桑田佳祐 新曲「悪戯されて」MVに広末涼子、ドラマ仕立ての内容はまるで“歌謡サスペンス”

桑田佳祐の新曲「悪戯されて」のミュージックビデオに広末涼子が出演していることが明らかになった。

この「悪戯されて」は、桑田が自身のルーツである日本の歌謡曲の中から“東京”をテーマにした唄ばかりを集めてカバーした映像作品『THE ROOTS ～偉大なる歌謡曲に感謝～』(11月30日発売)に収録される唯一の新曲。タイトル通り“偉大なる歌謡曲に感謝”の気持ちを込めて作られた、歌謡曲テイスト満載の佳曲だ。ファンの間ではすでに好評を博しており、桑田のニューシングル「君への手紙」のカップリングとしても収録されることが発表されている。

そんな「悪戯されて」のMVがこのほど完成。70年代風のドラマ仕立てになっており、桑田が描く歌謡曲の世界を、女優・広末涼子が見事な演技と美貌で大いに引き立てている。

曲自体が昭和を感じさせる歌謡曲テイストになっていることから、「(当時を感じさせる)松本清張原作のドラマや映画の予告編のようなビデオにしてみたい」という桑田のアイデアから企画がスタート。そして、「せっかくやるならば、日本を代表するような女優の方に出ていただこう」ということで、広末に白羽の矢が立ったという。

実際に完成したビデオは、「悪戯されて」の歌詞を土台にして新たに創作された架空のストーリー。広末演じるクラブホステスの秀子が、男女の愛憎が渦巻く中、自分に課せられた運命を背負っていく……。そのドラマのストーリーと、タキシードを着て歌謡ショーの如く歌い上げる桑田の姿がより一層盛り上げていくというこの作品は、桑田の音楽世界が作り上げた“歌謡サスペンスビデオ”といえるだろう。

◆広末涼子コメント
オファーをいただいて、わくわくしました。桑田さんの世界観は、昔から大ファンで大好きなので。「悪戯されて」は〝THE 歌謡曲〟という感じの曲で、桑田さんの歌っている映像も70年代の世界観を出されていて、歌詞の世界観もなんとも言えない切ない感じでいて、でも客観的にとらえているストーリー性のある歌ということで、とても沁みました。