光る仏陀やオノ・ヨーコの作品も、寺院舞台の『回向』展
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撮影:忽那光一郎 ©P3 art and environment
『回向 ― つながる縁起』展が、10月12日まで東京・新宿御苑前のP3 art and environmentで開催されている。
曹洞宗萬亀山東長寺が主催、P3 art and environmentが企画する同展は、大乗仏教において「自ら修めた功徳を他者のために役立てる」という意味を持つ「回向」の考え方をテーマに据えた展覧会。「継ぐ」「結う」「紡ぐ」「響く」「繋ぐ」「続く」という6つの観点から回向を捉え、作品展示やトーク、音楽ライブ、ワークショップなど多彩なプログラムを展開する。
会場では、約5千本の光ファイバーで集めた自然光によって仏陀が輝くインゴ・ギュンターの新作『Seeing Beyond the Buddha』や、山城大督による映像作品などを展示。また、来場者が願いごとを書いた短冊を木に結びつけるというオノ・ヨーコによる参加型作品『念願の木』も展示される。来場者の願いごとは会期終了後にアイスランドに恒久設置されているオノ・ヨーコの作品『イマジン・ピース・タワー』に送られる。
また、東長寺の本堂では青柳拓次(LITTLE CREATURES、KAMA AINA)、evala、ウロツテノヤ子と観世流能楽師の津村禮次郎がそれぞれライブを行うほか、10月2日には「知恵の記録」をテーマにした石川直樹のトークが開催。各プログラムの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。
イベント情報
『回向 ― つながる縁起』
2015年7月11日(土)~10月12日(月・祝)
会場:東京都 新宿御苑前 P3 art and environment
時間:11:00~17:00(金曜および夜のイベント開催時は19:00まで)
休館日:火、水、木曜(9月22日~9月24日は開館)
料金:無料