニー・ジャー）が、タイ刑務所に投獄された潜入捜査官チーキット（ウー・ジン）と運命的な邂逅を果たすことで動き出す。チーキットは、偶然にも難病で苦しむチャイの娘の適合ドナーだったのだ。臓器密売組織の罠にかかり、殺される運命にあったチーキットの命を救うべく、チャイは避けられない過酷な死闘へと身を投じていく。 タイ刑務所の臓器売買をベースとした複雑な人間ドラマもさることながら、同作の魅力はやはりメインキャストが見せる圧倒的なアクションシーンだ。
 

刑務所では、囚人200人を相手にした長回しの大乱闘など壮大なスケールのアクションが次々登場する。また、トニー・ジャー×ウー・ジン×マックス・チャンの三つ巴で繰り広げられる超人的な戦いは、アクション映画史に残る凄まじいものに仕上がっているので必見だ。接近戦、銃撃戦、カーチェイスに至るまで技術の粋を結集して作り上げた様々なシークエンスで、本作のアクション監督ニッキー・リーは、香港のアカデミー賞にあたる香港電影金像奨の最優秀アクション監督賞を受賞している。

映画『ドラゴン×マッハ！』は1月7日（土）より「2017冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」としてシネマート新宿ほか全国順次ロードショー。