誰も教えてくれないMAJIでオシャレなBGM特集!vol.3

2016.11.4
コラム
音楽

runpes music library -DISC REVIEW-

 

ファッション、カフェBGMセレクターrunpeが提案するFASHION WITH MUSIC。誰も教えてくれないMAJIでオシャレなBGM特集! vol.3。

これをしっていれば、女の子とドライブにいっても「意識高い系」お洒落なBGMとして何気なく、かけてうんちくをサラッといえちゃう。

 

 

アーティスト  /     The Rockie Brown Band
タイトル     /      Brand New Day

エンターテイメントの聖地ラスベガスを拠点に、幼少期より活動する人気シンガ―、Rockie Brownを中心に結成された、10人の大所帯バンドによるデビュー・アルバム。
60年代から連なる王道ソウル、ファンクを軸に、ジャズにラテンにロックにレゲエ、様々なヴィンテージ音楽に触れ、それらをフュージョンさせるセンスは抜群で、90年代のアシッド・ジャズに近い熱を感じる。スムースで洒落たアップ・テンポなナンバーあり、腰にくる重厚で土臭いナンバーあり、そこにRockieのハスキーでパワフルな声が乗れば、まさにグル―ヴのテーマパーク。アルバム全体のこの上ない掴みと言っても良い、パーカッションとホーンに始まり、開放的な美メロが響き渡る1曲目の「Suddenly」はとりわけ突き抜けたナンバー。

▼「Suddenly」(※こちらはライヴ音源です)    

 

                            

 

アーティスト  /      The Suffers
タイトル     /       S.T..

テキサス発、女性シンガーKam Franklinと若手の敏腕演奏家たちによって結成された大所帯バンド、The Suffersのデビュー・アルバム。既にBillboardやSpinなどの大手メディアにも取り上げられており、ここ日本でもヒットの期待が高まる。
1960年代や70年代のソウルやファンクを基調としたトラディショナルな香りを存分に漂わせながらも、オルタナティヴ・ロックやレゲエ、ヒップホップなどの要素も取り入れた、若い世代だからこそのミクスチャー感覚が躍動する、現代的で間口の広い仕上がり。その中でもKamの歌声とビート・メイクの柔軟性と牽引力が放つ輝きは段違い。高いレベルで抜きん出ることが難しいシーンの中で、ここでしか味わえないグルーヴという明確な強みを持っている。

▼「Make Some Room」