坂口健太郎の天然ぶりに、『オケ老人!』監督が「びっくりしました」
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杏が映画初主演を務めた『オケ老人!』の公開記念舞台挨拶が11月12日にTOHOシネマズ新宿で開催され、杏、黒島結菜、坂口健太郎、笹野高史、左とん平、小松政夫、茅島成美、萩原利久、細川徹監督が登壇。細川監督から、天然エピソードを暴露された坂口が照れ笑いを見せた。
本作は、平均年齢、おそらく世界最高齢のアマチュア・オーケストラの笑いと涙に包まれる奮闘と青春を描く物語。坂口は、オーケストラをまとめ上げることとなる主人公・千鶴(杏)の同僚で、天然系のキャラクターの英語教師役を演じている。役作りにおいて坂口は「自分のなかでは、天然感を意識したわけではなかった」そうで、細川監督は「地なのかな」と坂口本人の持つ天然さが出たと指摘した。
「撮影が終わる寸前に、急に『クラシック好きなんですよ』という話を聞いた」と1か月ほどクラシック映画を一緒に撮影していながら、坂口がクラシック好きなことを明かしていなかったそうで、細川監督は「『そういうの、最初に言って。クラシックの映画やっていたのに、俺たち何も知らなかったよ』と。びっくりしました」とぼやき節。坂口は「そんな感じでしたね」と照れ笑いを浮かべていた。
杏は、「役そのままと言ってしまうと、『そんなことないよ』と思うかもしれませんが。ほんわかとしたキャラクターの方」と初共演となった坂口の印象を吐露。「でも私生活はストイック。家電がないらしい」と意外な一面を明かすと、坂口は「ちょっと文明人になってきました」と話し、会場の笑いを誘っていた。
一方の坂口は、撮影の合間にバイオリンの練習をする杏を見て、「ぼかぼかしたお昼に心地のよい音楽が流れてきて、素晴らしかった」と、あまりのうまさに「バイオリンをやっていた方なんだ」と思ったと言う。「でも、この役のためにバイオリンを始めたと聞いて。すごい驚きでした」と受けた刺激を語っていた。【取材・文/成田おり枝】