森口博子、安彦良和監督と笑顔「ガンダムに育まれた30周年でした」
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『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターの安彦良和が手掛けた大ヒットコミックのアニメ化第4話『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』(11月19日公開)のプレミア上映会が、11月5日に東京オペラシティコンサートホールで開催。安彦良和総監督、声優の池田秀一、早見沙織、渡部明乃、喜山茂雄、潘めぐみ、主題歌を歌った森口博子が登壇した。
ゲストによる朗読劇やトークショーの他、森口は第4話の主題歌「宇宙の彼方で」他2曲を披露した。『機動戦士Zガンダム』の主題歌「水の星へ愛をこめて」で歌手デビューを飾った森口は「昨年30周年を迎えました。たくさんのシリーズを歌わせてもらって、ガンダムに育んでいただき、ファンのみなさんと共に歩めたことが幸せです」と感無量の様子だった。
シャア・アズナブル役の池田は、本作のアフレコについて「疲れました」と苦笑い。「オーディションを受けてエドワウからやらせていただきました。安彦良和総監督が『新たなスタンダードになるであろう』と単行本の帯に書かれていたので、実は久しぶりにプレッシャーを感じてました」と告白。
ララァ・スン役の早見も「今作が初めての登場ですし、とても緊張しました。アフレコ当日も足が震え、手に汗をかき、台本がしわしわになった収録で、いまもまだドキドキしてます」と紅潮しながらコメント。
潘は「いままで神秘的だと思っていたニュータイプの人たちもみんな人の子だったんだなと気づけた気がします」と満足気な表情を見せると、安彦監督は「そう感じ取っていただけたのがうれしいところで、作り手として手応えを感じています」と柔和な笑みを浮かべた。
本作は「シャア・セイラ編」の完結編。「運命の前夜」では、地球に向かったシャアが、不思議な力を持つ少女、ララァ・スンと出会う。また、月面のトワイライトゾーンで繰り広げられる人類史上初のモビルスーツの死闘も描かれる。【取材・文/山崎伸子】