山本涼介初主演舞台、抱腹絶倒の鴻上尚史新作『サバイバーズ・ギルト&シェイム』が開幕

レポート
2016.11.14


2016年11月11日(金)より東京・紀伊國屋ホールにて『サバイバーズ・ギルト&シェイム』が開幕した。同日、同会場にて公開フォトコールと囲み取材が行われ、山本涼介、南沢奈央、片桐仁、脚本・演出の鴻上尚史が登壇した。

サバイバーズ・ギルトとは、戦場や災害などで生き延びてしまった人が亡くなった方々に対し、生きていることに罪悪感と羞恥心を感じるという意味を持ちます。

本作品は戦場で生き延びてしまった主人公の水島明宏(山本涼介)が故郷に帰り、自分は死んだと両親に伝える。成仏するためには映画を1本作らなければと言い張り、周囲を巻き込んでいく抱腹絶倒の爆笑喜劇になります。

公開されたシーンは水島の熱意に負け、母の瞳子(長野里見)と瞳子の再婚相手である岩本雄司(大高洋夫)、映画研究会の先輩である青山夏希(南沢奈央)が撮影の準備を進めている場面。そこに主人公の兄である水島義人(伊礼彼方)と上官の榎戸光典(片桐仁)が現れる。

公開フォトコール後の囲み取材は舞台衣装のままで登場。

主演の山本は自身の役どころについて「水島明宏は僕と同じ21歳で等身大の役なので、あまり役を作るという意識はせずに、その時に生まれた感情を大事にして演じるようにしています」とのこと。

すべての作品を含めて初の主演作となる山本は「責任感というものを感じました。台詞量もたくさん増えるのでちゃんと出来るのかなっていう不安はありました」とオファーが来たときの心境を口にした。

共演者の印象について山本は片桐に対し「変」と一言発すると、片桐からは「なんなん」と突っ込みが入る一幕も。その後すかさず山本が「アドリブが多くて、笑いを堪えるのがしんどいので」と芸人でもある片桐へのフォローを加えた。

南沢に対してハグのシーンもあることから「緊張します」と言えば、脚本・演出を担当した鴻上から「中坊か、お前は。もっとレベルの高いことを言え」と指摘が入れば会場は笑いに包まれた。

鴻上はそんな山本に対し「伸びしろがあるので、この1ヶ月のステージの中でもどんどんと成長していくんじゃないかな」と称賛。

山本は最後に「里見さんだったり大高さん含め、僕も20歳超えてこんな格好するのかっていうような格好をして、おもしろいことをしたり、少しうるっとくるような抱腹絶倒の喜劇です。120分間テンポよくて基本ずっと笑える作品になっています。そこに伊礼さんの歌声だったり、心にすごく響くような言葉もたくさん入っていて、サバイバーズ・ギルトという言葉を知らない人にもちょっとでも知ってもらえたらいいなと思います。そういうことで悩んでいる方に見てもらって、一歩進むきっかけにもなってもらえるような作品になってもらえればいいなと思います」と締めくくった。

『サバイバーズ・ギルト&シェイム』は11月11日(金)から12月4日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演される。

(取材・撮影/鈴木 唯)

公演情報
KOKAMI@network vol.15 『サバイバーズ・ギルト&シェイム』​
 
■日時:11月11日(金)〜12月4日(日)
■場所:紀伊國屋ホール

■出演
山本涼介
南沢奈央
伊礼彼方
片桐仁
大高洋夫
長野里美

 
■作・演出:鴻上尚史
■美術:松井るみ
■音楽:河野丈洋
■照明:中川隆一
■音響:原田耕児
■振付:川崎悦子
■公式サイト:http://www.thirdstage.com/

 
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