『バンドやろうぜ！』生田鷹司、 小林正典、 蒼井翔太、 黒沢ともよが揃い踏み！ミニアルバム発売告知も飛び出した『BANYARO Fes』　

11月19日（土）、 東京・虎ノ門のニッショーホールにて、 『ハﾞントﾞやろうせﾞ！スヘﾟシャルイヘﾞント「BANYARO Fes」』が開催され、リズムゲームアプリ『ハﾞントﾞやろうせﾞ！』に登場するキャラクターの声優陣が一堂に会した。

『バンドやろうぜ！』はアニプレックス×ソニー・ミュージックが贈る「青春」×「バンド」をテーマとしたリズムゲーム。ゲームではBLAST（ブレイスト）、OSIRIS（オシリス）、Fairy April（フェアリーエイプリル）、Cure²tron（キュアキュアトロン）の4バンドが頂点を目指す。同ゲームは、リアルバンドでの活動も行なっており、 2016年6月からはバンドOSIRIS（オシリス）が精力的にライブを展開してきた。 

この日の出演メンバーは、 生田鷹司、 小林正典、 蒼井翔太、 黒沢ともよら、 『ハﾞントﾞやろうせﾞ！』内に登場するバンドでボーカルを務めるキャラクターの声優たち。リアルライブをのぞいては『バンドやろうぜ！』として初となる同イベントでは、 トークや朗読劇、 ライブを披露し、 “Fes”の名にふさわしい2時間となった。 

会場には多くの女性客が詰めかけ、 満員御礼の入り。 司会を務めたお笑いコンビ・ゴールドラッシュのどいちゅーからが呼び込み、 ゲーム内でキャラクターが身につける衣装をまとって、 生田、 小林、 蒼井、 黒沢がステージへ。 ボーカル担当の4名が揃うのは初めての機会だ。 生田は大勢の観客を前に「うおー！すっげぇ！」と素直な驚きを口にし、 蒼井は早速「今日はみんなにステキな魔法をかけてあげる！」と、 ゲームさながらの必殺セリフで会場を沸かせた。 

イベントはゲームコーナー『「バンドやろうぜ！」やろうぜ！』からスタート。 ゲーム難易度を抽選で決定した後、 実際に『バンやろ』アプリで好きな楽曲をプレイし、 「PERFECT」率が90％を突破すると、 演じているキャラクターの好物がプレゼントされるというルールだ。 蒼井は難易度「エキスパート」で「Storm flight!」、 小林は「ハード」で「Desire」の持ち歌をプレイ。 危なげなくコンボをつなぐ腕前に観客からは歓声が起きていた。 際立ったプレイを見せたのは生田。「エキスパート」で「Shout for life」を選択すると、 「俺、 手が震えてる！」と緊張感をにじませつつも、 曲中で「オーライ！」と観客とハモったり、 楽曲に合わせて歌ったりする余裕も見せながら、 大ラス付近までコンボを途切れさせない堂々のプレイ。 その指さばきに、 会場からは大きな拍手が贈られた。 結果としては唯一「イージー」でプレイした黒沢が「PERFECT」率90％突破となったが、 他の3名も普段から『バンやろ』を遊んでいることが目に浮かぶようなひと幕だった。

続いては『「バンド読もうぜ！」のコーナー』と題し、 この日のために書き下ろされたシナリオ「シークレットリハーサル」を生朗読。 メンバーの誤った伝え方により、 本番とは異なるライブ会場に到着してしまった4バンドのボーカルたち。 彼らは同じ境遇から意気投合するがライブの本番はすぐ間近。 そこで4人は各々のバンドメンバーになりきって、 迎えが来るまで順番にリハーサルをしてみるのだが……というストーリーだ。 

マイリー（黒沢）が「ドラムはどうすればいいの？」、京（小林）が「ドラムの進は、 生ガツオでぶっ刺してくれ」、さらにマイリーが「指示おかしくない!? 生ガツオでぶっ刺すってどういう状況!?」 と、 特設ウェブサイトで連載中のマンガ『バンやろ！一コマ劇場』でも引き合いに出されるほどのネタも拾っていき、 会場のファンからも大きな反応が。 「なりきり」部分では、 京（小林）にはみんなが優しい反応を見せたり、 逆にマイリー（黒沢）だけには厳しいツッコミが入ったりする設定に、 会場からは笑いが絶えない。 クオリティが高すぎる葵陽（蒼井）の女声っぷりには観客からも驚きの声。 キャラクターの性格を活かした、 終始にぎやかな掛け合いで楽しませた。 

朗読劇の最後には、大和（生田）が「全身全霊で、 吠えるぜ！ BLAST（ブレイスト）！」と声を上げると同時に、 ライブコーナーへ突入。まずは各バンドが2016年9月にリリースしたシングル収録曲を歌いつないでいった。

口火を切った生田は、 ボーカルを務めるバンド・BLASTの曲から「Dreamer」「objection」を繰り出すと、 会場は瞬時に沸騰。 BLASTはバンド「PENGUIN RESEARCH」の堀江晶太が楽曲を手がける、実力派のロックバンドだ。疾走感のあるサウンドに乗りながら、 生田は「お前ら、 こんなもんじゃないだろ!?」と煽り、 トップバッターの役目を果たす。

続いたのはOSIRIS。 2016年6月のリアルライブ以降、 OSIRISの顔としてステージに立ってきた小林は、 この日も担当キャラクターの「高良京がここにいる！」と言わんばかりのシンクロ率を見せる。 「Voice」「Into the Madness」と披露し、 ヘヴィーなロックサウンドでありながらも叙情感を誘う楽曲に、 会場はしばし聞き惚れていた。 歌唱を終え、 「ありがとう」と小林が伝えると、 観客からは黄色い歓声が届けられた。

 Cure2tron（キュアキュアトロン）のボーカルである黒沢がステージに姿を見せ「みなさん、 こんにちはー！ 盛り上がっていきましょう！」と告げてから、 バンド名の通りにキュートでポップなサウンドの「メガメガトロン」「Cutie Tune Up!」を響かせる。 Cure2tronのメンバーであるユキホの使用楽器にならい、 バックバンドもここはしっかりコントラバスで合わせていくこだわりっぷり。 サウンドを大切にする『バンやろ』の魅力が表れた一瞬だった。

「フェアリー！GO！」の掛け声と共に登場したのは蒼井。 率いるFairy April（フェアリーエイプリル）はライブパフォーマンスが売りというだけあって、 蒼井はハンドサインで観客のサイリウムワークを導きながら、 「Storm flight!」「スリルを頂戴」を披露。 「もっとステキな魔法をかけてあげるからね！ みんな声出してみようか！」と呼びかけるなど、 会場との一体感を高めるパフォーマンスでのせる。蒼井は歌い終えると「これで終わったと思うでしょ？……これからもまだまだ続くよ！」と告げ、 後方ビジョンに映されたFairy Aprilの『雨天決行ガムシャララ』のMVに合わせ、 イントロがスタート。再び、 蒼井がスポットライトを浴びながら歌い始めると、観客もすぐに再燃する。 

蒼井からバトンを受け、 黒沢が「ぐるぐるマジック」、 小林が「Darkness」、 生田が「Alternative」と、 現在はゲーム内だけで配信されている楽曲をメドレーしていく構成に。 ボーカル4名が揃い踏みしたからこその “響宴” に、 会場からは歓声があがっていた。 

ライブ後は再びメンバーがステージに揃い、 挨拶をすると共にエンディングへ。 まずは『バンやろ』最新情報が明かされていく。 2017年3月1日にミニアルバム『デュエル・ギグ！ vol.1』の発売が決定したことが発表された。同アルバムに新録楽曲、 オリジナルボイスドラマが収録され、 さらにミュージッククリップが特典DVDに収められることが発表されると、 観客からは期待に満ちた拍手が。 

また、 12月21日（水）には、 東京・吉祥寺CLUB SEATAにて、 OSIRIS主催ライブ『Darkness』が開催されるという。 キャストからの挨拶で小林がこのライブに触れ、 「これからも今以上の熱量をお届けして、 みなさんと共有したいと思っています。 ライブもさらに熱量を高めていきますので、 ぜひ遊びにきてください」と呼びかけた。 黒沢は「みんなの顔を見たら楽しくて、 あっとういまの時間でした！ また僕ともライブやろうぜ！」と笑顔を見せる。 蒼井も「次があるなら、 もっともっと大きな会場で、 そしていつかバンドメンバー全員が揃って、 何かができたら良いなと思っています」と、 今後の展開に期待を寄せていた。 最後には生田が「みんなが『バンドやろうぜ！』をプレイして、 曲を聞いて、 遊びにきてくれる。 そのつながりがあるからこそ、 僕らも前に進めていける。 今日ここでみんなに出会えたことは嬉しいし、 また絶対に会いましょう！」と伝え、 大きな拍手でこの日のイベントは終幕した。 

OSIRIS主催イベント第2弾『Darkness』前売り券は、本日11月20日よりイープラスより販売を開始している。